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【HOBBY Watch創刊特集】グッドスマイルカンパニーの多彩なプラモデル。「ブラックシンカリオン」、「エグゾフレーム」、「ライジンオー」の小説版!
2020年6月10日 00:00
人気デフォルメフィギア「ねんどろいど」シリーズをはじめ、ファンを魅了するフィギアやプラモデルなどを発売する「グッスマ」こと「グッドスマイルカンパニー」。今夏のオススメ商品は、成型色に一部を彩色することで、組み立てるだけでハイクオリティなモデルが完成する「MODEROID<モデロイド>」から3商品をピックアップ。
まずは「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボでも話題になった「新幹線変形ロボ シンカリオン」から、3つのモードに組み替え可能な漆黒の機体「ブラックシンカリオン」、Webアニメ「OBSOLETE(オブソリート)」に登場する素体メカ「エグゾフレーム」、「絶対無敵ライジンオー」の主人公メカ「ライジンオー」が、なんと小説「五次元帝国の逆襲」バージョンで登場。どれも購入意欲をかき立てるアイテムばかりだ。
MODEROID ブラックシンカリオン
9月発売予定
価格: 6,000円(税別)
アニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」は、放送終了と同時に「シンカリオンロス」と呼ばれる現象が起きるほどの人気作。人気の秘密は、JR監修という鉄道マニアも納得のリアリティのなかに「新幹線が変形してロボになり戦う」という非現実性を盛り込んだことや、勇者シリーズで彷彿とさせる熱いストーリー展開があるだろう。
ちなみに、基本的に運転士(パイロット)は子どもだけ(例外あり)で、適合率によって乗れるロボが決まったりもする。どこかで聞いたことのある設定だが、この設定を最大限利用して「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ回までやってしまうというのが、シンカリオンの凄いところ。これでハマらないロボファンはいないだろう。
今回モデル化された「ブラックシンカリオン」は、第18話より登場する漆黒の新幹線。モードシンカリオン(新幹線状態)は新幹線E5系に似たシルエットだが、随所はかなり異なる。また、「ブラックシンカリオン」は、ドラゴンと合体した「ドラグーンモード」や武器をすべて装備した「パーサーカーモード」にもなる。
商品では、「ドラグーンモード」と「パーサーカーモード」に組み替えられるパーツがすべて付属しているので、劇中同様の熱い展開でブンドドできる。とにかく、濃紺にも見える漆黒カラーとまばゆいばかりの金色、そして差し色となっている赤のコントラストが素晴らしい。コレクションに加えたい一品だろう。
MODEROID 1/35 汎用作業用エグゾフレーム(イエロー/グレー)
9月発売予定
価格: 1,636円(税別)
アニメ「OBSOLETE(オブソリート)」からは、に登場する素体メカである「エグゾフレーム」が登場。YouTubeのオリジナルアニメとして無料配信するという斬新なリリース方式に加え、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄(ニトロプラス)が原案・ストーリー構成、「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔が企画プロデュースという、まさに、彗星と楽園、太陽と流星とをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、これはロボットアニメの最高峰。
エグゾフレームとは、劇中に登場するメカでEXOFRAME(Enhanced Xenobiological Organic FRAME)の略。日本語では、強化型異星生物有機体構造体となっており、異星人との交易で提供されたテクノロジーを元に開発されたロボ素体である。この素体をベースに、国や企業がさまざまなカスタマイズを行っている。
今回モデル化されたのは、エグゾフレームの中でも一番シンプルな「エグゾフレーム素体」と「汎用作業用エグゾフレーム」の2体セット。汎用作業用のエグゾフレームは、操縦席周辺にフレームがある以外は素体と同じ。だから、ある意味で素体の2体セットといえる。改造素体としてはベストなので、オラエグゾフレームを作る人が続出しそうな予感のするキットだ。
なお、モデルはイエローバージョンと、グレーバージョンが発売される。イエローバージョンは、グッスマオンラインの限定カラーだ。
MODEROID ライジンオー<五次元帝国の逆襲版>
9月発売予定
価格: 6,000円(税別)
エルドランシリーズ第1弾「絶対無敵ライジンオー」は、勇者シリーズと並行して作られたサンライズ制作のロボットアニメで、光の戦士「エルドラン」が主人公たちにロボットを与え、地球を狙う五次元世界からジャーク帝国と戦う物語。主人公が小学生というのはよくあるが、5年3組のクラスメート全員が主人公チームになり、「地球防衛組」となるのが秀逸。
今回商品化されたライジンオーは、主人公「日向仁」がパイロットのメインメカで剣王、獣王、鳳王が「無敵合体」して誕生する。装備は、ライジンソードやライジンシールドなど。小説「絶対無敵ライジンオー 五次元帝国の逆襲」では、このライジンオーの背面にサークル状の装備や、強化されたライジンソードが加わる。
今回商品化されたライジンオーは、すでにMODEROIDで発売済みで、本体自体は基本的に同じもの。これに、強化されたライジンソードとサークル状のオプションを付け、本体やー部パーツに金メッキを使用していた。小説版は映像化されていないので、このモデルで懐かしい「絶対無敵ライジンオー」のその後の戦いを再現してはいかがだろう。
(C)プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・TBS、(C)PROJECT OBSOLETE 、(C)サンライズ