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【静岡合同展示会】アオシマ、「合体 アトランジャー」の試作品を出展! 組みやすく、カッコイイ、「合体シリーズ」の良さをそのまま受け継ぐ意欲作

11月8日~22日開催

会場:静岡ホビースクエア

入場料:300円(税込)※中学生以下無料

 「静岡モデラーズ合同展示会」ではイベントに合わせ、タミヤ、アオシマ、ハセガワの新製品が展示されている。アオシマの商品で特に注目なのが「合体 アトランジャー」だ。発売は2021年3月。価格は8,800円(税別)。できたばかりという商品見本を展示していた。

 40代以上の人はアオシマの「合体シリーズ」に思い出を持つ人は多いだろう。特に「ミニ合体シリーズ」は100円のプラモデルを4つ揃えると豪華なロボットやメカが完成するという魅力的なコンセプトに、お小遣いをやりくりして楽しんだのではないだろうか。「アトランジャー」はアオシマオリジナルのロボットであり、その独特なカッコ良さは、今でもファンが多い。

できたばかりの試作品が展示されていた。色分けされたパーツが組み上がる雰囲気に「合体シリーズ」のリスペクトが見て取れる。それでいて造形は最新の繊細なものだ

 そのアトランジャーがアオシマの最新作として復活する。非常に現代的なスマートなデザインに加え、美少女「穂鷹アトリ」のセットである。人気の高い“美少女プラモデル”のフォーマットを取り入れた意欲作だ。

 本商品は「合体シリーズ」へのリスペクトに満ち満ちている。シリーズ共通のフレーム構造と付属のジョイントパーツにより、自由なパーツ交換、組み換えを楽しめる。パーツは穂鷹アトリに組み込むこともでき、旧キット同様作り手のイマジネーションを広げて楽しむことが可能だ。

 そして今回試作品を前に実感できたのが「パーツ単位、素材単位のリスペクト」だ。「合体シリーズ」ははっきりした色分けと大きめのパーツ、接着剤を使わず組み上げることができるという「スナップフィット」の採用で低年齢の子供達にも組むことができた。子供達のことを考えながら、「子供だまし」ではない、カッコ良く、遊びごたえのあるその雰囲気をきちんと受け継いでいるのがわかる。

各所をチェック
武器もきちんと用意される
アトリの目はシールが用意される様だ。組み替え遊びも楽しそう

 試作品は開発者が1時間かからず気軽に組めたという。もちろん商品も同じ仕様となる。本格モデラーならばここから手を加えるだろうが、このシンプルに組み上げた姿は、合体シリーズそのままだ。受け継ぎつつ様々な所をアップデートする、アオシマだからこそ作ることができるアイテムであることを、試作品を前に改めて実感できた。