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【静岡ホビーショー】「V.F.G. マクロスF VF-25F メサイア ランカー・リー」公開!
「ダイナム超合金」、「ニンジーン」……ランカの歌とエピソードがてんこ盛りに!
2021年5月13日 21:36
- 発売日・価格未定
マクロスに登場する可変戦闘機「バルキリー」を美少女キャラクターが"装着"するアオシマのプラモデルシリーズ「V.F.G.(ヴァリアブルファイターガールズ)」の最新作が、「V.F.G. マクロスF VF-25F メサイア ランカー・リー」だ。発売日・価格は未定。
「V.F.G.」は昨今の流行である「美少女が装甲を纏うプラモデル」というテーマに加え、装甲がそのままマクロスの「バルキリー」の姿をしており、3段変形し、美少女とセットで遊べるというところに新しさがある。
オリジナルのバルキリーは、戦闘機形態の「ファイター」、中間形態の「ガウォーク」、人型ロボット形態の「バトロイド」に変形するが、「V.F.G.」は元ネタそのままのファイターから、女の子がバイクのようにまたがるガウォーク、そして体の各所にバルキリーを"纏い”、パワードスーツを着けたようなバトロイドになる。バルキリーの生みの親であるメカニックデザイナー・河森正治氏が監修を行なっており、エンジンがきちんと設定されていたり、そのクオリティの高さで人気を得ている。
これまでのシリーズでは女の子はオリジナルキャラクターだったが、今回、「マクロスF」に登場する「クラン・クラン」に続き、「マクロスF」のヒロインの1人、ランカー・リーの登場となった。会場でで担当者に話を聞いたが、「マクロスF」のランカのエピソードが詰まったとても楽しい商品となりそうである。
「V.F.G. マクロスF VF-25F メサイア ランカー・リー」のベースになるのは「ダイナム超合金」。ランカは劇中アイドルとしてデビューするが、デビュー当時はまともな仕事がなく、納豆やにんじんの着ぐるみを着て街角で歌いながら販売するようなこともする。「ダイナム超合金」は、劇中の主役機「VF-25」をモチーフにしたオモチャの宣伝ソングで、ランカはちゃんと3形態に変形する衣装を纏って歌う。
この変形を表現したランカの着ぐるみは無駄に凝っていて、ランカの体にVF-25のパーツが接続されているという「V.F.G.」を予見したような衣装なのだ。企画者はこのときのビジュアルを元に「V.F.G.」のランカのスーツをデザインしたとのこと。この「ダイナム超合金」を歌うランカの衣装のモチーフはVF-25F。これに合わせて「V.F.G.」のランカもVF-25Fとのセットになる。
また「V.F.G.」のVF-25Fの翼には「スピーカーポッド」が取り付けられている。スピーカーポッドは反乱を起こそうというゼントラーディ(巨人)の兵士の前に、ランカと、彼女を乗せたミシェルがVF-25Gで登場したとき装備していたもの。このスーピーカーポッドを使ってランカは歌を響かせ、反乱を起こそうとするゼントラーディー兵士を鎮める。そのエピソードを元に盛り込んだ装備だ。
さらにVF-25の機体の下に吊り下げているものは本来は銃身を束ねた「ガトリングポッド」なのだが、明らかに原作より太い。これは「ニンジンポッド」なのだという。ランカが巨大なニンジンそのままの着ぐるみを着て歌った「ニンジーン」から発想を得た装備だという。
企画者と河森氏は「V.F.G.」に極力戦闘のイメージは持たせたくないという想いを持っている。劇中の強力な戦士であるクラン・クランをモチーフにしたもの以外は、「レース」など戦闘とは違うイメージを持たせている。「V.F.G. マクロスF VF-25F メサイア ランカー・リー」はまさに、「ダイナム超合金」を歌うためのステージ衣装のような、このVF-25Fを使ってコンサートをするようなイメージを託している。
そのため「ニンジンポッド」にはユニークなギミックを盛り込んでいるとのことだ。「V.F.G. マクロスF VF-25F メサイア ランカー・リー」はまだ初期の試作品の段階で、彩色することで具体的なカラーリング、そして各種ギミックも今後明らかになっていく。そうすることで「アイドルのランカのV.F.G.」というイメージをもっと具体的に提示していくとのこと。今後に注目したい。