ニュース

【静岡ホビーショー】80年代のレーサーレプリカブームを駆け抜けた「カワサキ KR250」が、1/12スケールのプラモデルでハセガワより発売!

7月17日発売予定

価格:3,960円(税込)

 ハセガワといえば航空機のプラモデルが有名だが、そのノウハウを生かしたスケールモデルも多数発売していて、近年は1/12スケールのバイクモデルも人気を博している。今回完全新規の金型で、7月に発売を予定しているのが、この「カワサキ KR250(KR250A)」だ。

「カワサキ KR250(KR250A)」。7月17日発売予定。価格は3,960円(税込)

 1980年代より訪れたバイクブームの主役となった、レースバイクを公道走行可能な仕様で一般発売した「レーサーレプリカ」の中で、その初期に存在感を表していたマシンで、同名のWGPレーサーからメカニズムと名前を継承。2個の気筒を前後に並べた水冷2ストロークタンデムツイン形式のエンジンや「R.R.I.S.(ロータリー&リードバルブインテークシステム)」と呼ばれる吸気方式など、独自の技術により高いパフォーマンスを誇っていた。

未塗装で組み立てた状態を再現した試作品。実車のように作るには塗装が必要となる
こちらは塗装を施している制作段階の見本。見えないところまで作り込んであるので、カウルがない状態でも楽しめる

 キットはもちろん実車を徹底的に取材して設計。ハセガワのスケールモデルらしい、造形へのこだわりが詰め込まれていて、タンク裏のモールドやシートの下の工具入れなど、組んでしまえば見えなくなってしまうようなディテールも忠実に再現している。これによりカウルを外した状態で組み立てることも可能だ。

グレー成型の試作品。かなり細かいところまで造形されていることがわかる
シートやタンクなどの裏側にもモールドがある

 カウルやタンクはカワサキのバイクの象徴であるライムグリーンで成形。新規金型のキットなので、ハセガワの技術により作りやすく設計されてはいるものの、どちらかといえばディテールの精密さを重視していて、1/12スケールながらパーツ数はかなり多い。組み立てることで実物の構造を知ることができる、プラモデルならではの楽しさを、このキットで味わってみたい。

プラパーツは5色成型。クリアーパーツやメッキパーツもある
さらにリアルに仕上げられるステンレス製エッチングパーツのブレーキディスクも同時発売