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【クリスマスフェスタ】多彩なモチーフと、優れた技巧、モデラーたちの力作が一堂に会す「Shizuokaプラモクラブ合同作品展」
2021年12月11日 20:59
- 【クリスマスフェスタ2021】
- 12月11日、12日 開催予定
- 開催時間:
- 11日10時~17時
- 12日10時~16時
- 入場料:無料(事前予約の必要あり)
- 会場:ツインメッセ静岡 北館/南館
今回の「クリスマスフェスタ2021」の目玉の1つが「Shizuokaプラモクラブ合同作品展」だろう。様々なクラブ、同好会、団体の作品が出展され、その技巧を楽しむことができるのだ。
実は例年の「クリスマスフェスタ」ではこういったモデラーの展示はなく、11月に行なわれるタミヤ単独の「タミヤフェア」などで出展があったとのこと。そして何よりも発表のメインは毎年5月に行なわれている、静岡ホビーショーが毎年のモデラーたちの楽しみであった。しかし結局2年発表の場がなくなってしまった。
今回は様々な作品を写真でお見せしたい。撮影をしながらモデラーたちの製作や発表の話も聞くことができたので、併せて紹介したい。
出展されている模型のモチーフは非常に多彩で、見応えのあるものばかり。静岡は模型の同好会やクラブなども多い。静岡駅の駅前にある市の施設「静岡ホビースクウェア」は月に一度同好会で交流の場に使うといった動きもある。また生涯学習教室でプラモデルの作り方を説明しているなど、プラモデル人口を広げる動きも活発だ。
ただ、同好会などで集まる場合、初心者が上級者に教えてもらうということはあまりなく、皆独学でプラモデル技術を磨いているとのこと。集まって話すのは主に情報交換。「このキットがいい」、「この塗料はよかった」というように自分がよかったものを教えることで、取り入れる人は参考にするし、層でなければ気にしない。自分の技量を磨いている人が多いのではないか、ということだ。
それでも「技術を教え合う」という熱意のある人もいて、会場で自らのテクニックを実演する団体もいた。質問するモデラーも非常に熱心で、向いている塗料や、筆の使い方、そのテクニックは現実のどのような状況での塗装になるのか、といった非常に濃い話などもしていて、横で聞いていてもとても楽しかった。
そして、結局こういった展示会こそがモデラーの交流の場になるという。感心する作品を作るモデラー、その団体の雰囲気が気に入る、作品の思考が自分に合う、など"出会い"を求めているモデラーにとって、展示会はまさに"理想の場所"を見せてくれる場になる。モデラーたちの作品こそが話しかけるきっかけになり、交流が深まるとのことだ。
特に静岡ではホビーショーを9月に開催を予定し、モデラーたちの出展を直前まで準備しての中止というところでモデラー側も出展側もとても残念だったという思いもあるという。今回、2年ぶりの発表の場が設けられ、モデラーたちが交流している姿は、とても楽しそうだった。新型コロナウイルスの状況はまだまだ先が見えないところもあるが、皆が気軽に交流できる状況がもっと多くなって欲しい。