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【おもちゃショー】アリエナイ合体の中に詰まった独自の世界観。合体変形玩具「ユニトロボーン」レポート
2022年6月17日 00:00
- 【「ユニトロボーン」シリーズ】
- 7月23日 発売予定
- 価格:1,155円~2,255円(税込)
バンダイは、ホビーイベント「東京おもちゃショー 2022」にて合体変形玩具「ユニトロボーン」を出展した。
本商品はアップルやロブスター、タクシー、ツリーなど身の回りでみかけるモノが合体変形する玩具となっている。ジョイントを繋げることで、スプリングが作動して瞬時に変形、一部パーツを展開することでロボット形態となる。
それら合体変形ロボだけでなく、合体ソングが楽しめる「UTA-ZO」も登場する。
また、「ユニトロボーン」はバンダイが展開するオリジナル合体ロボット「マシンロボ」シリーズの最新商品でもある。
これまでの「マシンロボ」シリーズでは、戦闘機や自動車などが変形、合体して巨大ロボとなる玩具だった。
担当者によると、ロボット掃除機「ルンバ」やソフトバンクの人型ロボット「Pepper」など実際のロボットがある現代だからこそ、これまでの所謂“正統派”なモチーフから離れ、玩具史上でも合体したことがないモノを選んだとのこと。
そのため合体元となるモチーフの造形にもこだわりが詰め込まれている。例えば、ロブスターはハサミのグラデーションやゴツゴツした甲羅が丁寧に造形され、アップルも単なる丸型ではなく少し角張った部分など細かな表現が施されている。
加えてロボット形態のカッコ良さもしっかりと作りこまれ、変形の驚きとデザインのカッコ良さも魅力的だ。
「ユニトロボーン」の合体元は同じ色で合わせたものとなっている。これは直観的に色で合体する者同士がわかるようにとのこと。
一方で「ハンバーガー」と「ブルドーザー」が合体する「ユニトロボ ブルドーザーバーガー」は現実では「ハンバーガー」と「ブルドーザー」では大きさが違う者同士の合体があるのも特徴だ。
担当者は、開発当初このスケールの違いにぶつかったが、大きさを忠実に合わせると合体の幅が狭くなるため、思い切って大きさの概念を取り払ったとした。それがアリエナイ合体の要素を構築するとともに、インパクトのある合体変形を実現した玩具だろう。
また、合体ソングで周りにある“あらゆるモノ”を合体させる「UTA-ZO」が「ユニトロボーン」の世界観を形作っている。
合体したロボット形態は、それぞれ“音”をイメージした造形が見えるようになる仕組みとなっている。ロボットの目元が音符になっていたり、イコライザーのような模様が見えるようになるなど共通の世界観がわかる。
また、同じ色の合体だけでなく、他の「ユニトロボーン」との合体も可能。共通ジョイントによって様々な組み合わせが可能で、スプリングギミックの展開も発揮される。
アリエナイ合体でオリジナルの変形合体を楽しむこともできる。
奇抜なアイデアだけでなく、変形合体のギミックのこだわりやロボット形態で見えてくる独自の世界観。遊ぶことで発見と驚きが溢れてくる「ユニトロボーン」の今後の展開に注目したい。
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