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タミヤ新製品、4WDRCバギー「イグレス ブラックエディション」公開!
1989年のタミヤ4WDRCバギーの最高峰を、ブラックボディで復刻
2022年8月3日 19:29
- 【イグレス ブラックエディション】
- 秋以降発売予定
- 価格:未定
タミヤは7月31日の配信番組「タミヤRCライブ」において、秋発売の新製品「イグレス ブラックエディション」の情報を公開した。本稿では番組内で言及されたポイント共に、新製品のベースとなっているオフロードRCバギー「イグレス」から紐解いていきたい。「イグレス ブラックエディション」の発売日は秋以降を予定し、価格は未定。
「イグレス」は、1989年に発売されたタミヤのオフロードRCバギー。1988年に4WDRCバギーの最高機種として1988年に登場した「アバンテ」をベースに、レース専用車として部品の素材までこだわって設計されたマシンである。F1や航空機に使用されていたカーボンプレートを採用し、ボールデフや大容量オイルダンパー、軽量で高価なチタンビスまで使用し、軽量化と耐久性のアップを図った。当時の最高の技術を結集した4WDRCバギーといえる製品だ。
1989年に発売されたイグレスの本格的なレース仕様はRCファンを魅了し、高い人気を誇り、2013年に復刻販売されている。復刻版では材質の変更でさらなる剛性を獲得。駆動系で最も酷使されるユニバーサルシャフトは、現在のTRFシリーズと同じ構造を取り入れ、滑らかな駆動と高い信頼性を実現している。現在主流のブラシレスモーターにも対応するといった改修が施された。
「イグレス」はタミヤのファクトリーレーシングチームTRF(Tamiya Racing Factory)所属の前住諭氏が中学生の時にドライバーとして開発に関わっていた思い入れの強いマシンだという。「イグレス」は1989年の全日本選手権で4位入賞を果たすが、このときのドライバーこそ前住氏だった。番組では前住氏の思い出も聞くことができる。
今回発表された「イグレス ブラックエディション」は、ボディを黒い色に変えたリニューアルモデルとなる。基本的な設計は1989年モデルと同じものだが、2013年バージョン同様、最新技術による改修が施されることが予想される。具体的な情報開示は今後とのこと。「タミヤ4WDRCバギーの最高峰」という伝説のマシンの新モデルということで注目したい。