【模型ホビーショー】コトブキヤ、「トルハコ」を実演展示。好みの背景シートを選べる、調光可能なLEDを採用した折り畳み式の撮影ボックスだ

　全日本模型ホビーショーのコトブキヤブースの一角に、同社が発売予定の撮影ボックス「トルハコ」の体験コーナーが設置されていた。小さく折り畳んで収納できる、LEDライト内蔵の撮影ボックスで、コトブキヤは現在抽選による先行販売を募集していて、予価よりも安価で購入が可能となる。

コトブキヤの「トルハコ」体験コーナー

「トルハコ」。発売日未定。価格は20,000円（税込）。現在抽選を受け付けている先行販売分50台は15,000円（税込）となる

　コトブキヤと専属カメラマンによる共同開発により、企画が進められているこの「トルハコ」。本体は幅約41cm 、奥行約53cm 高さ、約60cmの折り畳み式のボックスで、組み立てた状態で上面にLEDライト付きのディフューザーを設置し、付属の背景シートを取り付ければ設置完了だ。メーカーでは15cm程度のホビーアイテムの撮影を推奨している。

ボックスは各辺に面ファスナーが取り付けられ、簡単に組み立てられる

ボックスの端に取り付けられるレフ板も2枚付属している

　LEDライトは明るさだけでなく、色温度の調光ができるのが大きなポイントだ。暖色と寒色（色温度3200K～5600K［±100］）で写真の雰囲気はずいぶん変わり、好みのシチュエーションの撮影が可能だ。

LEDライトを内蔵したデフューザー。ボックスの上に載せる

デフューザーは数本の4本の柱で固定されていて、畳むときは中央のマグネットを外して折り曲げる

LEDライトがデフューザー内部にあり、光が全面から投射される

LEDライトの調光器。明るさと色温度をデジタルで表示。バッテリーのスペースもあるが、現在は外部電源からのみの給電となる

寒色と暖色を変更して撮影した例。被写体や背景などで変えるといい

　もう一つポイントとなるのが、背景シートだ。今回の先行販売では20種類の中から好きなものを3枚選ぶことができ、発売後は毎月6種類が販売されていく予定とのこと。現状はシンプルな単色とグラデーション柄、そしてフリー素材を使用した写真柄が用意されているが、将来的にはコトブキヤが契約している版権作品ものの背景柄なども作れるのではないかと同社スタッフは話していた。

壁紙は奥の壁にスナップで固定されている

先行販売分の背景シート。景色があるのも楽しい

被写体に合わせて背景を変えれば、雰囲気もバッチリだ

　コトブキヤでは現在この「トルハコ」の先行受注分50台の抽選を10月3日まで募集していて、当選者は予価20,000円（税込）を15,000円（税込）で購入することができる。また現状は未定となっているが、一般販売される可能性もあるとのことだ。