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静岡ホビーショーに第二会場があった!? 帰る前に立ち寄りたいオタクな酒屋 鈴木酒店【#静岡ホビーショー】

【鈴木酒店】

住所:静岡市駿河区豊原町9-20

営業時間:9:00~20:00、日曜日9:00~19:00

 静岡駅から静岡ホビーショーの会場であるツインメッセ静岡へ向かう道中、住宅街のなか突然の萌えグッズで来客を出迎えているのが「鈴木酒店」だ。店内には地元静岡の日本酒やクラフトビールをはじめ、アニメに登場した銘柄や、キャラクターコラボした商品など、店長が厳選した多種多様な酒類が販売されている。

【鈴木酒店】
ツインメッセから徒歩で約8分

 そんな鈴木酒店は、“ホビーショー第二会場”を自称している。これにはあるコラボ商品が関係している。それがこの3種、「ガデ子酒」、「ニパ子酒」そして「あおこ酒」だ。

【第2会場!?】
店舗前にはホビーショー第二会場と書かれた看板
【萌酒シリーズ】

ガデ子
『AK-GARDEN(エーケーガーデン)』という可動キット、ガレージキット、ミニドールやミニチュアといった立体創作物の展示即売会の元マスコットキャラクター。現在はフリーランスでホビーコンテンツを応援する、模型界の地下アイドル活動を行っている。

ニパ子
作業工具専門店、ゴッドハンド株式会社が製造、販売するプラモデルの「ゲート」処理専用ニッパー、アルティメットニッパーの萌え擬人化キャラクター。「Project NIPAKO」としてキャラクター展開を行っていたが、2020年に活動の停止が発表され話題となった。活動が停止した今も多くのファンに愛されている人気のキャラクター。

あおこ
静岡のプラモデルメーカーアオシマ(株式会社 青島文化教材社)の裏マスコットキャラクター。毒舌キャラとしてtwitterのあおこアカウントで活動を行っていたが、2022年よりあおこのアカウントはアオシマに変更されて運用されることが発表された。マスコットキャラクターとして隠居するつもりはなく、新生あおことしての復活を諸々画策中とのこと。

 そう、模型好きなら一度は目にしたことがあるキャラクター達のコラボ酒がここでは買えるのだ。そのため、知っている人はホビーショーを楽しんだあとに、鈴木酒店に寄ってお酒を買って帰るまでがセットとなっているそうだ。本稿では、静岡ホビーショーレポート番外編として、鈴木酒店を取材した。

【鈴木店長】
オタク歴40年以上という鈴木店長。現在は鈴木酒店の3代目としてお店を切り盛りしながら、YouTubeではvTuberとしてレトロゲームの実況配信を行うなど、幅広い活動をしているYouTubeチャンネル:オタクな酒屋

――いつ頃からオタクな酒屋を始められたのですか?

鈴木店長: この酒屋自体は昭和元年(1926年)からやっていて結構長いのですが、オタク方向にシフトしていったのは10年くらい前からですね。私が店長になったのが15年くらい前なんですが、それ以前は東京の方でデザイン系の仕事をしていました。おかげでラベル作りなども自分でやることができたので、今販売している静岡萌酒綺譚などの萌酒シリーズへと繋げることが出来ました。そこからいっきに動いていった感じですね。

【静岡萌酒綺譚】

――静岡萌酒綺譚について教えていただけますか?

鈴木店長: こちらは私がお付き合いのある静岡の酒蔵さんのお酒を使用させてもらっている当店のオリジナル商品です。ラベルの方は私が考えていて、お酒の味の種類でキャラクターの特徴をつけています。例えばさわやかな味わいのあるお酒にはボーイッシュなキャラクターや、優しい味わいのあるものには癒し系やお姉さん系のキャラクターなど。ただ、私自身は絵心がないのでキャラクター設定をお伝えして、絵師の方に依頼しています。こちらは現在7種類ありまして、それぞれ特徴をもった静岡のおいしいお酒なので、自信をもってお勧めできる品です。

――ホビーショーに来られている方がよく購入する人気商品とかありますか?

鈴木店長: やっぱ模型繋がりの商品が強いですね。「ガデ子酒」、「ニパ子酒」「あおこ酒」の3種がよく出ますね。あとは当店オリジナルの「しぞ~か★おでん」というレトルト商品があるのですが、これも思い入れが強いですね。静岡の特色である黒はんぺんや青のり、黒いスープなど静岡のおでんが楽しめるものになっています。キャラクターも黒にちなんだ子になっています。

【人気商品】

――店長のおすすめしたい日本酒の銘柄はありますか?

鈴木店長: もちろんありますよ!志太泉(シダイヅミ)の特別本醸造がすごいですね。特別本醸造なのに大吟醸レベルなのでほどよくスッキリでおすすめですね。あとは天虹(テンコウ)ですね。夏向けのお酒で味わいはスッキリ爽やか、ほんのりとメロンのようなフルーティーな香りもする感じで是非呑んでみてほしいですね。あとは日本酒とはちょっと違うのですが、このみりんですね。静岡でつくられている飛鳥山(アスカヤマ)という純米本みりんなんですが、このまま呑んでもおいしいみりんなんですよ。料理される方はこれを1回使ったらハマると思いますね。

【オススメ日本酒】
志太泉(シダイヅミ)特別本醸造
天虹(テンコウ)
純米本みりん飛鳥山(アスカヤマ)

――最後に読者に伝えたいことはありますか?

鈴木店長: 自分が味わってみておいしいと思ったものや、地元静岡の商品をたくさん紹介していきたいをコンセプトにしているので、よければぜひお立ち寄りください。

――ありがとうございました。

【オススメアイテム】
アニメやゲームに関係しているお酒たち
同じ町内にある鋳物メーカーのレッツ&ゴーコラボ箸置き