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「真・女神転生」の悪魔や「がんばれゴエモン」など一般ディーラーブースのゲーム愛に満ちたアイテムたち【#ワンフェス】
「スペースハリアー」からまさかのマンモス
2023年7月31日 15:30
- 【ワンダーフェスティバル2023[夏]】
- 開催期間:7月30日10時~17時
- 開催場所:幕張メッセ国際展示場1~8ホール
企業ブースで最新の商品をいち早く自分の目で見られるのが「ワンダーフェスティバル」の楽しみの1つな訳だが、ワンフェスを十二分に堪能するならば“一般ディーラーブース”の散策は欠かせない!
一般ディーラーとは、その名の通り一般のクリエーターが自らの手で作ったアイテムを販売しており、メーカーから発売されないようなマイナー路線の作品や売れ線からすこし外れているアイテムなど“作り手の愛に満ちた作品に出会える”のだ。
そして今回、レトロゲームファン感涙のアイテムを目撃することができたので、紹介していきたいと思う。
セガマニアにはたまらない「ファンタジーゾーン」&「スペースハリアー」フィギュア
まず最初に出会ったのは、セガの名作シューティングゲーム「ファンタジーゾーン」の主人公・オパオパとウパウパのソフビフィギュアだ。
「ファンタジーゾーン」がアーケードで稼働していたのは1986年。今から37年も前の作品で、シリーズ展開が止まっていることもあって、フィギュアメーカーから発売されるのは難しいキャラクターだ。
そんな企業ではできないことも、作り手の作品愛があればこそこうして立体化が実現している。そしてそういった作品を求めているファンは必ず存在し、その証拠に一部の商品は売り切れとなっていた。
オパオパの隣には、同じくセガの「スペースハリアー」に登場する敵キャラのマンモスもデフォルメで立体化されていた。「ソニック」でも「アレックスキッド」でもなくまさかのマンモス。このチョイスにマニア心を大いにくすぐられた。
マンモスは残念ながら今回はサンプルのみで販売はされていなかったが、セガファンとしては手に入れたいアイテムである。
インパクトがすごい! 令和にまさかの「がんばれゴエモン」!
次に、目撃した瞬間に即足が止まったアイテムは、KONAMIの名作アクションゲーム「がんばれゴエモン」のフィギュア。メインキャラクターのゴエモン、エビス丸、サスケのカラフルな3人がショーケースに並べられていたのだ。ゲームの雰囲気を忠実に再現しており、そのクオリティの高さに正直驚いた。
こんな素晴らしい商品、脳で考える前に即購入――というところだったのだが、筆者が目にした時にはすでに全種類が完売となっていた。今回、かなりの数を持ってきたそうなのだが想像以上の反響だったとのこと。
何十年も昔のキャラクターが今なお愛されていることに、不思議と喜ばしい気持ちになってくる。
悪魔絵師が生み出した「真・女神転生」の悪魔を忠実に立体化
最後にお目にかかったのは、今なお続くアトラスの看板RPG「真・女神転生」シリーズに登場する悪魔たちだ。悪魔絵師の異名を持つイラストレーターの金子一馬氏がデザインした、ダークなカッコ良さに満ちた悪魔を忠実に立体化している。
クオリティの高さもさることながら、悪魔のチョイスがシブ過ぎる。ゲームでは物理反射で初見プレーヤーを泣かせのギリメカラ。「真・女神転生if」では最高の経験値稼ぎでお馴染みのアンリ・マンユ。そしてスライム系が3種類。
「メガテン」の悪魔と言えば、ジャックフロスト、ピクシー、ケルベロスなどの王道どころに行きがちだが、そうではないこの通好みのラインナップ。これだけで作者が本当に「メガテン」が好きなのが伝わってくる。
一般ディーラーブースでは、このような企業ブースには無い“思いがけない出会いや楽しさ”があるのだ。