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京商のミニッツ新シャーシ「MR-04EVO2」は、モーターの回転数の感知や精度を上げた部品など、最新技術の結晶だ!【#全日本模型ホビーショー】
2023年10月1日 15:47
- 【第61回 全日本模型ホビーショー】
- 開催期間:9月30日~10月1日(業者招待日:9月29日)
- 会場:東京ビックサイト(南1,2ホール)
- 入場料:1,200円(中学生以下:無料)
今回の京商ブースで強くアピールされていたのがRCカー「ミニッツ」の「MR-04EVO2 シャーシセット」である。ミニッツのハイエンドモデルシャーシが14年ぶりに「MR-03」からフルモデルチェンジしたという。モーターによる3タイプがあり、12月発売予定。価格は各29,700円。
ミニッツは全長約18cmの小型RCカー。ミニカーのような外見だが、ステアリングやスピードコントローラーなど通常のRCカーでは別部品で組み立てるところをシャーシに一体化している。「レディセット」といった買ってすぐ遊べるものから、レース向けの様々な機能を盛り込んだハイエンドまで種類があり、モーターやダンパーといった部品も交換して自分好みにカスタマイズ可能だ。
「MR-04EVO2 シャーシセット」はレース向けのハイエンドモデル。それまでの「MR-03」との最大の違いは使用するブラシレスモーターがセンサー付きになったとのことだ。センサーにより回転数を常にモニタリングし、操縦者のアクセルワークに瞬時に応える。
従来のものはセンサーが内蔵されてなかったので擬似的な制御だったが、「MR-04EVO2 シャーシセット」では的確に操縦者の意思に応えられるようになった。聞くとすごい技術のように聞こえるが、現代のハイエンドのRCカーでは求められている機能とのこと。その機能をミニッツで実現できたのが注目ポイントというわけだ。
部品の配置の見直しも行われている。バッテリーの位置が低重心となり安定性が増した。新型フロントサスペションにより、正面から車をまっすぐ見たときのタイヤと地面の角度を示す「キャンバー角」の安定性の向上。スプリングの交換によるサスの堅さの調整もしやすくなる。全体的なクリアランスも向上しているとのこと。
ミニッツと通常サイズのRCカーの大きな違いは「タイヤのグリップ感」とのこと。通常のRCカーの感覚で走らせるとステアリングがクイックで感覚の違いがある。操縦者はもちろんそれを体の感覚で補正していくのだが、精度を上げがたつきを抑えた設計は操縦者の意思により正確に応えるものとなっている。
さらに受信ユニットを交換することで様々な操縦機に対応可能となっている。操縦機もハイエンドなものは多彩な機能を備えているが、アクセルワークやハンドリングの微妙な感触でもドライバーの好みがある。「この操縦機を使いたい」というユーザーの要望に応えたものとなっているとのこと。
オプションではPCでセッティングパラメーターを設定し、車体にそのパラメーターを反映できる「I.C.S.セッティング」が可能となるUSBアダプターへの対応や、走っているときの自車の姿勢をより正確にモニタリングする「ジャイロユニット」も搭載可能となっており、最先端のRCカーの機能を体験できるシャーシとなっている。コアなミニッツレーサーには特に気になるシャーシだろう。
そしてこのハイエンドシャーシが出ることで標準的なシャーシにもどの機能を反映すれば良いか、ユーザーが求めるかが明確になるところも見逃せないポイントとのこと。「MR-04EVO2 シャーシセット」はミニッツの進化そのものを牽引する存在なのだ。