カスタマイズに優れた「1/10RC XM-01 PRO シャーシキット」、簡単な組み替えでホイールベースを変更可能【#静岡ホビーショー】

　タミヤの新シャーシ「1/10RC XM-01 PRO シャーシキット」は、砂地などのダートコース向けのラリーシャーシだ。6月22日発売予定で、価格は34,100円。

　本シャーシは非常にコンパクトにまとまった4WDシャフトドライブのシャーシ。アルミオイルダンパー、フルベアリング、オイル封入式ギヤデフを装備したパーツにもこだわりを感じさせる中級者向けシャーシキットである。

「1/10RC XM-01 PRO シャーシキット」はダートコースを走るためのラリーカー向けシャーシ。オフロードほどきつくはないが、砂やほこりのある路面を想定している

　大きな特徴としては高いカスタマイズ性があり、リヤセクションの組み替えで3種類のホイールベースが選択できること。シャフトの長さも調整できるようになっている。「ミドル」と「ロング」のホイールベースの場合、取り付け位置を動かすだけで調整ができる。「ショート」の場合は専用のギアボックスとシャフトが用意されている。

　ホイールベースを変更するというのは、表現する車が選べると言うこと。RCカーは実際の走行機能を集約したシャーシと、様々な車をモチーフとしたボディに分かれる。ボディはRCドライバーにとって「走るイメージ」をもたらす重要なパーツだ。ホイールベースが狭いコンパクトでキビキビと走る車。ホイールベースが長めの走行時の安定性を重視した車、「1/10RC XM-01 PRO シャーシキット」は後部のギアボックスの位置を移動させることで、様々なボディに対応するのだ。

大きな特徴は後部のギアブロックを動かすことでホイールベースを伸張できること。この機構により様々なボディに対応できる

このようにギアボックス部分を本体から離れた位置で固定できる

ショートにするには専用のギアボックスとプロペラシャフトが用意されている

ミドル、ロングはパーツの位置を動かして調整可能

ギヤデフの交換による駆動配分が可能

　さらに車高もローポジションとハイポジションに変更可能。砂のあるダートコースでもより安定した路面ならばスピード重視のローポジションに。小石が混じるような荒い路面ならハイポジションで路面に合わせた調整も可能。様々な状況に合わせたカスタマイズが楽しめるシャーシなのだ。

　シャフトドライブはアクセルワークがダイレクトに伝わる操作性の高さと、加速の良さが魅力だ。対してベルトドライブはフリクションコントロールがしやすく、コーナーワークでの冗長性がより体感的に行える。シャフトドライブ4WDである「1/10RC XM-01 PRO シャーシキット」はキビキビした走りと、万が一車内に小石などが入るようなトラブルにも強い構造と言える。防塵性を強化するポリカーボネート製のシャーシカバーも同梱されている。

会場ではカスタマイズ例として、様々なカスタマイズを組み込んだものも展示

使用したカスタムパーツ

青いパーツはカスタムパーツとして視覚的にもわかりやすい