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コトブキヤ、2024年6月期 第3四半期決算資料を公開。 国内プラモデルの売上が約42%減で純利益も約65%減少
主要因は円安と高インフレ環境に伴う原材料費上昇などに伴うコスト上昇
2024年5月16日 19:21
- 【コトブキヤ:第3四半期決算資料】
- 5月15日 公開
コトブキヤは、2024年6月期 第3四半期決算の資料を5月15日に公開している。
本資料によると、2024年6月期 第3四半期の売上高や営業利益などの金額は、売上高が約106億2900万円(約20.2%減)、営業利益が約7億1,400万円(63.6%減)、経常利益が約6億7,200万円(64.8%減)、四半期純利益が約4億5,900万円(65.2%減)となっている。
また決算補足説明資料では、プラモデルやフィギュアの売上高を地域別で公開しており、国内のフィギュアが約16億5,700万円(14.7%増)に対し、国内のプラモデルが約19億900万円(42.4%減)と下がっているほか、海外におけるフィギュアが約12億5,900万円(40.2%減)、プラモデルが約14億4,400万円(19.5%減)となっている。
減益の主要因として、円安や高インフレ環境に伴う原材料費上昇等による製品仕入コストの上昇があるほか、美少女プラモデル市場における競合企業増加による競争激化、北米市場におけるフィギュアの販売不振および同社IP製品において、前事業年度と比較して、製品リリースのタイミングが第4四半期会計期間に集中していることを要因としている。
国内市場においては、プラモデルのジャンルでは「メガミデバイス」の「BUSTER DOLL ガンナー」、「BUSTER DOLL ナイト」や、「アルカナディア」シリーズより「エレーナ」、「無限邂逅メガロマリア」より「プリンシパル」が売り上げに貢献。フィギュアのジャンルでは「【推しの子】」より「有馬かな」、「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」より「ロキシー・ミグルディア」のほか、アクションフィギュア「ARTIST SUPPORT ITEM ハンドモデル/R」などが売り上げに貢献していたが、その他の商品や海外における売り上げが伸び悩む結果となった。
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