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1人用ボドゲ「第一次ソロモン海戦1942」付きミリタリー誌「MC☆あくしず Vol.73」本日発売
2024年6月21日 10:33
- 【MC☆あくしず Vol.73(2024年08月号)】
- 6月21日 発売
- 価格:1,870円
イカロス出版は、季刊誌「MC☆あくしず Vol.73(2024年08月号)」を6月21日に発売した。価格は1,870円。
「MC☆あくしず」は美少女イラストなどを交え、古今東西の兵器・戦史・軍人・戦術などを解説するミリタリー誌。創刊18年号となる今号には特別付録として、打ち抜き加工のコマ、B3判のゲームマップからなる本格的な一人用ボードゲーム「第一次ソロモン海戦1942」が収録されている。ゲームデザインはアニメ「ガールズ&パンツァー」のボードゲーム「ぱんつぁー・ふぉー」など、多くのボードゲームのデザインで知られる堀場 亙(わたる)氏。
「MC☆あくしず Vol.73(2024年08月号)」
6月21日 発売
価格:1,870円
特別付録:一人用ボードゲーム「第一次ソロモン海戦1942」
ゲームデザイン:堀場 亙氏
プレイ人数:1人
プレイ時間:約90分~120分
ゲームマップ:B3判
コマ数:177個
「第一次ソロモン海戦1942」は、三川司令長官の決断を追体験できる一人用ボードゲーム。プレーヤーは日本海軍の三川軍一司令長官となり、第八艦隊の8隻を率いて鉄底海峡(ガ島とフロリダ島の間の海域)に突撃する。
連合軍の前衛には哨戒艦、さらに輸送船団を守るため連合軍の北方部隊、南方部隊、東方部隊が待ち構えており、一艦ごとに性能が設定されている。連合軍艦隊を効率的に撃破するには、索敵と奇襲、強力な雷装を駆使していくのがポイントとなる。
史実のように敵の戦闘部隊のみを撃破し、輸送船団を襲撃せずに帰還した場合は戦略的な評価が下がり、勝利点が低くなる。もちろん史実を覆すため輸送船団を狙って泊地奥深くまで突入、成功すれば勝利点も高くなるが、その場合は夜明け前に敵機の行動範囲から逃れなければならないため、時間との戦いとなる。
このように闇夜、準備不足の艦隊を率い、敵の勢力圏の中で艦隊を指揮した三川長官の決断を追体験できるゲームとなっている。
また第一次ソロモン海戦について知らない人でも、海戦マップや編制図、両軍艦艇の図版などにより分かりやすく海戦について知ることができるほか、MC☆あくしずでは恒例の、重巡「鳥海」と「アストリア」の擬人化美少女イラストも掲載されている。
昭和17年(1942年)5月3日、日本海軍はMO(ポートモレスビー)作戦支援のためフロリダ諸島のツラギ島に上陸。さらに7月6日にはラバウル防衛のため、ガダルカナル島(ガ島)のルンガ岬に上陸し、飛行場の建設を開始した。これに対し連合軍は「ウォッチタワー」作戦を発動し、8月7日早朝には米海兵隊がツラギ島とガ島に上陸、ツラギ島を奪回する。
これに対して日本海軍の第八艦隊(司令長官:三川軍一長官)は、連合軍輸送船団を叩くために出撃を決定、旗艦の重巡洋艦「鳥海」を先頭に、重巡「青葉」「衣笠」「古鷹」「加古」、軽巡「天龍」「夕張」、駆逐艦「夕凪」の寄せ集め8隻がラバウルを出撃。
第八艦隊は8日深夜にサボ島沖に突入すると、南方で警戒に当たっていた連合軍艦隊を奇襲、豪重巡「キャンベラ」を撃沈、米重巡「シカゴ」を撃破。さらに北方で哨戒していた米重巡「アストリア」「クインシー」「ヴィンセンス」にも砲雷撃多数を浴びせて撃沈する。大戦果を挙げた第八艦隊はそのまま戦場を離脱していった。
こうして第八艦隊は連合軍重巡4隻を撃沈、重巡1隻と駆逐艦2隻を大破させ、損害は軽微という圧勝を収めたが、本来の目的である輸送船団の撃滅は果たせなかった。そのため、後世では「あの時輸送船団を撃滅していれば、ガ島戦は日本軍の有利に進んでいたのではないか?」という「IF」が取り沙汰される戦いでもある。
特集
「MC☆あくしずVol.73」本誌の第1特集では、三式・四式・五式中戦車など、実戦に間に合わなかった、あるいは試作・計画のみに終わった日本陸軍の戦車や戦闘車両を美少女擬人化するなどして解説。
第2特集では、初飛行から50年経ち、西側の主力戦闘機として世界中に配備されているF-16の各タイプを擬人化したり、各部をイラスト解説するなどして紹介。
また「ルミナスウィッチーズ」、「ハイスクール・フリート」のピンナップなども用意されている。
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