ニュース

5体合体の「AMT-02 プレダキング」は合体状態でのプロポーションに注力!

ヒーロー風のデザインなのに悪役なのがカッコイイ!

【T-SPARK ZONE 2025】

開催期間:1月17日~19日

開催時間:11時~18時 ※17日のみ19時まで

会場:AKIBAカルチャーズZONE 4FイベントスペースCulZone

入場料:無料

※保護者同伴でない15歳未満の入場はお断りしております。

 タカラトミーのイベント「T-SPARK ZONE 2025」にて注目を集めていたアイテムが「AMT-02 プレダキング」だ。トランスフォーマーのキャラクターに大胆なアレンジを加えた合金フィギュア「鋼鉄機神/アダマスマキナ」第二弾となる。今回、会場で担当者から話を聞くことができた。

5体のメカが変形合体し巨大ロボとなるプレダキング。「トランスフォーマー2010」に登場するデストロンの一員だ

 「プレダキング」は1996年のアニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場するデストロンに所属する猛獣部隊「アニマトロン」兵士が合体した姿。獣の姿からロボット形態に変形、さらに5体のロボットが変形して巨大ロボット「プレダキング」となる。放送当時「最大の合体戦士」として高額商品として登場したことも話題を集めた。

 今回の「AMT-02 プレダキング」は現代の姿としてアレンジを加え非常にスタイリッシュでカッコイイ姿にデザインされている。本商品で開発者が目指したのがまさに「合体状態のカッコ良さ」。まず合体状態のデザイン、プロポーションをしっかり決めてから、各合体戦士への変形システムを盛り込んでいるという。実は本商品のデザイナーも大きなセールスポイントで、今後明らかにされるという。

ビーストモードの5体
それぞれロボットモードに変形する

 プレダキングはライオンの「レーザークロー」、鷲の「ダイムボム」、サイの「ヘッドストロング」、バッファローの「トロックス」、豹の「ラムページ」が合体する。当時の商品から「合体後も各ロボットの頭が見える」というのが大きな魅力だったが、本商品でもそのコンセプトは継承されている。現在は試作品のためちょっと見分けがつきにくいが、彩色では目が光っているように色がつけられるため、その特徴がはっきりわかるという。拳は内蔵せずに分離するなど最初の商品のオマージュもちりばめているとのことだ。

全身のディテール表現には力が入っている。ヒーローロボット風のカッコイイデザインだ

 「AMT-02 プレダキング」の大きな特徴が全身にあるジョイント。大小様々な武器が付属しており、ジョイントを使うことでいろいろな場所に武器を装備できる。巨大な大砲や小型のレーザー砲など様々な武器が付属する。各メカのプロポーションは合体状態を優先しているためしわ寄せが出ている部分もあるが、動物の頭のデザインなどディテールはトランスフォーマーチームの監修を受け、力を入れているという。

 今回の試作品展示は合体状態のため、一見するとどう変形して合体しているかわからない部分があり、「変形は複雑なのではないか?」と思ったが、開発者は「遊びやすさを重視している」と答えた。「AMT-02 プレダキング」の大きな楽しみが変形合体であり、強度も考えしっかりと何度も合体変形ができる堅牢な設計を目指したという。「合体の面白さに是非注目して欲しいです」と開発者は語った。

 合体状態の手足の可動もしっかり考えられており、前屈も可能な可動範囲を持っている。大きなプレダキングがポーズをとれば大迫力だ。合体後のポーズ付けも楽しい商品となる。全身のプロポーションから顔の造型などのディテール、こだわりポイントは全身に及ぶ。

左右の肩に獣の頭を配置
膝にも獣の頭。デザインやプロポーションだけでなく、可動にも力を入れている

 オリジナルのプレダキングが持っている特徴だが、役割的には悪役なのに、胸に大きなライオンをつけ、巨大な翼を広げた姿はヒーローロボット的なカッコ良さがある。カラーリングを白が主体の"勇者ロボット風"にするのも面白そうだ。現在の試作品は彩色されていないが、黒、赤、黄色のオリジナルのプレダキングと同じカラーリングになるという。「ヒーローっぽいデザインなのに悪役なのがカッコイイ」というオリジナルの魅力をしっかり継承し、現代のロボットフィギュアならではの細かい彩色も行っていく予定だ。今後の出展にも注目したい。

多彩な武器が付属し、全身のジョイントに接続できる
高額商品となるとのことだが、価格以上のクオリティが感じられる