ヘリテージ・オークションズ、「日本のトレーディングカードゲームオークション」を開催

ポケモン20周年記念 ピカチュウ 025 日本版24金製カード（オリジナルパッケージ入り）

落札価格：$35,000（約525万円）

　ポケットモンスターの始まりは、1996年に発売されたゲームボーイ版「ポケットモンスター 赤・緑」にさかのぼる。その後すぐにトレーディングカードも登場し、ゲームソフトとともに高い人気を博した。

　そして2016年には、ポケモン20周年を記念してさまざまなアニバーサリー企画が展開された。なかでも特に豪華な記念品のひとつが「ピカチュウ025 24金仕様」。日本の田中貴金属が、初期のピカチュウカードを24金（11g）で精巧に再現したもので、ポケモン関連の記念品の中でも際立った存在感を放つ逸品。

　この限定カードは、特製ボックスとアクリルスタンド付きで、抽選販売でのみ入手可能だった大変貴重なコレクターズアイテム。今回出品された1枚はオリジナルのパッケージに収められ、付属品もすべて揃った状態で、極めて良好なコンディションを保っており、コレクターの間で大きな注目を集めた。

2010年 ポケモンカードゲーム よみがえる伝説 024/080 エーフィ BGS ブラックラベルプリスティン10

落札価格： $2,375（約35万円）

　初期のイーブイは特定の進化の石を使うことで3種類のポケモンに進化していたが、現在では合計8種類もの進化形が存在する。そのうちの1つが、日本版「よみがえる伝説」カードに登場するエーフィ。

　この進化は、イーブイがトレーナーとの「なかよし度（なつき度）」を高め、さらにトレーナーのバッグに「たいようのかけら」がある場合に起こるとされている。

　今回出品されたこの1枚は、BGSよりBlack Label Pristine 10の最高評価を獲得している。これは、全てのサブグレード（センタリング、角、エッジ、表面の状態）が満点の10点であることを意味し、BGSによってこの評価を受けたカードは世界にわずか4枚しか存在しません。本カードは、今回のオークションにて$2,375（約35万6,000円）で落札された。

1996年 ポケモンカードゲーム 第1弾拡張パック カメックス PSA8 シンボル無し

落札結果：$2,250（約33万円）

　アニメ「ポケットモンスター」の第1話「ポケモン！キミにきめた！」では、サトシのライバルであるシゲルが初登場し、みずタイプの御三家ポケモン「ゼニガメ」を受け取るシーンが描かれた。そのゼニガメが最終進化系であるカメックスへと進化するのは、第269話のこと。

　本カードのイラストは、ポケモンシリーズの代表的なアートディレクターである杉森建氏によるもの。ベースセットの初版印刷分に属し、カード右下にレアリティマークがないのが特徴。PSAによってNM-MT 8（ニアミント～ミント）の評価が付けられたものは116枚のみで、これより高い評価を受けたカードは48枚しか存在しない。