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タカラトミーのトイカメラ「FUN SHOT」はスイッチを入れて3秒で撮影可能!【#東京おもちゃショー】

転送や印刷も可能、おしゃれなデザインも魅力

【東京おもちゃショー2025】
開催期間
ビジネスデー:8月28日、29日
パブリックデー:8月30日、31日
会場:東京ビッグサイト 東京都江東区有明3-11-1
入場料
高校生以上:2,000円
中学生以下:無料

 東京おもちゃショー2025ではトイカメラと言われる、気軽に撮影が楽しめる商品が目立った。「PRINT CAMERA プリカ」や、カヨ通商の「キッズトイカメラ マカロン」などが出展されていたが、その中でもタカラトミーの「FUN SHOT」はシンプルながらおしゃれなデザインで、人気を集めそうな商品だ。

 「FUN SHOT」は10月発売予定で、価格は7,480円。「ハローキティ」、「シナモロール」、「クロミ」の3種が同時発売となる。手のひらにすっぽり収まる大きさで、正面はレンズ、裏面は3つのボタンとモニター、側面にシャッタースイッチを備えるシンプルなデザインだ。作動には単4アルカリ電池を3本使用、内蔵メモリに75枚の写真を収録可能だ。

「FUN SHOT」は、手のひらサイズでボタンの少ない使いやすさにフォーカスしたトイカメラだ
レンズ側。シンプルなデザインは子供が"おもちゃ"と意識しないように考えたものだという
レンズ部のアップ。銀色のところが鏡になっている

 本商品がこだわっているのが「使いやすさ」。トイカメラは専用アプリを使うものも多く、起動するのに時間がかかる商品も多い。「FUN SHOT」はアプリの起動前にカメラの機能が作動するようになっており、スイッチを入れてから3秒で撮影が可能となっている。画素数は積極的には公開しておらず、「ちょっと懐かしさが感じられる画質」とのこと。一昔前のデジカメの画質をイメージする感じだ。

 3つのボタンでの選択はシンプルで、100種類のフレームとスタンプによる飾り付けが楽しめる。フレームを決めてから写真を撮ることも、撮った写真を加工することも可能。QRコードを使うことでスマホに写真を転送できるので、メモリがいっぱいになってもスマホに転送すればメモリをクリアしてたくさんの写真が撮れる。

 ユニークなのがレンズの下にある銀色の丸い部分。ここは鏡になっていて、レンズを自分に向け、鏡に映る姿を見ることで、自撮り感覚で撮影ができる。また「今日のヘアスタイルを写真に撮ってみよう!」といったカメラからの"提案"もある。手軽に積極的に写真を撮って遊べる仕組みがいくつも盛り込まれている。さらに「旗揚げ」や「おみくじ」といったミニゲームが用意されている。

使いやすさを重視し、3秒で起動
フレームやスタンプは「ハローキティ」、「シナモロール」、「クロミ」で異なる
ミニゲームなども収録

 デジタルデータだけでなく、写真の印刷も可能だ。「チェキ」の愛称でおなじみの富士フイルムの「instax」シリーズと連動でき、写真をプリントアウトできるのだ。手のひらに収まるサイズで、簡単に撮影、データは転送やプリントアウトも可能と、非常に手軽で楽しいカメラになっている。最新のデジカメに比べると画素数は少ないが、手軽に楽しめるカメラとして、子供にも使い勝手のいいカメラになりそうだ。

 「FUN SHOT」はトイカメラとしてデザインに大きな魅力がある。手のひらサイズで気軽に取り回せ、ストラップもついているので首からぶら下げたりもできるし、お気に入りのマスコットをつけることもできる。あえてカメラらしい外見から外すことで、より気軽に写真を楽しむためのツールというイメージを強めたおしゃれなデザインは、メインターゲットである子供だけでなく、大人の女性にも魅力的だろう。

QRコードでスマホに写真を転送
チェキと連動し、印刷も可能