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「TAMASHII NATIONS LIVE ACTION FIGURE EXPO」レポート
仮面ライダー、ウルトラマン、ゴジラ! 指先までこだわった展示に注目
2025年9月12日 12:19
- 【TAMASHII NATIONS LIVE ACTION FIGURE EXPO】
- 開催期間:9月12日~11月3日
BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部は秋葉原の「TAMASHII NATIONS STORE TOKYO」にて、実写作品キャラクターのアクションフィギュアにフォーカスした展示「TAMASHII NATIONS LIVE ACTION FIGURE EXPO」を9月12日から11月3日まで行う。
仮面ライダー、スーパー戦隊、ウルトラマン、ゴジラ、海外映画まで、「TAMASHII NATIONS LIVE ACTION FIGURE EXPO」では様々な実写作品キャラクターをモチーフとした商品を展開している。今回、開催に先駆けて会場を取材した。注目商品はピックアップしてお伝えしているので、本稿では展示全体と、スタッフのこだわりを紹介していきたい。
ヒーローに夢中になっていた記憶を思い出させる展示
会場は2部構成となっている。前半の仮面ライダーやウルトラマンの比較的新しいヒーローをそろえた展示と、後半のゴジラや昭和ライダーなど、よりディープにキャラクターフィギュアを紹介する展示だ。最新商品だけでなく、発売中の商品も多数展示され、非常に見応えのあるイベントになっている。
入り口で大きくアピールされているのは仮面ライダー。最新ライダーである「仮面ライダーゼッツ」に加え、「仮面ライダーガヴ」、「仮面ライダーギーツ」の最新ラインナップが並ぶ。様々なフォームや複数のライダーなどが、今後も立体化される。
多くの商品はヒーロー登場と共に商品展開が行われるが、アクションフィギュアブランド「S.H.Figuarts」では、番組終了後も商品展開が行われる。このため、劇中のエピソードを取り入れた小物が付属したり、通常商品では発売されなかった強化フォームが立体化されたりする。蓄積された関節分割によるポージングの自由度や、ハイクオリティフィギュアならではのディテールの細かさなど、作品のファンには特にうれしいアイテムとなっている。造形技術を活かして、変身前のキャラクターの立体化など、表現の幅も広がっている。
ウルトラマンは最新ウルトラマンの「ウルトラマンオメガ」から、昭和のウルトラマンまで幅広く展示。さらに「なりきりアイテム」として変身アイテムなどを展示、スーパー戦隊は戦隊ロボも展示している。
会場の奥には大きなTVの前に様々なグッズが並んでいる。これは「当時TVを夢中になって見ていた日を思い出してほしい」という、主催者からのメッセージだ。TVを見ながらなりきりグッズを手に、画面の中のヒーローと一緒に変身ポーズをとっていた、あのときの感覚を思い出してもらいたい。そういう気持ちを持ってフィギュアや商品と向き合ってほしいという。前半部分はフィギュアファンに限らず、あえて間口が広い要素を心がけ、誰もがヒーローに夢中になっていた記憶を呼び覚ますような仕掛けをしているとのことだ。
もう1つ、7月に再販された「S.H.Figuarts(真骨彫製法)仮面ライダーファイズ」など、他店舗では売り切れているようなアイテムも販売しているという所も注目ポイント。買い逃した人はチェックしてはいかがだろうか?
自分ならどんなポーズをとらせるか? 多彩な展示は遊び方への提案
後半はさらにキャラクターにフォーカスした展示が多くなる。ゴジラの凝ったジオラマや、昭和ライダーを10人並べたジオラマなど、キャラクターのファンにはぐっとくる展示がいくつもある。
また、真骨彫製法を細かく紹介した展示も多い。「S.H.Figuarts(真骨彫製法)」はスーツアクターを務めた役者の体型をスキャンするだけでなく、そこから骨格を考え、その骨格から肉付けしてキャラクターの体型を再現する、「S.H.Figuarts」の上位ブランドだ。
真骨彫製法では「キャラクターのたたずまい」、「アクションの追求」など、それぞれにテーマが設定されており、単にリアルなフィギュアというだけではない、それぞれのフィギュアに向けた遊び方の提案がなされている。巣立ちのカッコ良さや、アクションポーズをとりやすいような設計といった調整が加えられており、固定ポーズではない、動かして遊ぶアクションフィギュアだからこその可能性の追求が行われているのがわかる。
もう1つ、ゴジラのフィギュアの展開にも注目だ。「-Movie Graphic Plus-」という、再販のための工夫なのだが、彩色の調整に加え、映画のポスターアートがデザインされたペーパークラフトが付属するのだ。映画によってゴジラのイメージは大きく変わる。一見地味なポスターから、ド派手なイラスト調のポスターなど、映画本編とはまた違ったイメージをポスターアートは展開してくれる。
ゴジラは映画作品である。時代時代のポスターがフィギュアにさらなるイメージを加えてくれる。会場では自分の部屋を感じさせる展示で、「S.H.MonsterArts-Movie Graphic Plus-」シリーズを展示、ポスターとフィギュアという独特の魅力を紹介している。
会場でスタッフに話を聞いたのだが、「TAMASHII NATIONS LIVE ACTION FIGURE EXPO」では展示と、新商品情報はもちろん、各フィギュアの展示を自分が遊ぶときのポーズや配置の参考にしてほしいという。ポーズの調整は企画者など開発者が行っており、こだわりのポーズ、配置で展示を行っている。「このポーズがとらせたいから体型や服のしわをこうしたい」、「この場面を再現したいからこの手首パーツをつけたい」などなど、開発者自身が商品規格にこだわっているからこそ、商品のみならず、展示もファンをうならせるものになっている。
それでも多くの商品から1つを選び、ヒーローへの想いを込めて指の形からつま先までポーズを追求するファンにはかなわないところがあるとスタッフは語った。だからこそ、自分の手で「キャラクター表現を追求してほしい」とのことだ。会場での展示はその手助けになればいいと思っているという。
10人のライダーが並んでいたり、複数の同じフィギュアを並べたり、会場では個人では難しいスケールの展示も行われているが、これを参考に「自分なりのフィギュアの飾り方、遊び方を追求してほしい」とスタッフが考えている、というのは改めて納得できる。新製品情報や、ラインナップの豪華さに目を奪われがちであるが、「自分のフィギュアをいかにかっこよく飾るか」を考えて展示を見るのもいいだろう。ぜひ会場に足を運んでほしい。
(C)石森プロ・東映
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
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(C)円谷プロ



















































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