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大人がカッコイイと思うミニ四駆を! 「ミニ四駆PRO RAIZAN(MEシャーシ)」【#全日本模型ホビーショー】

シャーシも軽量化とカスタマイズ性を持たせた最新技術を投入

【2025年 第63回 全日本模型ホビーショー】
開催期間
10月18日:9時30分~17時30分
10月19日:9時30分~16時30分
(業者招待日:10月17日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,200円
※中学生以下は無料

 タミヤが全日本模型ホビーショーでアピールしていたのが「ミニ四駆PRO RAIZAN(MEシャーシ)」だ。本商品は2026年1月に発売予定で。価格は1,650円。ミニ四駆 PROはモーターの前後にシャフトが伸びた「ダブルシャフトモーター」を採用している。通常のミニ四駆の片軸モーターに比べ、より力強い走行を可能にしている。

 「RAIZAN」の最大の特徴はボディだ。デザイナーの根津孝太氏によりデザインされており、コンセプトカーのようなスマートで実車風のデザインとなっている。さらにシャーシのフロントバンパーとリヤローラーステーを外すことで本物の車のようなシルエットになる。さらに「RAIZAN」は猛禽類のシャープで獰猛なイメージを取り入れているという。

「ミニ四駆PRO RAIZAN(MEシャーシ)」はデザイナーの根津孝太氏によりコンセプトカーのようなカッコイイデザインのボディを持ったミニ四駆だ
流線型の派手なデザインだったり、実車のバギー風のミニ四駆とは一線を画す、シックな魅力がある
フロントバンパーとリヤローラーステーを外すと実車プラモデルのような雰囲気に
黒いベースパーツに、赤いパーツを加えて組み立てる。塗装でさらに魅力が増す

 このデザインを活かすためボディは黒いセンターパーツと、赤い外装パーツの2色、4パーツで構成している。組み立てるだけでもシャープな雰囲気になり、塗装を加えることでさらにデザインのカッコ良さが引き立つ。「RAIZAN」のボディはミニ四駆としての走行性能を追求するだけでなく、飾り立ててボディの美しさを競う「コンクールデレガンス」向けも意識した設計になっているという。またこの赤と黒のボディに金のホイールが映える。ホイールは軽量化と剛性を両立しており、実車のような雰囲気を持つ「RAIZAN」にマッチしている。

「MEシャーシ」はMAシャーシを見直し、VZシャーシの特性を組み込んで設計された最新シャーシだ
左がMAシャーシで、右がMEシャーシ。ひっくり返すと肉抜きがされ、軽量化されているのがわかる
MEシャーシは、左右それぞれのシャーシの利点をプラスした新設計のシャーシだ

 ボディだけでなく、「RAIZAN」はシャーシも新規設計のものとなっている。採用している「MEシャーシ」は、ダブルシャフトモーターを搭載する従来の「MAシャーシ」に比べ、約8gの軽量化を達成。片軸モーター向けの「VZシャーシ」の設計も参考に、各部の最適化を見直し、剛性も確保している。

 また、「VZシャーシ」の特徴であるフロントバンパーとリヤローラーステーの取り外し機能も取り入れ、特徴的なボディをたっぷり楽しめる要素も盛り込んでいる。電池部分に切り欠きを設定し、電池を取り外ししやすいのもセールスポイントだ。

 今回、会場でちょうど根津孝太氏が「RAIZAN」を見ていたのでお話を伺った。「『RAIZEN』は前会長である田宮俊作会長から、"大人の審美眼にかなうかっこいいミニ四駆のボディをデザインして欲しい"とお願いされ、実車と同じくらい時間をかけてデザインしました。ユーザーの方は是非手に取ってみてください」とコメントしてくれた。

右が「RAIZAN」をデザインしたデザイナーの根津孝太氏。左は本商品の担当であるタミヤ企画開発部の黒木稔真氏

 「RAIZAN」はスーパーカーのようなスマートなかっこよさを持ったミニ四駆だ。実践的なカスタマイズも楽しいし、模型として塗装に凝ったり作り込むのも楽しいだろう。実車のようなカッコ良さと最新シャーシを搭載した「RAIZEN」は発売が楽しみだ。