ニュース

物販、ワークショップ! ホビーショー一般日レポート【#全日本模型ホビーショー】

東京マルイはエアガンを扱うための本格的な安全講座を開催!

【2025年 第63回 全日本模型ホビーショー】
開催期間
10月18日:9時30分~17時30分
10月19日:9時30分~16時30分
(業者招待日:10月17日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,200円
※中学生以下は無料

 「2025年 第63回 全日本模型ホビーショー」一般日では、各メーカーは業者日と異なり一般来場者に向け、新商品情報の発表だけでなく、物販やワークショップ、モデラーの実演コーナーなどを設け、来場者を楽しませる。

 開始時は特に人気が集中し、入場券購入や会場入場待機のための長い列ができた。通路も人があふれ大盛況となった。人気を集めるのはやはり新商品の発表だ。BANDAI SPIRITSの多彩な新商品や、タミヤ、アオシマの商品担当者が商品の情報を展示し、来場者の質問に答えるコーナーなどは黒山の人だかりができた。

 もちろん他のメーカーも人気だ。商品担当者だけでなく、列を整理するスタッフにすら来場者は話しかけ、商品の感想や自分なりのメーカーや、その商品への愛を語り、要望を話す。強いこだわりを感じるその言葉は横で聞いていてもその熱意に圧倒される。「自分の声をメーカーに届けることができる」というのはホビーショーだからできるアクションであり、この機会に想いをぶつけよう、という来場者も多い。

BANDAI SPIRITSの新商品は大人気だ
タミヤでは開発者から説明が聞ける
アオシマでも開発者と言葉が交わせる
アオシマブースでは「けもプラ」のコスプレーヤーも出迎えてくれる

 もう1つユーザーの熱を感じさせるのが物販だ。イベント限定商品もあるが、ホビーショーでは各メーカーの物販コーナーにはぎっしりと自社製品を並べているのがユーザーにはうれしい。販売コーナーが限られる模型店や量販店以上のスペースでそのメーカーの製品だけが売られている。思わぬお宝を求め、来場者は熱心に棚を見つめている。

 また、会場限定の特売商品や、ランナーやパーツで販売する「ジャンク」も注目。美少女プラモデルを展開するKADOKAWAも、今回初めての試みとしてランナー単位での販売を行っていた。補修部品だけでなく改造パーツに使ったり、他の美少女プラモデルに活用するなど、パーツを通じてKADOKAWAのプラモデルの魅力を知ってもらう機会として、ランナー販売を行ってみたとのことだ。

ジャンク市では各社の商品を特別価格で販売。ランナーでの販売も行われた
各社の物販コーナーは大盛況だ
KADOKAWAは美少女プラモのランナー販売を行っていた

東京マルイが実施する本格的なカリキュラム「セーフティー&スキルUP体験コーナー」

 一般日で見逃せないのが東京マルイの「セーフティー&スキルUP体験コーナー」だ。北米での競技会を始め様々な海外の協議会に参加、グアムの射撃場のインストラクターも勤める人物が教官となり、エアソフトガンを扱う上での注意点をレクチャーしてくれるのだ。

 内容も基礎的であるからこそ、本格的なものだ。まず徹底的に銃口を人に向けない「銃口管理」を徹底。銃の握り方では「銃を握ったままペンキの缶に手を突っ込んでも、グリップにはペンキがつかないくらい隙間なくしっかりと握る」といった感じで銃のグリップの握り方も繰り返し説明した。

 スライドの引き方、銃を撃つ時、撃った後に気をつけることなど、本当に実銃の訓練をしているような本格的な内容で、聞いていると実際に注意点を意識した上でエアソフトガンをしっかり構えてみたくなった。こちらの教習は1日に数回、1回20分で実施される。興味がある人は、明日の東京マルイのブースで申し込んでみよう。

アメリカで実銃の指導も行ったインストラクターから教習が受けられる
東京マルイ代表取締役社長・岩澤隆弘氏も受講していた

 「2025年 第63回 全日本模型ホビーショー」は新商品展示や物販、商品担当者との交流などここでしかできない体験ができる。ぜひ会場を訪れて欲しい。