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プライム1スタジオのプラモデル新作は「ターミネーター」!【#全日本模型ホビーショー】

「ガッツ」、「エヴァ初号機」など大型スタチューのノウハウを導入したアイテムを展示

【2025年 第63回 全日本模型ホビーショー】
開催期間
10月18日:9時30分~17時30分
10月19日:9時30分~16時30分
(業者招待日:10月17日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,200円
※中学生以下は無料

 プライム1スタジオは開催中の「全日本模型ホビーショー2025」にブースを出展。同社が新たに展開するプラモデル「BUILD ART MASTERLINE」、アクションフィギュア「DYNAMIC ARTS」シリーズを出展した。

全日本模型ホビーショーのプライム1スタジオのブース

 1m前後の巨大なハイエンドスタチューを多数発売しているプライム1スタジオだが、ユーザーからのダウンサイズ商品の要望があり、それに応える形で今回の2つのシリーズを展開することになったそうだ。

 「BUILD ART MASTERLINE」はインジェクションのプラスチックモデルで展開されるシリーズで、その第1弾として「ベルセルク」の「ガッツ 狂戦士の甲冑“怒り”」をラインナップ。「MUSEUM MASTERLINE」でリリースされた全高約1.2m、1/3スケールの同名アイテムを約29.5cmに縮小してプラモデル化している。

「BUILD ART MASTERLINE ガッツ 狂戦士の甲冑“怒り”」。12月発売予定。価格は10,780円
これは素組みの状態。兜の目は塗装済みで、発光表現に生かせるクリアパーツも付属。顔や台座などは成形色で再現している。マントは布製だ
右腕は差し替え式で、ドラゴンころしを下ろした状態のポーズも可能

 同社の台座を含むスタチューの魅力を凝縮していて、本体のパーツは117個を予定していて、スタチューと比べても遜色のないクオリティで造形されている。パーツの一部は塗装済みで、素組みでもその雰囲気を損なうことなく組み立てられるが、塗装をすればさらに魅力が上がることを強調するため、プロモデラーによる組み立て見本を展示していた。またスタチュー版にはない仕様として、「ドラゴンころし」を持つ腕はパーツの差し替えによって3種のポーズを楽しめるようになっている。

右腕は差し替え式で、ドラゴンころしを下ろした状態のポーズも可能
中央にあるのが「MUSEUM MASTERLINE」版で手前の2体が「BUILD ART MASTERLINE」のサンプルだ
プロモデラーによる制作見本。台座にある使徒の骸の質感や返り血など、製品で再現されない表現を施すとかなり印象が変わる。腕のポーズの違いも分かる
こちらはパーツの見本。これはまだ開発中のもので、これからブラッシュアップされるとのこと

 同じシリーズとして企画中なのが「ターミネーター2」に登場する「T-800 エンドスケルトン」だ。こちらもやはり1/3スケールの「MUSEUM MASTERLINE」で展開されたものをプラモデル化していて、本体だけでなく台座もメッキとなる模様。展示されたのは第1試作モデルで、ここからさらにクオリティアップしていくはずだ。

「BUILD ART MASTERLINE T-800 エンドスケルトン」。発売日、価格は未定
パーツのほとんどにシルバーのメッキが施されていて、これはこれで味わいがある。
本体だけでなく、目や口などに塗装を施すと見た目の重量感がかなり増す

 「DYNAMIC ARTS」は同様のコンセプトを持つアクションフィギュアで、ハイエンドスタチューで培った造形や塗装のノウハウをアクションフィギュアへと昇華。開発中の「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間 エヴァンゲリオン 初号機(Concept By ジョシュ・ニジー)」は、同名のスタチューをアクションフィギュア化したもの。ダイキャスト、ABS、PVCを使った初号機本体は触ったり、動かしたりすることで満足感を得られる仕様で、動かして遊ぶことはもちろん、専用の台座に設置すれば「MUSEUM MASTERLINE」と同等のクオリティを誇る縮小ディスプレイモデルとして飾れるのである。

「DYNAMIC ARTS 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間 エヴァンゲリオン 初号機(Concept By ジョシュ・ニジー)」。発売日、価格は未定
初号機が劇中で見せたアクションのポージングも可能
付属の台座に設置すると、使徒を倒した後のエヴァをイメージしたスタチュースタイルとなる
武装も豊富に付属。これらを使ったアクションフィギュアならではの楽しみもあるはず

 プライム1スタジオの存在がより近くなる2つの新シリーズ。作品やキャラクターのファンはそれぞれの発売を楽しみに待っていただきたい。