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ちゃんと実銃の質感がある製品を手にしたい! 東京マルイの「P-90R」と「MP5K+」の狙いとは?【#全日本模型ホビーショー】

【第64回 全日本模型ホビーショー】
開催期間:10月3日、4日
(業者招待日:10月2日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,500円
※中学生以下は無料

 「第64回 全日本模型ホビーショー」での東京マルイの大きな目玉は14歳以上向けに内部に手を加えた電動ガン「P-90R」と、リポバッテリーに対応した仕様となる電動ガン「MP5K+」だ。

 昨今の東京マルイは電動ガンの未来を提示する「EVOLT」。自衛隊が装備する最新装備を製造した豊和工業と共に開発したガスガン「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」と相次いで大作と言える新商品を発売してきたが、これらの製品と比べ今回の新発表はいささか地味だ。しかし、それぞれユーザーの幅を広げる狙いがあるのだ。

 今回、それぞれの製品の担当者に商品の特徴と開発の狙いを聞くことができた。ハイエンドだけでなく、ユーザーが満足する製品開発とはどのようなものか? それぞれに開発者が込めた想いを紹介したい。

実銃感がきちんとあり、扱いやすさも実感できる「P-90R」

 電動ガン「P-90R」は「14歳以上向け電動ガン」という規格の「R」シリーズ最新製品だ。発売日未定で、価格は32,780円。

 P-90はベルギーのFN社が開発したサブマシンガン。その未来的なフォルムは映画「攻殻機動隊」など様々な作品の銃器デザインに影響を与えた。専用の「5.7x28mm弾」は銃の上部に取り付ける半透明のマガジンに収納される。

P-90はその未来的なフォルムが魅力的だ
バレルの青いリングがRシリーズの製品の印だ
従来のニッケルバッテリーを使用

 電動ガン「P-90R」はモチーフそのままのサイズ感を実現し、全国の「青少年育成条例」に適合した0.135J以下の弾速を実現することで14歳以上の使用を可能にしている。昨今ではお父さんと一緒に参加する「親子サバゲー」が盛んで、通常のゲームだけでなく、親子での参加をテーマにした大会なども開催され需要が高まっているという。

 東京マルイの低年齢向け製品としては10歳以上が扱える「ボーイズ」シリーズがあるが、こちらは体の小さなユーザーが扱えるようにデフォルメされたデザインとなっている。またこれまでの「R」シリーズは、「M4A1R」と「AK47R」という人気が高い定番モチーフである一方で実銃サイズでは体が小さいと扱いにくい。P-90は実銃感があり、かつ扱いやすいサイズのモチーフなのだ。

 電動ガン「P-90R」はバレル(銃身)部分に青いリングを配置することで14歳以上向けであることを視認できるようになっている。さらにテイクダウン(分解)をしてユーザーが勝手に手を加えることができないように、メンテナンス向けの部品取り付け口を専用の工具を使わなくては開けられないようにしている。

 「P-90R」の基本的な仕様はこれまで東京マルイが出しているスタンダード電動ガン「P-90」と同じなため、300発のBB弾を装填できる大容量マガジンなども使用できる。その上で「引き金を引きやすく」という調整を加えたという。従来の「P-90」は引き金の抵抗が強く引きにくいという声があった。より軽く調整を行ったとのこと。実銃サイズなので従来のオプションなどでカスタマイズし、エアソフトガンの奥深さを感じてもらえる商品になったのではないか、と開発者は語った。

マガジンなどもスタンダード電動ガンと同じものが使える
改造をできないように専用工具でフタをしている
引き金は軽めに調整されている

「MP5K+」樹脂を強化し、より質感を向上、スリムなサイレンサーも発売予定

 「MP5K+」が属する「+(プラス)」シリーズは、従来の電動ガンの仕様に昨今の流行であるリポバッテリーとFET回路を搭載した製品。この2つの組み合わせにより引き金を引くと即座にモーターが動きBB弾を発射、まるでゲームでのFPSをプレイしているかのようなキレのいい射撃が楽しめるようになる。

 加えて東京マルイ独自開発のFETは誤動作検知システムも搭載している。従来のニッケルバッテリーも使用できるので、それまで使っていた環境を引き継ぎつつ徐々にアップデートが行えるように考えられている。

MP5KはMP5で最小のモデル
オプションをつけると大きく姿が変わる

 MP5Kはヘッケラー&コッホ(H&K)社が設計したMP5のバリエーション。携行性が高く多数の弾薬を発射できるMP5はサブマシンガンというジャンルを代表する存在であり、様々なバリエーションが製造された。

 MP5KはK(クルツ:ドイツ語で「短い」)からつけられたMP5シリーズ最小のコンパクトモデル。バレルを射撃能力の限界まで短くし、ストックをなくすことで携行性を高めている。逆説的にオプションパーツをつけることで大きく見映えが変わるのもMP5Kの魅力と言える。

 「MP5K+」は従来のABSからガラス樹脂を組み込んだ強化樹脂で成型。基本は従来のスタンダード電動ガンと同じ金型を使用しているが、FET回路を組み込むために調整が行われている。強化樹脂を使うことで質感や強度が向上する。新型マガジンで弾が撃ちきりやすくなるなど改良も各所に加えられている。ストックを取り付けやすいレイルも採用している。

 さらに従来の製品に比べ細いサイレンサーや、より本体にマッチしたレイルなどのオプションパーツも販売予定。サイレンサーは東京マルイの拳銃用のものを調整したものになる予定とのこと。今後の展開も楽しみな製品だ。

ニッケルバッテリーも使用可能
会場では強化樹脂の質感も確認できる
多彩なオプションが発売予定