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発売決定までもうすぐ? アオシマ「VF-11B サンダーボルト」の変形、スーパーパーツ着脱ギミックに迫る!【#全日本模型ホビーショー】

【第64回 全日本模型ホビーショー】
開催期間:10月3日、4日
(業者招待日:10月2日)
会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール
入場料
当日券:1,500円
※中学生以下は無料

 アオシマが現在開発しているプラモデル「VF-11B サンダーボルト」。劇中同様にファイター、ガウォーク、バトロイドの三段変形が可能なことに加え、今回、「スーパーパーツ」を付けた試作品が出展された。

 「VF-11B サンダーボルト」は現在はまだ参考出展で発売日、価格未定だが、今回出展された試作原型は「設計最終版」とのこと。開発者による説明を受け、今回明らかになった変形や、スーパーパーツ着脱ギミックを紹介したい。

アオシマのプラモデル「VF-11B サンダーボルト」は、「V.F.G.」の技術を活用し三段変形を可能にしている

 モチーフである「VF-11B」はアニメ「マクロスプラス」に登場する可変戦闘機だ。「VF-11」は劇中の西暦2040年では広く普及している。最初の量産可変戦闘機「VF-1」同様、宇宙空間から大気圏内まで運用される「正式な後継機」である。

 しかし最新鋭機のテストが主題となる「マクロスプラス」では、試作機であるYF-19、YF-21の革新的な性能には全く及ばないという“引き立て役”として描かれる。その数年後の世界を描いた「マクロス7」でも後継機の「VF-11C」がやられ役として登場する。劇中で不遇な存在のためか、他の可変戦闘機が様々な立体化される中、VF-11をモチーフとする商品は少ない。だからこそアオシマの「VF-11B サンダーボルト」に強く期待をしているのは筆者だけではないだろう。

ファイター
ガウォーク
バトロイド。各形態のスタイリングにこだわりが感じられる

 アオシマはこれまで「V.F.G.(ヴァリアブルファイターガールズ)」という美少女プラモデルを展開していた。この商品のコンセプトは、三段変形できる可変戦闘機に女の子がバイクのように乗ったり、外装のように装着したりできるというものだ。

 この技術を応用し、劇中に登場する可変戦闘機を立体化しよう、というのが企画のスタートだった。このため変形にこだわり、プラモデルとしてきちんと変形を再現できることを目指した。「VF-11」はこれまで「V.F.G.」で挑戦しておらず、他社も変形を再現した商品が少ないところを狙ったという。

 プラモデル「VF-11B サンダーボルト」の変形システムの面白さは「引き出し」を非常にうまく使っているところだ。今回試作品の変形を目の前で見せてもらった。今回は変形システムの構造をわかりやすくするため、あえてファイターからバトロイドへの変形を見ることができた。

 機体下に収納されている足が引き出し関節でするすると伸び、膝が逆に曲がるガウォーク形態の足へ変形する。ここから翼ブロックのロックを外し、機体後部の腕を肩ごと回転させていく。

 機首部分と機体中央部分を重ねていき、各部を調整していけば変形完了となる。ロックを外すような手順もあり、手首パーツは取り付けとなるが、機体ブロックがしっかり移動する、かなりスムーズな変形システムであることが確認できた。

変形、まず足を引き出し逆関節に曲げる
翼ブロックのロックを外し、下に下げる
肩ブロックを腕ごと移動、左右に広げる
機首と機体ブロックを折りたたみバトロイドへ

 開発者のこだわりは「コクピットブロック」と「盾」にある。「VF-11B サンダーボルト」に関しては、あえてバトロイドに変形する際にコクピットブロックを差し替える。これはコクピットを保護するためのシャッターに覆われるためだ。コクピットのキャノピー部分だけではなくコクピットブロックを差し替えにしたのは、VF-11のコクピットブロックが脱出装置を兼ねており、「マクロス7」ではこの脱出シーンが印象的だからだ。VF-11の機構を活用しての設計だ。

 もう1つが盾である。「VF-11B サンダーボルト」では変形時に盾が移動するアクションを可動軸を盛り込んで表現している。こちらは盾をいったん取り外して付け替えるようにはしたくなかったとのこと。

コクピットブロックはまるごと取り外し、カバーがついたものに差し替え。脱出システムの再現にもなっている
盾の可動軸もこだわり

 「VF-11B サンダーボルト」は各ブロックをつなぐアームの強度もしっかり考えできるだけ変形時のストレスを低減するように設計している。また、強度が必要のため素材はABSを使用する予定とのことだ。

 そしてスーパーパーツである。VF-11は宇宙空間で戦闘するためにバトロイドの背面に当たる部分と、脛部分に追加装備を装着する。「VF-11B サンダーボルト」では機体とスーパーパーツそのものにネオジム磁石を入れることで簡単に着脱できるように設計されている。パーツを近づけるとかっちり接続されるのが楽しいし、機体のデザインそのものもスーパーパーツ装着のための穴などを開けない設計にしているところがこだわりを感じさせる。

 もう1つ、「VF-11B サンダーボルト」では設定画よりパネルラインのディテールを足しているという。足しすぎないバランスを考えて調整しているが、これは「今後他の機体を並べたときのバランス」を考えてとのことだ。つまり「VF-11B サンダーボルト」はシリーズのための最初の一歩ということになる。まずは「VF-11B サンダーボルト」を組み立て、遊んでみたいというのが一番ではあるが、今後の展開も大いに期待したいところだ。

スーパーパーツを取り付ける側に穴などをあえて設定しない
パーツ裏面にはネオジム磁石が
ディテールのバランスは今後のシリーズ化を見据えている
発売が楽しみだ