レビュー

「Apex Legends 1/1スケール ウィングマン」レビュー

リロード時の変形ギミックも再現!「Apex Legends」最強のハンドガンが現実に!

【Apex Legends 1/1スケール ウィングマン】

開発元:JAKKS Pacific

発売元:インフォレンズ

価格:4,180円(税込)

発売日:2021年1月21日

全長:約27.5cm

 昨今バトルロイヤルタイプのFPS/TPSが、数あるシュータータイトルの中でも人気を博している。中でも特に人気のタイトルが、エレクトロニック・アーツのFPS「Apex Legends」である。対応プラットフォームも、従来のプレイステーション 4/Xbox One/PCに加え、2021年3月からSwitch版も登場し、中高生のプレイヤーも増えている。

 最近は、「マインクラフト」や「フォートナイト」など人気のゲームでは、ゲームに登場するキャラクターやアイテムがリアルグッズとして販売されることが増えている。今回、インフォレンズから「Apex Legends」に登場するゲーム内武器やキャラクターなどのリアルグッズの販売が開始されたので、早速レビューしていきたい。

「Apex Legends」を象徴する武器「ウィングマン」を忠実に再現

 最初に紹介するのが、「Apex Legends」関連アイテムの中でも目玉となるモデルガン「1/1スケール ウィングマン」(以下「1/1ウィングマン」)だ。まずは、その外観を見ていこう。

「1/1スケール ウィングマン」のパッケージ。ブリスターパッケージで中身がよくわかる
パッケージの裏面。銃身が上下に広がった様子が掲載されている

 「Apex Legends」に登場するウィングマンは、リボルバータイプのハンドガンで、1発の威力が高く、中上級者に愛用されている武器だ。その代わり、弾数が少ないので、しっかりとしたエイム力が求められる。「Apex Legends」を象徴する武器といえるだろう。ウィングマンは、リロード時に銃身が上下に広がり、シリンダーの交換ができるようになっていることが特徴であり、そのリロードモーションはなかなかカッコイイ。

【「Apex Legends」に登場するウィングマン】
ウィングマンはリボルバータイプのハンドガンであり、リロードモーションが独特だ

 「1/1ウィングマン」は、このゲーム内武器「ウィングマン」を忠実に再現したモデルガンだ。ただし、カラーリングはデフォルトのウィングマンとは異なり、派手なオレンジ色が採用されている。これは、銃の携帯が認められている海外で、本物の銃ではないということをアピールするためであり、「ナーフ」などのトイガンが派手な色になっているのも同じ理由だ。

 「1/1ウィングマン」は細部に至るまで、ゲーム内に登場するウィングマンにそっくりであり、樹脂製ながら質感も高く、安っぽさは感じない。全長は約27.5cmとかなり大きいが、重量は実測で338gであり、中学生の子どもでも片手で十分に振り回せる。もちろん、実際に弾を撃てるわけではないが、トリガーを引くと連動してハンマーが動き、カチャッと大きな音が出るので、撃っている気持ちになって楽しい。

 「1/1ウィングマン」の最大のウリが、ゲーム内のウィングマンのリロード時の変形を完全に再現していることだ。ゲーム内と同じく、指でレバーを上に押し上げることで、銃身が上下に開き、シリンダーが左に飛び出す。かなり大きく変形するギミックなので、「Apex Legends」をプレイしたことがない人に変形を見せると、びっくりするだろう。レバーを押し上げるにはやや力が必要だが、コツを掴めば中学生でも親指1本でリロード操作が可能だ。筆者の中学2年生の息子は「Apex Legends」にかなりはまっているのだが、息子やその友人にも、「1/1ウィングマン」を見せたところとても気に入ったようで、ずっとトリガーを引いたり、リロードしたりして遊んでいた。

【1/1スケール ウィングマン】
「1/1ウィングマン」の外観。△のシールの上のレバーを上に押し上げることで、リロード状態になる
「1/1ウィングマン」の反対側
このレバーを上に押し上げると、リロード状態になる
リロード状態では、このように銃身が上下に開いて、シリンダーが左に飛び出す
高校2年生の娘に「1/1ウィングマン」を握らせてみた
【モデルガン「ウィングマン」リロード形態への移行】
リロード状態を後ろからみたところ
ゲームでは、このシリンダー部分をまるごと交換してリロードしている
【モデルガン「ウィングマン」3発射撃→リロード→3発射撃の様子】
このように右手の親指でレバーを押し上げてリロードできる

実際の「Apex Legends」に出てくるウィングマンと「1/1ウィングマン」を比べてみた

 「1/1ウィングマン」は、人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」に登場する武器「ウィングマン」をリアルグッズ化したものだ。そこで実際のゲームに出てくるウィングマンと「1/1ウィングマン」を比べてみたい。

 まず、PC版の「Apex Legends」に登場するウィングマンの画像を見てみよう。ロビーでの武器選択画面に表示されるウィングマンは、汚しなども入った精緻なグラフィックスで描かれている。プレイ中にリロードを行うと、上下に銃身が開き、シリンダーを素早く交換する。Switch版は、PC版に比べて画面解像度やフレームレートが低いが、雰囲気はうまく再現されている。

 Switch版「Apex Legends」におけるウィングマンの画像と、「1/1ウィングマン」を並べてみた。「1/1ウィングマン」は色を除けば、かなりそっくりにできていることがわかる(Switchを接続しているテレビのサイズの都合で、サイズは大分違うが)。PC版「Apex Legends」では、サイズをかなり揃えることができたので、並べて比較してみたところ、「1/1ウィングマン」は、細かなところまでゲーム内の画像にそっくりであり、再現性の高さに驚いた。

【PC版「Apex Legends」でのウィングマン】
PC版の「Apex Legends」のウィングマン
PC版の「Apex Legends」のウィングマンの銃口部
PC版の「Apex Legends」プレイ中のウィングマン
PC版の「Apex Legends」プレイ中に、ウィングマンのリロードを行ったところ
【Switch版「Apex Legends」のウィングマンとモデルガンの比較】
写真上がSwitch版「Apex Legends」のウィングマン。Switch版は解像度が低めだが、雰囲気はよく出ている
【PC版「Apex Legends」のウィングマンとモデルガンの比較】
写真下がPC版「Apex Legends」のウィングマン。細部に至るまで、しっかり再現できている
銃口周りのディティールもリアルに再現
グリップのカラーリングやモールドの配置は若干異なるが、ハンマー周辺のシルエットもゲームそっくりに再現できている

フィギュアやぬいぐるみなど関連グッズも続々登場

 インフォレンズからは、「1/1ウィングマン」以外にも「Apex Legends」に登場する人気キャラクターのアクションフィギュアやサプライボックス、ネッシーぬいぐるみが発売されている。これらも借りることができたので、簡単に紹介しよう。

 まずは、キャラクターのアクションフィギュアだ。「Apex Legends」では、その名の通り、「レジェンド」と呼ばれる16人のキャラクターが登場し、プレイヤーはその中から1人のレジェンドを選んで、操作することになる。アクションフィギュア化されたレジェンドは、「レイス」、「レイス(ヴォイドウォーカー)」、「レヴナント」、「オクタン」、「パスファインダー」、「ブラッドハウンド」の6種類で、その他のレジェンドやゲーム内のスキンを再現したカラーバリエーションなども続々と立体化が進められている。

 アクションフィギュアの全長は15cmで、全身25カ所もの可動箇所があり、いろんなポーズをとらせることができる。また、それぞれのレジェンドごとに武器やアイテム(レヴナントのデストーテムなど)が2~3個付属しており、武器を手に持たせることもできる。

 プロポーションも、ゲーム内のレジェンドを忠実に再現しており、スリムで美しい。その分、足裏が小さいので、立たせるのがちょっと難しい。アクションフィギュアとしての出来は素晴らしく、飾るのも良し、手に持って動かして遊ぶのも良しといったところだ。

【レイス】
アクションフィギュア「レイス」のパッケージ
「レイス」のパッケージ裏面
「レイス」の全身
「レイス」に付属する武器
【レイス(ヴォイドウォーカー)】
アクションフィギュア「レイス(ヴォイドウォーカー)」のパッケージ
「レイス(ヴォイドウォーカー)」のパッケージ裏面
「レイス(ヴォイドウォーカー)」の全身
「レイス(ヴォイドウォーカー)」に付属する武器
【レヴナント】
アクションフィギュア「レヴナント」のパッケージ
「レヴナント」のパッケージ裏面
「レヴナント」の全身
「レヴナント」に付属する武器やアイテム
「レヴナント」の左にあるのは「デストーテム」だ
【オクタン】
アクションフィギュア「オクタン」のパッケージ
「オクタン」のパッケージ裏面
「オクタン」の全身
「オクタン」に付属する武器
「ジャンプパッド」に載った「オクタン」
【パスファインダー】
アクションフィギュア「パスファインダー」のパッケージ
「パスファインダー」のパッケージ裏面
「パスファインダー」の全身
「パスファインダー」に付属する武器
【ブラッドハウンド】
アクションフィギュア「ブラッドハウンド」のパッケージ
「ブラッドハウンド」のパッケージ裏面
「ブラッドハウンド」の全身
「ブラッドハウンド」に付属する武器

 「サプライボックス」はゲーム中に登場するアイテムを模したもので、中には武器などのお助けアイテムが入っている。中身は全部で7種類あるが、外からは何が入っているか分からない。いわゆるガシャポンのようなものだ。「Apex Legends」には、ある条件を満たすと出現する隠れキャラ「ネッシー」がいるのだが、そのネッシーをリアルグッズにしたのが、ネッシーぬいぐるみだ。ネッシーぬいぐるみは高さが約15cmと小さくかわいい。

 インフォレンズから販売されている「Apex Legends」関連アイテムは、「1/1ウィングマン」もアクションフィギュアも、素晴らしい再現度であり、「Apex Legends」ファンなら手にしたくなる逸品といえるだろう。

【サプライボックス】
「サプライボックス」のパッケージ
「サプライボックス」にはさまざまなお助けアイテムが入っている
「サプライボックス」を開けたところ。中身は7種類あり、外からは分からない
この「サプライボックス」には、武器「Kraber Snpier」が入っていた
「サプライボックス」の中は武器をきちんとセットできるようになっている
【ネッシーぬいぐるみ】
「Apex Legends」の隠れキャラ「ネッシー」のぬいぐるみ
「ネッシー」の造形はかわいい
「ネッシー」にはチャックが付いているが、ダミーでチャックを開くことはできない