レビュー

「HG 1/144 赤いガンダム」レビュー【#ジークアクス】

α型サイコミュを搭載しビットを携えて赤く染められた新感覚の“ガンダム”を組む!

【HG 1/144 赤いガンダム】
開発・発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2025年5月31日
価格:2,750円
ジャンル:プラモデル
サイズ:全高 約127mm

 今回レビューするのは「HG 1/144 赤いガンダム」です。この機体は先日最終回を迎えた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に登場し、シャア・アズナブル/シュウジ・イトウが搭乗したモビルスーツです。

 このガンダムは当初地球連邦軍が開発していたものをシャアによってジオン公国軍に鹵獲され、彼のパーソナルカラーである赤に染められた機体です。さらに同軍が開発を中止したモビルアーマーに搭載されるはずだったα型サイコミュを搭載し、このサイコミュによる無線端末である「ビット」を6基備えています。

 一年戦争中に地球連邦軍による月の都市グラナダへの宇宙要塞ソロモンを落とす作戦の際にこの「赤いガンダム」のサイコミュが暴走、後に“ゼクノヴァ”と呼ばれる人知を超えた現象を引き起こしてそれを阻止する形に。この作戦の失敗により地球連邦軍はジオン公国軍に敗れることになりました。

【謎多き機体「gMS-α 赤いガンダム」】
α型サイコミュが搭載され、人知を超える現象を引き起こす

 そして戦後となった時代にサイド6に忽然と現れた時には、シュウジがパイロットとなって同サイドに住むアマテ・ユズリハ(マチュ)のGQuuuuuuXとマヴを組み、クランバトルを展開していました。事態が進展する中、同サイド内で小規模のゼクノヴァを引き起こして再度行方不明に。赤いガンダムは地球軌道上に建設されている「イオマグヌッソ」内部に転移していたのです。

 一年戦争時のゼクノヴァによって行方不明になっていたシャアはシロウズと名前を変えてイオマグヌッソの開発現場に潜入していましたが、稼働を始めた同施設内でマチュと共に赤いガンダムに帰還。この世界を作った原因を排除すべく再度搭乗し、向こう側からやってきた謎のモビルスーツと対峙します!

【HG 1/144 赤いガンダム】
シャアによって鹵獲されたガンダムは赤く染められビットを装備する
後にハンマーを装備!
派手なアクションを決められるクラスを超えた可動性能を持ったHGキットに!

 ガンダムといえば“白い悪魔”と呼ばれるほど白のイメージですが、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』においては赤く染められ、シャアが搭乗するガンダムとして活躍。ゼクノヴァによる並行宇宙が交わるストーリー展開はガンダムファンであればあるほど驚きの展開が毎週注目を浴びました。

 今回、本キットをレビューできる機会をいただきました。GQuuuuuuX世界のモビルスーツはどれも独特かつ精細なディテールで構築されているのが面白いところですね。それを立体物として自分で組むからこそ、デザインや機構への理解が深まるのがガンプラの楽しいところだと思います。それでは「組め!」とガンダムが言っているので早速進めてまいりましょう!

「HG 1/144 赤いガンダム」のキット内容をチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~H、SB-13、PC-7で11枚、シール2枚、組立説明書で構成されています。本キットは特殊な構成になっていてAという名のランナーが2種類あり、一つはアドヴァンスドMSジョイント技術によるチェーンのランナーです。これは「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0用武器セット」で採用されたガンダムハンマー用のチェーンで、ランナーから切り出すだけで組み立てることなく繋がったチェーンを実現するすさまじい技術です。

【キット内容】
パッケージイラスト
A:【チェーン01】アドヴァンスドMSジョイントによるハンマー用チェーン
A:メカフレームや装備、加飾部などを構成するイロプラ
B:主に加飾部のイロプラ
C:主にハンマーや装備類
D:主にシールド
E:スコープなどの加飾部
F:主に加飾部
G:ビットメカ部
H:ビット装甲
SB-13:ビームエフェクト/PC-7:ポリパーツ/シール2種