特別企画
【魂フィーチャーズ】「S.H.Figuarts マーベルシリーズ」の最新情報満載!
「シネトイ魂!編集部による魂のプレゼン大会」レポート
2020年7月6日 16:46
バンダイスピリッツの最新商品情報が発表される夢の祭典「TAMASHII Features 2020」。今回は、新型コロナウィルスの影響もあり、会場ではなくオンラインでの視聴で参加してみることにした。というのも、毎年サインディエゴで開催されていたコミコンなどもそうだが、当面はオンラインによるコンベンション参加が増えるかも知れないからだ。
プログラムとしては、「シネトイ魂!編集部による『S.H.Figuarts /マーベルシリーズ』魂プレゼン大会」をチョイスしてみた。いったいどのような話が聞けるのか? ドキドキしながらのオンライン視聴は、果たして吉と出たのか、凶と出たのか、その体験を語ってみよう。
ライブ放送が開始されると、お笑い芸人のミキさん、元TBSアナウンサーの宇垣美里さんというMC陣に加えゲストにシネトイ魂!編集部でライターを務める杉山すぴ豊氏、石井誠氏両名と、ユーチューバーで動画クリエイターきょんくま(きょんさんとくまさんの2名)が登場した。
ゲスト紹介の中で、アメコミ系ライターの杉山氏が、「怪獣好きならソフビ、巨大ロボット好きなら超合金、モビルスーツ好きならプラモデルを買うので、マーベル好きにはフィギアを買ってほしい」と発言。これには、すごく共感できた。杉山さんは、一度マスコミ試写会でお見かけしたことがあるくらいだが、とても信頼できる方だなぁと思う。
また、ホビーライターの石井氏は25年前からアメコミの原書を読み漁っていたファン歴を披露。きょんくまの2人については、あまり説明がなかったのが残念。彼らの動画を見たことがあるのでマーベル好きなのは知っていたけど、一般の視聴者には伝わらなかったと思う。
メンバー紹介が終わると、いよいよ本命のプレゼン大会。紹介するモデルは6体で、杉山氏、石井氏が3体ずつ紹介し、ミキさん、きょんくまがフィギアの魅力が伝わったかどうかを判定する仕組み。ここでは、両名が紹介した中から2体の印象を書いていこうと思う。
筆者が気になった1体目は、「アイアンマン マーク7 -《AVENGERS ASSEMBLE》 EDITION-(アベンジャーズ)」だ。実は「マーク7」は再販版で、造形的には完全新造ではない。しかし、石井さんの紹介によると、前バージョンでは再現できなかった「マットな塗装表現」ができているとのこと。また、ニューヨークで戦った時をイメージし、アーマーにスクラッチが入っているのも嬉しい。
さらに、クラップが開いている部分や、マイクロミサイルのモールドなど、CCDカメラを用いてじっくりと見せてくれるのは、ライブ配信ならではのメリットだろう。現場にいると、人が多くて集中して見られなかったりするので、知見のあるライターさんの説明付きでポイントを見逃さないで済むオンライン視聴もいいなと思えた。
2体目は、「ソー-《FINAL BATTLE》 EDITION-(アベンジャーズ/エンドゲーム)」だ。なんと言っても、エンドゲームのソーは、ビールっ腹でヒーローらしからぬ風貌になりかけている。そのあたりを、どう魅力的に紹介してくれるのか、杉山氏のプレゼントークに期待大だ。
商品的な魅力としては、「ストームブレーカー」と「ムジョルニア」の2つがついてくるので両手持ちできることや、マントの表現、目が光っていること、電光のエフェクトパーツなどについて語られた。
特に気になったのはマントの表現で、別に紹介されたドクター・ストレンジの説明で判るのだが、どうやらマントにワイヤーを仕込むことで、絶妙ななびき具合を再現しているようだ。できればこのあたり、実際どのように変わるのか見たいところだったが、見本出品のものをあまりイジってはいけないのか、触れることなくCCDで映すだけなのが残念だ。
だが、杉山氏のプレゼンで一番響いたのはソーがほかのヒーローと異なり、正義のためだけでなく自分の想いを含めて戦っている姿であるという話を聞けたことだ。殺されたロキを含む仲間たちの無念が、雷エフェクトの力強さを増大させているように感じ、デブ・ソーにも関わらず、これまで以上のカッコ良さを感じることができたと思う。
プレゼンが終わると、最後にオモ写(オモチャ写真)で有名な ホットケノービさんによる、チャレンジ企画がスタート。ミキさん、宇垣さん、きょんくまが、アイアンマンマーク7を使って、実際にオモ写を撮って見るというものだ。せっかくなら、杉山氏、石井氏両名にもチャレンジしてほしいところだが、時間の関係もあるので仕方ない。
結果としては、ミキさんの撮ったアイアンマンが遠方にいるサノスを見ているシーンが1位となった。ルール的にはグレーだが、「これは、そこかしこにあるものを利用する」というオモ写のマインドを踏襲したことがポイントとなったのだろう。
全体をとおして見ると、ちょっとミキの絡みが必要以上に長かった気がするが、概ね満足のいく内容だったと思う。アーカイブもあるので、見ていない人は視聴してみてはいかだろうか。