特別企画

【タミヤ撮り下ろし】「1/24 ルノー5(サンク)ターボラリー仕様」、初回発売から42年! F1技術も取り入れた脅威の魔改造ラリーマシンが再登場!

【1/24 ルノー5(サンク)ターボラリー仕様】

2月22日発売予定

価格:3,520円

 東京・新橋にあるタミヤプラモデルファクトリー東京では様々なタミヤの新商品が展示されている。そのなかから、今回は「1/24 ルノー5(サンク)ターボラリー仕様」を紹介する。

 タミヤのプラモデル「1/24 ルノー5(サンク)ターボラリー仕様」は、2月22日発売予定で価格は3,520円。当キットは1972年に発売され、先進的なデザインと高い実用性からヨーロッパ中でベストセラーとなったルノーのFF大衆車、5(サンク)をベースに、世界ラリー選手権(WRC)用マシンとして開発された車両。ベースとなった車両がFFマシンにも関わらず、エンジンを本来後部座席があった位置にミドシップマウントし、後輪駆動へと魔改造し、さらにはF1で培ったターボ技術までも搭載したモンスターマシンだ。

「1/24 ルノー5(サンク)ターボラリー仕様」は2月22日発売予定。価格は3,520円

 今回のキットの元となっている「ルノー5(サンク)ターボ」は先にも述べた通り、大衆車のルノー5(サンク)をベースに、ラリー用として開発された車両だ。チョロQのような愛らしいボディデザインをもつ本車は、ラリー仕様ということもあり、大型のオーバーフェンダーや、バンパー一体型のエアダムスカート、ルーフ後端にはスポイラーが装着されるなど、迫力ある姿に変身している。なかでも最大の特徴はエンジンと駆動がFFからミッドシップ後輪駆動へと魔改造され、さらにターボチャージャーが追加されていることだ。軽量ボディに排気量1,397ccのターボエンジンを搭載した本車は、その見た目からは想像できないほどのパワフルな走りで多くのラリーファンやドライバーたちを魅了した。本キットでもその愛らしさとかっこよさをしっかりと堪能することができる。

全体的にコンパクトで愛らしいボディデザイン
後部座席があった位置にエンジンが収納されており、室内はロールバーで補強されている
ラリーカーの特徴ともいえるランプポッドやバンパー一体型のエアダムスカート
リアタイヤに装備された大型のオーバーフェンダー
ルーフ後端のかわいらしいスポイラー
ルノーやelfをはじめ多くのスポンサーロゴ、ゼッケン、リヤウインドウ下部のストロボライン、ドライバー・コドライバーネームなどがスライドマークで再現されている
キットにはハンドルを握り運転に集中するドライバーと、ペースノートを読むコドライバーの人形も付属

 1981年のWRC開幕戦で勝利を収め、以降の様々なラリーでも上位をおびやかす走りを披露した本車は、ラリーカーとして圧倒的生産台数と運用期間に加え、シリーズ最多の参加車種になるなど、多くの伝説を残してきた。愛らしい見た目とハイパフォーマンスな走りは多くラリーファンを魅了してきた。

 そんなルノー5(サンク)ターボラリー仕様のキット初回発売時は1982年。当時はモーターライズ仕様という模型用小型モーターと電池を搭載させて、走行させることができる仕様で登場した。初回発売から42年、現在はモーターライズではなくなった代わりに、より細部まで再現されたキットを楽しめるようになっている。この機会にぜひ歴史あふれるこのキットを見にタミヤプラモデルファクトリーまで足を運んでみてはどうだろうか。