特別企画

2Bの剣を手にできる、「NieR:Automata 白の契約(SMT-A1)」で試し斬り!

刃が光る、2Bの音声収録! ファンならずとも欲しくなるスマート・トイ

【NieR:Automata 白の契約(SMT-A1)】
11月発売予定
価格:89,100円
6月6日15時より予約受付開始

 ヒビノはゲーム「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」に登場する「2B」の小型剣「白の契約」のスマート・トイ製品「NieR:Automata 白の契約(SMT-A1)」の予約受付を公式ECサイトにて6月6日15時より開始する。価格は89,100円で、購入者向けには11月以降順次届けられる予定。

 本体は1/1スケールで再現されており、小型剣ながら全長約139㎝とかなり大型サイズとなっている。加速度センサーを内蔵しており、本体の動きに連動して刃の部分が発光し、剣を振るアクションに合わせて、ゲーム内と同様に斬撃音を発したり、動きに合わせた発光パターンも用意されており、ゲーム内の世界観を演出する。さらに、2Bのキャラクターボイスも収録、特定の動きと組み合わせることで、ゲーム内などでもお馴染みのセリフが流れる機能も備える。

 今回、スマート・トイ「白の契約」の試作機を実際に手に持ったり、触れられる機会が得られたので、筆者がヒビノを訪問し、実際に試作機の「白の契約」を手に取ってみた際の感触や、ポージングした時の感想などについて紹介していきたい。

 今回の「白の契約」はあくまでも試作機のため、材質の違いや重量、発光の機能が完全に実装されていないなど、製品版と比べてかなりの差異があるという。ただし、外観などの見た目については、ほぼ製品版と変わらないとのことで、試作機とはいえ、見た目やサイズ感については、ほぼ製品版と同じ感覚でチェックして貰えれば幸いだ。

モデルさんによる試作機のイメージカット。今回の試作機と同じ物を使用して撮影されている
プレスリリースで使用された画像より。1/1サイズ、全長139㎝のかなり本格的なサイズ感となっている

日本刀のようなこだわりが各所に感じられる本格的なビジュアル

 ヒビノが手掛けるスマート・トイ第1弾製品となる「NieR:Automata 白の契約(SMT-A1)」(以下、白の契約)は、ゲーム内では2Bの背後に浮いた状態で付き従う小型剣。予約開始日の6月6日は『NieR Replicant』の主人公の誕生日、というところにも作品への思い入れを感じさせる。

 初めて目にした実物の「白の契約」試作機の第1印象は「これはデカい……」だ。全長139㎝のサイズは、やはり見た時の印象として、かなりの存在感が植えつけられる。筆者の家にも模造刀が置かれているが、デカさから来る武器の存在感はとても重要な要素と言える。

実物の「白の契約」試作機。全長139㎝の大型サイズは会議室の机を占有するほどのサイズ感だ
鍔(つば)の部分は金属製で製品版も踏襲する予定となっている。金属の質感と紋様のディティールがかなり細かく再現されている

 重量については、試作機では2㎏近くの重量があり、かなりの重厚感となっていた。この重さについては現在検討中とのことで「最終的には1kg前後の重量に落ち着ける予定」としており、実際の製品版では、さらに軽量化される方向で開発が進められている。

 一方で重量については、剣がモチーフのアイテムであることから、あまり軽くしすぎてしまうと、重厚感が損なわれる。しかし本商品に関しては、「飾っておくだけなら今の重さでも問題ないが、コスプレイヤーの方が白の契約を実際に構えてポージングして使うなどの用途を考えると、もう少し軽い方が扱いやすくなるし、重厚感についてはビジュアル面のこだわりで見せていきたい」とのこと。

 「白の契約」を構成する刀身、鍔(つば)、柄巻(つかまき)、柄頭(つかがしら)、はばきのうち、試作機では刀身と柄巻以外は全て金属製となっており、これらが重量の原因となっている。製品版ではいくつかのパーツはABS樹脂に置き換わる予定。「質感にはこだわりたいので、金属製と比較しても遜色のない質感を再現できる」とのことだ。

はばきは刀身と鍔が接する部分に嵌める筒状の金具を指す。「白の契約」は正確には日本刀ではないため、どこまでをはばきとするかは難しいところだが、はばきから刀身の根元にかかる部分まで、意匠をこらしたデザインのパーツが覆う感じとなっている
根元の部分は、試作機では金属製のパーツを使っているが、重量の都合などで最終的にはABS樹脂製に変える可能性もあるようだ。質感については現在と遜色ない物になる予定としている。ウェザリング加工により、使い古された雰囲気が出るような汚しが入っている
柄頭のデザインもかなりディティールが細かくこった意匠になっている
製品版では中に電池を入れられる仕組みを備える予定とのこと

 はばきの先の刀身の根元や柄(つか)の部分については、あえて汚れや傷跡を表現するウェザリング加工が施され、よりリアルな質感を再現するという。試作品は、どこかの戦場で使ってきたかのような薄汚れた雰囲気が感じられて、妙にリアルだ。加えて柄には日本刀と同じ組紐を使用しており、繊細な網目の美しさが楽しめる仕上がりとなっている。

 刀身もパッと見た感じではABS樹脂製とは気が付かないが、刃に発光ギミックが内蔵されているため、実際に刃が発光すると、「あ、LEDが内蔵されているのか」と気が付かされる。なお、本体の動きに連動した発光ギミックなどについては、現段階では未実装のため、今回は刀身が発光した時のビジュアルのみを確認させてもらった。この辺りの連動ギミックについては、今後の製品版で再度確認していきたい。

手に持つ柄の部分には日本刀と同じ組紐が使用されており、見た目の雰囲気の良さに加えて持った時の手の感触も良好だ
明るい部屋での撮影のため、分かりにくいが、刀身が発光した状態。刀で言うところの刃の部分が白く点灯しているのが分かる
ちょっとわかりにくいので、光った刃をアップにしてみた。LEDのある場所とない場所で刃の光に明暗がある。湾曲部分では特に明暗がはっきりする
刀身が消灯した状態

手に持ち、ポージングで使ってみて感じる高揚感

 実際に「白の契約」を手に持って、いくつかポーズをとらせてもらった。全長139㎝のサイズ感は、手に持つと不思議な高揚感があって、ちょっと強くなったような気持ちになれて心地よい。思わずカッコイイポーズを考えてしまう。

 これだけのサイズだと、どう取りまわしても絵になるし、その存在感は手に持ってよし、自宅の床の間に飾ってもよしと、所有する事の喜びも最大限に満喫できそうだ。

身長約165㎝くらいの筆者が両手で「白の契約」を横に抱えた時の状態
「白の契約」を持った状態
正面に「白の契約」を突き出した状態。現時点ではちょっと重いのだが、製品は軽量化が行われるという
剣先を人に向ける行為は現実では絶対NGなアクションだが、一方でこれで精神的に優位に立てる人の気持ちも理解できる気がした
剣の道にはほぼ触れずに生きてきた筆者であっても、こうして「白の契約」を構えることでなんか強くなった気がするから不思議だ
カッコイイポーズということで、構えてみた

 現段階では未完成部分も多いが、試作機から感じられる完成品の質の高さとこだわりの要素で、かなり期待度の高いアイテムだ。今回は試せなかった「白の契約」を振る事での発光ギミックの挙動や、その際に発される2Bの音声など、今後実装される機能を含めると、すごい物になりそうな予感だ。

 こういったユニークなスマートトイが好きな人、そして何より「NieR:Automata(ニーア オートマタ)」や、2Bなどが好きな人、特に2Bコスプレをしている人なら「白の契約」を手にできる数少ないチャンスを見逃さず、予約して手に入れてみてほしい。

リリース掲載の「白の契約」の全体像
リリース掲載の鍔のアップ