特別企画

世紀末体験イベント「MADサバ10th」参加レポート! NPC視点で怒涛の2日間をお届け

移民選別大運動会→極寒キャンプ→軍閥都市での物語

【MADサバ10th】
開催日:2025年12月6~7日
会場:ユニオンベース(千葉県印西市平賀2858)

 「ポストアポカリプスな世界観の作品が好き!」「見渡す限りボロボロで文明が滅んだ世紀末世界に入って遊びたい!」と思ったことのある人へ。是非注目していただきたいイベントがある。「MADサバ」だ。筆者は長年そう思って同イベントに注目しており、今回ようやく参加できた。

 「MADサバ」とは、“核戦争後の文明が崩壊した世界”を舞台に、行商人・旅人・兵士・蛮族・奴隷など参加者たちが思い思いのロールプレイをして遊ぶ体験型の大規模世紀末イベントシリーズ。本イベントをはじめ多数の体験型イベントを主催しているSATOMIC氏の代名詞ともいえるイベントとなっており、サバイバルゲームフィールドの中に実際に町を作って1泊2日で行なうエアガンやモデルガン、LARP用の近接武器などを用いて“本気でやる大人のごっこあそび”を体験できる。

主催のSATOMIC氏

 本稿では、2025年12月6・7日に開催された「MADサバ」の記念すべき10周年目となるイベント「MADサバ10th」に参加してきたので、そのレポートをお届けする。筆者は「MADサバ」にずっと憧れていたものの、なかなかタイミングが合わず参加できていなかったため今回が初参加となった。また、NPC(ノンプレイヤーキャラクター。特定の役割を担う一般参加者ではない立ち位置)のノヴォーダ軍兵士(第2軍)として参加していたので、プレイヤー(「MADサバ10th」の場合には移民として参加した人たち)とは、また異なる視点でお届けする。

 大人が本気で装備を集めて加工して、自分のキャラを考えて、考えたキャラを演じて過ごす濃厚な2日間の模様をご覧いただきたい。繰り返しになるが本稿はあくまでNPCとして参加した筆者視点でのイベントレポートとなる。他の出来事についてはXでハッシュタグ「#MADサバ10th」と検索していただければと思う。各参加者の思い出話や裏話なんかも沢山投稿されているので、イベント終了後にもイベント気分を楽しめている。

 また、記事内の画像に関しては、筆者がイベントに夢中だったのと一人ですべての出来事を追えないほど本当に様々なことが起きていたので、イベント公式カメラマンが撮影した写真も許可を頂いたので多数掲載している。

 なお、本イベントではロールプレイの一環としてかなり過激な言動が度々登場する。世紀末世界に倫理や道徳を期待するのは難しい。現代的な優しさや公平さは一部の善人にお任せしている。現代では味わえない退廃した世界観が醍醐味なので、ぜひ楽しんでほしい。

「MADサバ10th」概要! 1泊2日の舞台は移民を募る軍閥都市「楽園都市ノヴォーダ」

 細かく見ていく前に、まずは「MADサバ10th」の概要について紹介していく。「MADサバ10th」の舞台となったのは移民を募っている軍閥都市「楽園都市ノヴォーダ」。サバイバルゲームフィールド「ユニオンベース(千葉県)」のフィールドを「荒野」と「ノヴォーダ」の2つに分けることで、荒野と町中を演出していた。

 2つのエリアの境界にはしっかりと壁と門が設置されていて、基本的に戦闘は「荒野」で行ない、「ノヴォーダ」では町中での生活を楽しめる。町中には実際にタープやテントなどを使って町を作っていたので、残ったものをうまく工夫して暮らす“世紀末っぽさ”もかなり高かった。イベント通貨「キャップ」(「Fallout」のCapと同じような認識)もあり食べ物を買ったり装備を借りたりできるので経済も回っているのがリアルさに拍車をかけている。

 イベントの進行は大まかに「DAY1昼の部」「DAY1夜の部」「DAY2」と3つに分かれていて、ノヴォーダに入植する資格をテストされる「DAY1昼の部」、キャンプや交流をする「DAY1夜の部」、街のコンテンツやNPCが充実し深くロールプレイできる「DAY2」に分かれて進んでいた。

 プレイヤーは、「ノヴォーダ」へ辿り着いた一人の移民として参加。1日目にはノヴォーダに入植する資格をテストされ、2日目には町を舞台に繰り広げられる物語に巻き込まれることとなった。プレイヤーとして参加した人は、自分がいないところでも事件が起こり巻き込まれていく感じからMMORPGをプレイしていた気分になったのではないだろうか。

 筆者を含めたNPCも参加者ではあるものの、キャラが決まっており、軍やキャラバンに宗教集団や蛮族など各役に応じて、シナリオに沿って動いていた。

 シナリオには式典や移民を率いて攻める戦闘などがあり、プレイヤーは各シナリオの合間に思い思いの過ごし方をしてポスアポな世界観でのロールプレイを満喫。NPCは各キャラに合わせてロールプレイで雰囲気を作り上げていた。プレイヤーも思い思いのロールプレイをしているので、参加者みんなでイベントの雰囲気を作っている感じがしてとても良かった。世界観はかなり過酷なものだが、笑顔の絶えない明るいイベントだった。

 また、世紀末がテーマということもありテルミ氏の呼びかけで「Fallout」勢も集合しており、NCR兵やVault居住者、運び屋など多様なキャラのなりきりをしている人たちもいた。思い思いの楽しみ方ができるのも本イベントの魅力だと思う。

テルミ氏。グッズは3Dプリンターで自作したものだそうだ。他のFallout系参加者にもお願いして写真を撮らせてもらえばよかった

 簡単にイベントを終えた感想を述べると、軍人NPC視点だとFPSゲームのキャンペーンを遊んでいるように思えた。初参加でNPCをやることに不安もあったが、シナリオがしっかりしていたのでロールプレイしやすかった。戦闘の時なんかにはテンションが上がり過ぎて日常では口にできないような言葉を沢山叫んでいた。あくまで世界観に合わせた言動であることを理解していただきたいが「皆殺しにしろ!」「奴らを許すな!」など過激な言葉も飛び出た。それ以外にも「撤退!さがれー!!」「撃たれたァ!」とか一度は言ってみたかったセリフも言えたので大満足している。本当に楽しかった。

 イベントの全体的な雰囲気については、参加者が撮影・編集した動画「MADサバ10th『とある楽園の兵士の視点』」をSATOMIC氏がYouTubeに掲載しているので、そちらをご覧いただくと掴めると思う。

【MADサバ10th「とある楽園の兵士の視点」】
【開催概要】

・開催日:2025年12月6~7日
・参加費:DAY1 2025年12月6日 12時~16時 / 6000円
     DAY1 同日夜の部 17時~24時 / 4000円
     DAY2 2025年12月7日 10時~16時 / 8000円
・会場:ユニオンベース(千葉県印西市平賀2858)

「DAY1昼の部」市民権を掛けて戦う大運動会! 「市民権デスレース」が最高だった

 「DAY1昼の部」では、ノヴォーダへやってきた移民たちを選別する大運動会が行なわれた。内容は見た目や気分で参加者を東西陣営に分け、競わせるというもの。サバイバルゲームとして殺し合わせる「デスゲーム100」や近接武器で行なうラグビーのようなゲーム「ジャガー」大縄跳び「地獄のデスロープ」に綱引き「デス綱引き」など多岐にわたる。どれも色々な要素を競わせて優れた移民を選別する大切な行事だ。当然だが、選別に落ちた移民は処刑される。なお、処刑された場合には少ししたら普通に起き上がって問題ないので即退場とかではない。安心してほしい。

【「DAY1昼の部」イベント】
東西陣営は気分で決める
1日通して動き回るので結構ハード
「DAY1昼の部」集合写真
「DAY1昼の部」NPC。全身緑の顔色の悪い人より右に映っている軍装の人たちがNPC
「DAY1昼の部」筆者
「DAY1昼の部」東西分けの様子
【デスゲーム100】
いわゆるカウンター復活戦。東西に分かれて支給される少ない弾をやりくりしながら殺し合うので近接武器も多く使われた
復活陣地に近づきすぎたらNPCが攻撃してくる

 大縄跳び「地獄のデスロープ」では、「Fallout」シリーズからNCR兵も訪れていたが惨敗し処刑されていた。堂々と他国の軍装で参加していたので“侵略しに来たというよりはどちらかというと脱走してきたのかもしれない”と勝手に解釈していたものの、ベテランレンジャーもいたので練度が高そうな上に規律もとれておりノヴォーダ軍兵士としては結構怯えていた。シェイディーサンズから逃れてきたのかもしれない。

【ジャガー】
生首(マネキン)を相手チームのゴールに運べば勝利
色んなロールがあり、使える武器種が違う
負けた方は処刑。裏で掛けも行なわれていたのだが、筆者はすべて外したので金欠軍人になった
【地獄のデスロープ】
NCR兵による大縄跳び「地獄のデスロープ」
ふがいない結果だったので処刑

 「DAY1昼の部」の中でも特に面白かったのが最後に行なわれた「市民権デスレース」。「市民権デスレース」は「だるまさんが転んだ」形式のゲームで、荒野から町の門めがけて進みゴールすれば市民権を獲得できるが、合図の後に勝手に動いた参加者は射殺された。

 合図は「だるまさんが転んだ」ではなくノヴォーダのプロパガンダとなっており、聞き慣れないワードに多くの参加者が脱落。筆者は町の門の上から狙撃する係だったのだが、“無抵抗の人々を狩る楽しさ”はこれまでのサバイバルゲームでは味わってこなかったものなので、かなり素の部分で楽しめた。ノリノリで「そこの盾持ち今動いただろう!」などと叫んでから撃ってしまうほど。

 また、同僚のノヴォーダ軍人が一人地上で参加者を選別していたのだが、彼は筆者よりも楽しそうにしていた。回数を重ねるごとに芸達者になっていき、合図の無い時に発火銃を「パァンッ!!」と撃って驚いた参加者を処刑したりしていた。本当に楽しそうで、見ているこちらも気分が上がるほどだった。

「DAY1夜の部」凍える寒さの中でキャンプ! 寒さと戦う本気サバイバル&プロのファイアーパフォーマンスもすごかった

 「DAY1昼の部」を終え、日が沈んで少しすると今度は「DAY1夜の部」が開始となった。夜の部では参加者が持ち寄ったお酒が飲める酒場が開店したほか、参加者による炊き出しも行なわれた。それだけでなく各々が各拠点を回って挨拶したり、お酒や食べ物をふるまったりと参加者同士の交流の時間として思い思いに過ごす時間になっており、昼のお祭り気分とはまた少し違った雰囲気で時間が進んでいた。一部は旧紙幣(現金)でのやり取りとなるのと防犯の観点から財布は常に持っておいた方が良いだろう。

昼の町中の様子
夜の町中の様子

 また、夜の部にもセレモニーがあり、SATOMIC氏が10周年を迎えられたことへの感謝を述べながら、ドラム缶に薪をくべた焚き火の周りに参加者が集まってガイ・フォークス・ナイトのように願いを込めて人形を燃やしたり、「Fallout」勢のテルミ氏製作の「Fallout76」の冬将軍を燃やすイベントも行なわれた。冬将軍を燃やすときには世紀末らしく「燃やせ」コールもあったのが印象深い。

ドラム缶での焚き火にはロマンがある
盛大に燃える人形
平和を願うお祈りの時間

 なお、冬将軍を燃やしたせいかはわからないが、一説によると最低気温はマイナス4度まで下がったらしい。これまで死者はでていないが、もしこれから参加したいと考えている人はしっかりと防寒対策をしてほしい。本当にしっかりしてほしい。凍死はしなくとも、せっかくのイベントなのに2日目の本番で風邪を引いているなんて悲しいと思うので。

参考までに朝の筆者のテント。上にかけたポンチョやブーツが凍っている
ノヴォーダ軍にいた上級者(筆者が属した分隊の隊長)はテント内にストーブを持ち込んでいたので25度で快適な夜を過ごせたらしい。是非次回参加するときの参考にしたい

 夜に印象的だったのは、若鳩(じゃっく)氏というプロによるファイアーパフォーマンス。何度か述べたようにかなりの寒さだったのだが、火が噴き出るたびに暖かくなった。何より大きな火は世紀末な世界観にとても良く似合っていて、見ている参加者たちもノリノリでショーを盛り上げていた。また、新しく火薬の免許を取得したとのことで火炎放射器のようなものや、口から火を出す演目もありド迫力な火を見せてくれた。終わった後に口から煙が出ていたのもかっこよかった。

ファイアーパフォーマンスといえばな火花が飛び散るやつ
何かよくわからなかったがすごい火
火炎放射器みたいな演目。口から出す演目は夢中で見てしまい写真がないのが悔しい
若鳩(じゃっく)氏。Xアカウント:@jack_tailor

 筆者は途中からノヴォーダ軍の拠点で焚き火を始めたのであまり動けなかったが、ノヴォーダ軍の仲間と焚き火を囲んで話すのはとても楽しかったし、時折他の参加者たちも訪ねてきてくれて昼にあまり話せなかった人たちとも交流できた。学生時代に行った部活合宿の夜を少し思い出すいい空気だった。空気自体は肌を刺すような寒さだったが、焚き火となにより参加者同士の交流で心はかなり暖かかった。

ノヴォーダ軍(第2軍)拠点での焚き火の様子
持ち込んだカルパスを炙って食べた。余談だが筆者は薪を買い忘れたのだが、他の参加者が格安で譲ってくれた。助け合いの心を感じた。とても有難かった

「DAY2」ノヴォーダの町を巡る革命と闘争。防戦空しく全滅するノヴォーダ軍人たち

 ここからは「MADサバ10th」の本番といっても過言ではない2日目について紹介していく。「DAY2」では前述した通りNPCが増え、本格的に町全体が活動し始め、軍閥都市「ノヴォーダ」のシナリオが進んでいく。

2日目の集合写真

 参加したNPCは町の最高権力者ヨシムニー将軍直轄のノヴォーダ第1軍、カエール大佐率いるノヴォーダ第2軍、SATOMIC氏率いるノヴォーダ警察軍、ダート商会、ブルースカイキャラバン(BSC)、エンブレスシャイン(教団)、奴隷、蛮族など多岐にわたる。また、プレイヤー参加者を率いる移民同盟にもテルミ氏を含め複数のNPCが参加していた。

 移民たちは、故郷復興や街の建設を目指してとある機材を求めてノヴォーダに辿り着いたという体になっている。そのため基本的にはノヴォーダ軍や警察軍の指示に従い、機材を手に入れたら次の目的地へと出発していった。

【ノヴォーダの勢力】
ノヴォーダ軍。第1軍と第2軍で思惑が異なる。筆者は第2軍。ダメな軍人も多いが中には正義の心を持った人もいた
ノヴォーダ警察軍。ダート商会と癒着して好き勝手していた
ダート商会。警察軍と共謀して甘い汁を吸っている悪い奴ら
ブルースカイキャラバン。ノヴォーダほぼ唯一の良心。自由を愛する現代的価値観の商会
エンブレスシャイン。御神体として核爆弾を信仰しているヤベー奴ら。ノヴォーダにうまく潜み“救済”を果たそうとしていた
グレートシャインタイムズ。大きな事件の度に号外を発行していた新聞社。ノヴォーダのプロパガンダ工作用のメディアかと思えば、エンブレスシャインの隠れ蓑としてうまく機能していた。余談だが新聞の作り込みも細かいので参加者は改めて見直してみてほしい
奴隷。参加者が問題をおこしたときなどに落とされる身分。ヨシムニーの愛玩奴隷もいた。倫理観が欠如していると思うかもしれないが、万人を繋ぐ法はないので問題ない
荒野の集団。町の人間を攫ったり作物を奪ったりするヒャッハーな人たち

 シナリオの主だった流れは以下の通り。全てを紹介しきることはできないので、ここからは印象的な出来事だった冒頭とノヴォーダの最後を、本イベント風に筆者のキャラから見た日記調でレポートしていく。

 なお、筆者のキャラはカエール大佐に忠誠を誓う軍人ではあるものの、自分の欲に弱く権力や周囲になびきやすいが軍人であるというだけで自分が強くなったと勘違いしているうえに、移民を快く思っていない残念なプライドが高いだけの残念軍人という設定をしていた。この点を踏まえてレポートをご覧いただければ幸いだ。死に設定も多いうえに初回なので勝手がわかっていない部分もあったので設定周りは次回に活かしたい。

【シナリオの流れ】

1:移民歓迎式典にてヨシムニー将軍暗殺未遂発生

2:なんやかんやあり第2軍&警察軍が町を掌握し革命、ヨシムニーが流れ弾で死亡

3:ヨシムニー将軍直下の第1軍が荒野に撤退

4:移民たちと協力し捕縛

5:第1軍をノヴォーダ革命軍に取り込む

6:カエール大佐が実権を握る

7:蛮族に攫われたBSCの人員を救出するため戦闘

8:蛮族捕縛。蛮族同士で殺し合わせる

9:ダート商会とBSCがいざこざを起こす

10:警察軍サトミック大佐とダート商会が結託し、良心の影響を排除するため町を離れたBSCを移民・軍を率いて攻撃

11:BSCの人員を捕縛。互いに殺し合わせ、リーダーのシン・フリーダムを除き捕縛された人員は全滅

12:移民が次の目的地へ向け出発

13:出発した移民にこれまでの敵対勢力が接触。連合を組みノヴォーダを襲撃

14:ノヴォーダ軍・警察軍全滅

15:教団がシン・フリーダムを洗脳し御神体を起爆させる。軍閥都市「ノヴォーダ」壊滅

1~5:革命

 初日の選別を終えた移民たちがノヴォーダに到着し、ヨシムニーによる歓迎式典が行われた。天気は晴れで少し暑いくらい。我々第2軍もカエール大佐に率いられて式典に参加していた。移民は思ったよりも多く残ったらしい。そう思っているとヨシムニーの暗殺未遂が発生。実行犯を我々が取り押さえている隙に、カエール大佐が壇上に上がり、サトミックの腐敗や性癖をばらすと脅した。革命の始まりだ。

式典での第2軍
暗殺を生き延びたヨシムニー。昔いたというアメリカ大統領の写真に似ている
実行犯はその場で射殺された
カエール大佐による革命の始まり。直属の分隊と上っていた

 性癖をばらされるのを恐れたサトミックは警察軍にヨシムニーを盾にして、ヨシムニー直下の第1軍の連中へも銃を向け発砲しだした。我々第2軍も革命軍として第1軍に銃を向け、銃撃戦の末流れ弾によりヨシムニーは死亡。旗頭を失った第1軍の逃げ足は速く荒野に逃がしてしまった。

逃げる第1軍

 逃がしてはならない。我々革命軍は移民どもを率いて荒野へ前進、逆賊どもと果敢に戦った。何人かやられたようだが、ヒーラーが直していたし問題ないだろう。大切なのは第1軍のやつらを捉えたこと。町に引きずり戻し、ヨシムニーの死体に石を投げさせた。やつら「給料が低い」だの「性癖が悪い」だの叫んでいた。思った以上に不満が溜まっていたらしい。

筆者
必死で抵抗するも徐々に拘束される第1軍
ヨシムニーに石を投げる第1軍。意外と忠誠心は無いようだ。死んだら元も子もないので気持ちはわかる

 次は第1軍も吸収した我々革命軍は正装の赤いベレー帽を被ってパレードを行なうことになった。カエール将軍のお披露目だ。町中を進む革命軍を見る移民どもは誰がこの町を掌握しているか理解したことだろう。広場に集まって閣下に敬礼する我々の異様をしっかりと目に焼き付けるといい。

カエール新将軍とパレードに向け整列する革命軍
パレードの様子
広場に集まって新体制の宣言をする閣下

13~15:ノヴォーダの終わり

 必要なものをサトミックからもらった移民どもはこの町を離れるらしい。いなくなって清々するかとおもったが、何度かの戦いで全員がある程度役に立つのは分かったから何人か軍に誘えば良かったかもしれない。

 最近閣下の様子がおかしいが療養中なのか会えていないのでよくわからない。移民どもも商人もいないこの町にいまさら誰も攻めてこないだろう。盗るものと言えば軍の装備ぐらいなものだ。

 何やら町の外が騒がしい。

 出て行った移民たちが何やら引き連れて戻ってきた。これまで散々躾けてやった蛮族やらBSCやらが見える。おかしな白い布を被った奴らまでいる。どうやらこの町に復讐するつもりらしい。数で圧倒的にこちらが不利だ。閣下だけでも逃げる時間を稼がなくては。門の前で戦友たちと待ち構えることにする。

移民連合を待ち構える革命軍
門付近まで追い詰められる革命軍

 かなり押されていたところでようやくサトミックがパワーアーマーを着て出てきた。これで少しは押し返せるだろう。

サトミックと警察軍の増援
敵を蹴散らしていた

 一時は押し返したが、やはり守り切れない。さっきの放送からすると閣下はもう直属の分隊が逃がしたところだろう。やりきった。

2日目は名場面盛沢山で語りきれない!

 日記帳で最初と最後のレポートをしたが、正直見どころは他にもたくさんある。特にダート商会とBSCの抗争からBSCのリーダーが仲間を失って絶望していく様子は真に迫ったものがあった。また、最後にノヴォーダ軍が全滅する様は「拠点を枕に討ち死にする」という筆者の癖にクリティカルに刺さったので結構本気で死んだふりしていたらSATOMIC氏がやられる場面やエンディングの爆発を見逃した。

家族のように大切にしてきた仲間たちを殺されて慟哭するBSCのリーダー シン・フリーダム。仲間たちは殺されてというよりほとんどは殺し合いをさせられた挙句に最後に残った仲間は自分をかばって殺されていた。可哀想である
獄中のシン・フリーダムに近づく教団の女性。ここで洗脳されたらしい。
サトミック大佐は最後バズーカで撃たれてやられたらしい
全滅したノヴォーダ軍
死んだふりをする筆者。AKが丁度首に載っていて少し息苦しかった。地面は寒いかと思ったが火照った身体にちょうどいい温度だった
教団が御神体を持ち込み起爆。ノヴォーダは壊滅した模様だ

 他にもシナリオの合間には町中で色々なクエストが進んでいたり、ギャンブルしたり、借金したり、ニク屋で肉にされたりと挙げればキリがない。筆者が参加して印象的だったのは“白い粉”を当てるゲーム。砂糖や塩、小麦粉やミョウバンなど10種の白い粉を当てることができれば正解1つに付き100キャップもらえるという破格のゲームだった。普段見ない粉もあったので4つしか当てられなかったのが悔しい。

借用書。借りたのは初日だったが、よく見ると小さい文字で「返済は借りた額の3倍とする」という文字があった。かなりあくどい
“白い粉”を当てるゲーム。砂糖や塩であり違法薬物の類ではない
町中には張り紙もありかなり作り込まれている

あっという間に終わったのが寂しいので、次の準備を始める

 以上で「MADサバ10th」の紹介を終わる。1泊2日で極寒の屋外で行なったハードなイベントだったが、疲れ以上に楽しさが勝っている。イベント中は時間があっという間に過ぎて終わるのがとても寂しかった。

 今回は初参加ということでロールプレイの難しさもあったが、次回に活かす楽しみができた。加えて、諸々の装備の問題点が浮き彫りになったので快適な装備作りに励みたいと思う。イベントの無い期間は次のイベントの準備期間である。

 最後に、この場を借りて主催のSATOMIC氏をはじめとする運営人の皆様と参加者の皆様へ謝辞を述べたい。本当に楽しかったです。素敵なイベントをありがとうございました。

 なお、SATOMIC氏から2026年1月5日に本イベントを振り返る動画「MADサバ10th『楽園都市ノヴォーダ』」も公開された。是非ご覧いただきたい。

【MADサバ10th「楽園都市ノヴォーダ」】