インタビュー

かつてここまで躍動感溢れるアヤナミは見たことがない!フィギュア「G.E.M.シリーズ アヤナミレイ(仮称)」インタビュー

受注期間:2月5日13時〜4月上旬

9月下旬 発売予定

価格:15,180円(税込)

展示期間:2月6日~2月25日

展示場所:EVANGELION STORE TOKYO-01(東京・池袋)

 ここのところますます盛り上がって来た感がある、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。公開は少し延期されてしまったが、そんなタイミングでメガハウスから予約開始が発表されたのが、G.E.M.シリーズの「アヤナミレイ(仮称)」だ。

 ちょうど1年程前に、同じG.E.M.シリーズからは「渚カヲル」が発売されているが、そのスタイルを踏襲しつつも、スタイリッシュに仕上げられている。発売自体は2021年9月下旬だが、それに先駆けて東京・池袋のエヴァストア「EVANGELION STORE TOKYO-01」で彩色原型が2月25日まで展示中だ。

全高約245mm、横幅約300mmとなかなかのボリュームだ。
ついつい、いろんな角度から眺め回したくなる。

 大きな鎌を手に持った造形になっているということもあり、実際に間近に見るとかなりのインパクトだ。黒をベースにしたプラグスーツや台座部分も含め、デティール感も素晴らしい。

 しかし、なんといっても今回のアヤナミの特徴は、その鋭い表情だろう。その視線でこちらを見透かしているかのようで、思わず吸い込まれてしまいそうになる。取材で訪れたエヴァストアに展示されていたものは彩色原型ということだが、髪の毛のグラデーションや、各パーツの塗り分けによる素材感の違いもよく出ている。

まだ映画を観ていない状態で何かを語るのは早すぎるが、今回のアヤナミは想像力をかき立てられる鋭い表情だ。
池袋のエヴァストアでは、アヤナミと同時にすでに発売済の「Precious G.E.M.シリーズ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 渚カヲル」も同時展示されていた。それぞれの違いを見比べてみるのも面白いかもしれない。

 今回は、こちらの「G.E.M.シリーズ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 アヤナミレイ(仮称)」広報担当者にお話を聞くことができたので、そちらのインタビューもご紹介しておく。

ヱヴァの世界観をしっかり感じられるものにしたいと考えて商品化を実現

――2月4日に情報が公開になりましたが、反響はいかがでしょうか?

 中々イベントなどで展示、情報公開が事前に無い中でしたが、SNSではおかげさまでご好評いただいております。

――G.E.M.シリーズに、満を持した形で「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のアヤナミレイが登場しました。そこでまず、今回のシリーズのコンセプトを教えて頂けますか?

 G.E.M.シリーズは元々様々な作品のキャラクターをフィギュア化してきたシリーズになります。その中で劇場版の上映、20年以上もずっと人気のある「新世紀ヱヴァンゲリヲン」をやってみようと企画を立ち上げました。既にヱヴァのフィギュアはたくさん商品化されていますので、今やるならヱヴァの世界観をしっかり感じられるものにしたいと考えて立体化しています。

やや下からのアングルでは、また違った表情が見えてくる。

――今回の綾波はかなり躍動感溢れる造形になっています。製作するにあたり、特に気を付けたところなどがあれば教えてください。

 アヤナミレイ(仮称)自体、劇場版の中ではミステリアスなキャラクターとして描かれていました。元々綾波レイ自体もミステリアスな雰囲気でしたけどね。各社からも様々なアプローチで立体化しているアヤナミレイ(仮称)や綾波レイなので、せっかくなら動きのあるアヤナミを立体化してみようと考えました。

 「エヴァンゲリオンMark.09が持っていた大鎌を手に闘うアヤナミレイ(仮称)」をイメージしているのですが、これだけ躍動感あるアヤナミのフィギュアも新鮮ですね(笑)。

――大鎌を持っているということもありますが、横幅が約300㎜とかなりボリューム感のある仕上がりになっています。こうした付属品やデティールについて、注目して欲しいポイントはどちらでしょうか?

 バランスをとるために鎌の柄の部分を支える補助台座をセットします。支えがボールジョイントになっていますので、飾っていただく際に鎌を色々な角度でお楽しみいただけます。

 少し角度を変えるだけでまた印象が変わります。後は台座の造形ですね。セントラルドグマをイメージした真紅の水面、ガレキもヒビや断面の汚れまで丁寧に作っています。この辺りは発売済のカヲル君と世界観を揃えています。一緒に並べると黒い天使と死神みたいで素敵ですね!

台座部分もエヴァの世界観をイメージした、なかなか凝った造形になっている。

――今回は、アヤナミのキリリとした表情も特徴のひとつだと思います。かなり新鮮な印象を受けました。こちらの表情が選ばれた理由や経緯などがございましたら、教えて頂けますか?

 過去のアニメーションの演出で少し戦う意思を感じたシーンがあったのでそこを抽出してみました。普段は無表情のアヤナミでもこれくらい大きな鎌を持って闘うと、きっとこれくらいキリッとして戦うんのではないかとイメージ膨らませながら立体化しています。

髪の毛のグラデーションなど、彩色の仕上がりも完璧だ。

――渚カヲル、アヤナミと商品化されていますがほかのキャラクターも企画進行中なのでしょうか

 色々と企画は考えておりますが、丁寧にひとりずつやっていこうと思っています。まず今回のアヤナミを楽しんでいただければ!

――最後に本作を楽しみにしているファンに向けて、メッセージをお願いします!

 残念ながら劇場版新作は公開延期となってしまいましたが、メガハウスはフィギュアで作品を盛り上げていければと思います。ぜひご予約よろしくお願いいたします!

――ありがとうございました!

余談だが、写真撮影の取材で訪れたエヴァストアでは、当然のことながらエヴァのBGMや映画の名台詞がゾクゾク流れており、つい気分も上がってしまった。魅惑的なグッズも多数販売されており、平日の午前中だったのだが、朝一で訪れたファンがグッズを購入していく姿も見かけることができた。

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