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【GUNPLA EXPO】「足がない機体」だからこその表現、RGならではの情報量! 「RG 1/144 ジオング」、その威圧感に戦慄せよ!

2021年1月発売予定

価格:6,050円(税込)

 「これはすごい」思わずそういう声が漏れてしまうのが、会場で一番最初に目にする「RG 1/144 ジオング」のジオラマである。「RG 1/144 ジオング」は2021年1月発売で、価格は6,050円(税込)。さらに「RG 1/144 機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット」が同時発売で、価格は9,900円(税込)。

 会場で来場者を最初に迎えるのがジオングとガンダムの対決シーンである。このジオングの迫力がスゴイ。大型のバーニアに派手な噴射炎、そして腕を伸ばし、ガンダムを攻撃する「オールレンジ攻撃」を行なっている。指から出るメガ粒子砲のエフェクトも非常に派手だ。ア・バオアクーや戦いで散ったザクなども配置され、「最後の戦い」の雰囲気を盛り上げている。

ジオングとガンダムの対決を描くジオラマ。会場の入り口に配置されており、多くの人が最初に見るものとなる。“主役”のジオングの迫力が楽しい

 次の展示で「RG 1/144 ジオング」をたっぷり見ることができる。通常のMSより大型の機体は迫力がある。「RG(リアルグレード)」は骨格を組み立て、そこに装甲を張って組み立てていくプラモデルだ。このため装甲は細かく分割され、標準的なガンプラである「HG(ハイグレード)」より情報量が多くなる。その完成品での緻密な姿をたっぷりと見ることができる。

「RG 1/144 ジオング」の完成見本。スカートは広げることで分割され、そこからの情報量が特にすさまじい。「機動戦士ガンダム」における最後のMSとして圧倒的な迫力を持った機体の雰囲気をきちんと再現している

 さらに組み立て中の骨格モデルの姿、エフェクトパーツを着けた姿も見ることができる。骨格モデルは装甲を着ける前のメカがむき出しになったような雰囲気で、見応えがたっぷりだ。そして今回の「RG 1/144 ジオング」の大きな特徴だが、身体を大きく折り曲げて、底面のバーニアをこちらに向けているのだが、その迫力がスゴイ。びっしりと並んだ大型のバーニアは機体のすさまじい機動性を感じさせる。

 ジオングは足がないMSである。それは未完成さを感じさせる一面があるが、宇宙空間ならば足がなくてもその大型のスカートに可動式のバーニアを多数つければ足があるMS以上に高い機動性を発揮できるのではないか? というMSの根本設計を問いかけるデザインなのである。今回開発スタッフは「RG 1/144 ジオング」の設計に当たり、「このジオングが急制動をかけるとしたら、身体をここまで折り曲げるのではないか?」と腰の可動機構を設計したのだという。

 そしてこの姿は、ジオングの大きな魅力ポイントである「スカート内部」を正面に向け、その圧倒的なバーニアの配置をアピールすることができる。エフェクトパーツを着ければさらに迫力が増す。この姿は、「RG 1/144 ジオング」ならではの魅力を存分に主張するポーズ、という訳なのだ。

ジオングは完成前に出撃した、「未完成のMS」というイメージがある。装甲の内スケルトンモデルはその感じが一層強まる。これはこれで魅力的だ
エフェクトパーツを着け、最大の魅力である底面を正面に向けた姿。この姿で飾る人は多いだろう。バーニア部分はすさまじい迫力だ