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オセロの進化の時来る!? 立体や四人対戦、新機軸のオセロが登場

 オセロはシンプルでありながら奥深いゲームだ。相手の石を挟むとひっくり返ってこちらの石になるそのシンプルなルールでありながら、攻略法や技なども編み出されており、上級者同市の戦いは非常に高度な読み合いが行なわれる。

 オセロは1973年に発売されたのが最初であり、メガハウスの登録商標である。そのメガハウスが2021年に2種類の新しいオセロゲームを発売した。昨今はコロナ禍の中で"お家需要"が増す中、シンプルで奥深いオセロゲームが人気だった。そういう流れの中でメガハウスは「新しいオセロを作ろう」と企画が持ち上がったという本稿ではその2つと、アイアップの「リバーシ」の新商品を紹介したい。

 9月に発売された「4人対戦オセロ」はその名の通り4人での対戦が可能になっている。石が立方体となり、挟まれると変化する。2人対戦ではないので思わぬところから挟撃されたり、駆け引きは複雑になる。

 「4人対戦オセロ」はこれまでの"2人対戦"の枠を超え、家族でわいわいと楽しめるゲームとしても活躍して欲しいという開発者の思いも込められている。オセロは上級者にとっては運の要素が少なく、実力差があるとワンサイドゲームになりかねない。しかし4人対戦ならその予想は難しくなる。もちろん3人対戦もできるので、2人が協力して1人に立ち向かう、といったような戦い方も可能だ。

【4人対戦オセロ】
9月に発売された「4人対戦オセロ」はその名の通り4人での対戦が可能。価格は3,850円(税込)

 もう1つが、「3D立体オセロ」である。こちらは11月発売予定だ。2人対戦のオーソドックスなオセロと思わせて、"立体スペース"があるのが大きな変化。立体スペースを置くことで、版の一部分が変化し、石を置く場所が増えるのだ。オセロは8×8のスペースでの戦略が重ねられている。この立体スペースを置くことで新しい攻略、戦略が求められる。

 「4人対戦オセロ」がカジュアルな楽しさを提案するオセロだとすれば、「3D立体オセロ」は上級者に"新たな地平"を提示するものだろう。壁に垂直に張り付くマスが登場することで、駆け引きはさらに複雑になる。しかもセットには2つの立体スペースがあり、重ねたり、場所を変えることが可能で、戦場は大きく変化するのである。

 オセロは世界大会まで行なわれるゲームである。上級者にとって「3D立体オセロ」はより複雑で、戦いがいのある世界を生み出してくれるかもしれない。

【3D立体オセロ】
盤から持ち上がる3Dフィールドを設置可能に。本商品の発売は11月、価格は3,980円(税込)
3Dフィールドは側面に垂直に石が置ける
1セットにフィールドは2つ同梱、重ねたり、配置を自由に決められる