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指示を出すカタパルト士官、沈み込む前脚、出撃時の緊張感を再現！ 「1/48 グラマン F-14A トムキャット (後期型) 発艦セット」
2021年10月15日 16:19
- 【1/48 グラマン F-14A トムキャット (後期型) 発艦セット】
- 11月20日発売予定
- 価格：9,680円(税込)
- 【1/48 グラマン F-14 トムキャット ディテールアップパーツセット】
- 11月20日発売予定
- 価格：980円(税込)
タミヤはタミヤ プラモデルファクトリー 新橋店にて、10月15日から27日までタミヤの新製品を展示する「TAMIYA SHOWCASE」を開催している。会場では新製品の情報や、組み立て前のランナー、しっかり組み立てられた完成品を見ることができる。
弊誌ではこの「TAMIYA SHOWCASE」で展示されていた商品のいくつかをピックアップしていく。本稿では「1/48 グラマン F-14A トムキャット (後期型) 発艦セット」を取り上げていこう。
「1/48 グラマン F-14A トムキャット (後期型) 発艦セット」は、11月20日発売、価格は9,680円(税込)。全長398mmのかなり大型のプラモデルである。タミヤは2016年に初期生産型をモチーフにした「1/48 グラマン F-14A トムキャット」、2018年に最終生産型の「1/48 グラマン F-14D トムキャット」を発売している。今回はF-14Aの後期型を再現しており、さらにカタパルト士官のフィギュアや航空甲板のディテールをリアルに表現した紙製の甲板シートを付属し、ジオラマとして飾れるセットとなっている。
可変翼機であり、かつてのアメリカ海軍を象徴する戦闘機としてF-14は非常に魅力的な戦闘機だ。復座型のコクピット、大型の機体、双発のエンジンなどなど細かく設定は知らなくてもコミックやゲームなどでもF-14を知っている人は多いだろう。そのF-14を細部まで再現したプラモデルというのは、それだけでも魅力的だ。
本商品はさらに後期型ならではのディテールを再現。発艦時の揚力を得るための主翼を最前進位置まで展開し、前縁スラットとフラップをフルダウンにした状態を再現できる専用パーツまで用意されている。F14は可変翼機だが、本商品はは大型モデルのため主翼基部部分にかなりの負荷がかかる。このためかなり堅牢な構造となっているが、こちらでは左右の翼をつなぐ一体で成形した堅牢な主桁パーツを用意しており、よりディスプレイしやすくしている。
注目したいのが「前脚柱」。F-14は空母から発艦する際に強力な蒸気カタパルトでの補助を受け加速するが、発艦時の沈み込んだ状態を再現するパーツまで用意されている。このほか機首下面に装備した望遠カメラポッド、様々な武装など、組み立てることでF-14を細部まで学べる商品となっている。
パイロットフィギュアの装備の違いや、クッションの違う射出座席、計器板のコンソールの違いなど、思わずさらに資料を取り寄せて調べたくなる要素が多数盛り込まれている。アフターバーナーの構造など戦闘機好きにはたまらない要素が詰まっている。
このF-14のプラモデルをさらに楽しくしてくれるのが「1/48 グラマン F-14 トムキャット ディテールアップパーツセット」だ。このディテールアップパーツはこれまでの「1/48 グラマン F-14A トムキャット」と、「1/48 グラマン F-14D トムキャット」でも使うことができる。機首先端に取り付けられる「アルファプローブ」、パイロットを固定する「シートベルト」、キャノピーに取り付ける「バックミラー」に金属部品を使うことでリアルな質感をプラスすることができる。
「1/48 グラマン F-14A トムキャット (後期型) 発艦セット」は、今まさに発艦しようとするF-14を看板まで含めて再現できるところが楽しい。映画「トップガン」はもちろん、機体は違うがアニメ「超時空要塞マクロス」のオープニングシーンなど様々なイメージが重なるカッコイイジオラマをくみ上げることができる。F-14のファン以外にもおすすめしたい商品だ。
