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【クリスマスフェスタ】クリエイターのセンスあふれるデザインが手軽に作れるプラモデルに! キャビコの「チョイプラ」の挑戦
2021年12月12日 10:46
- 【クリスマスフェスタ2021】
- 12月11日、12日 開催予定
- 開催時間:
- 11日10時~17時
- 12日10時~16時
- 入場料:無料(事前予約の必要あり)
- 会場:ツインメッセ静岡 北館/南館
クリスマスフェスタ2021でグッときた商品があった。「装甲騎兵ボトムズ」のスコープドックを数センチのサイズでプラモデルキット化しているのである。手足の小さいデフォルメデザインなのだが、コクピット内部まで作ってあって、ファンの心をうまくくすぐるキットだ。
小さいサイズのプラモデル「チョイプラ」を販売しているメーカーはキャビコ。立ち上げてまだ数年の模型メーカーだという。キャビコは「クリエイターの作品をプラモデルにする」というコンセプトでオリジナル商品を展開している。スタートは大河原邦男氏のヒーローロボット「イグザイン」。そこから様々なクリエイターがデザインしたキャラクターをプラモデル化している。
どの商品も数センチ、パーツは少ない。中が見えるクリアパッケージで販売し、ユーザーが手軽に買えるようにしている。値段も1,000円をボリュームゾーンにしていて、そのデザインに心惹かれたユーザーが手にしたくなる気軽さだ。例えば「アモデウス」というロボットは元はガレージキットの高価なキットだが、「チョイプラ」なら手軽に買える。大きさや質感はもちろんガレージキットにはかなわないが、作者の独特のセンス、ロボットキャラクターのバランス、ディテールの魅力などはしっかり伝わる。
また、「なっちん」という頭の大きなディフォルメロボットシリーズはカラーリングや武装、さらには作業用のバリエーション展開を見せていて、ミリタリー、SFロボットの雰囲気が楽しい。
全体的にかわいらしく、手軽で、そしてクリエイターのセンスが強く伝わるラインナップとなっている。キャビコではクラウドファンディングやキット化アンケートなども行なって、新しいクリエイターの発掘、そして商品化を進めているという。
個人製作のガレージキットは複製、量産が難しいためどうしても高価になる。作るのにも技術が必要だ。キャビコのチョイプラはガレージキットの雰囲気を持ちながらも、プラモデルによるしっかりと質感、細かい造形、低価格を実現し、クリアパッケージでちゃんと商品のクオリティをチェックできるのが楽しい。思わず手に取ってみたくなるシリーズであり、今後の展開も楽しみだ。