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タカラトミーとJAXA等の共同開発による変形型月面ロボットが宇宙探査で活躍

本日より変形して走行する様子を公開

【「SORA-Q」挙動を公開】

3月15日 公開

 タカラトミーが国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)等と共同開発した、超小型の変形型月面ロボット「Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)」が、JAXAの小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」に搭載され、月面でのデータ取得を行なうことが決定した。変形型月面ロボットの愛称は「SORA-Q(ソラキュー)」。

 「SORA-Q」は、おもちゃのアイデアが盛り込まれた、世界でも珍しい球体から変形する探査ロボット。「SORA-Q」が変形して走行する様子は、本日3月15日から、タカラトミーの公式ウェブサイトにて公開される。

 「SORA-Q」が「SLIM」に搭載されることにより、ispace(アイスペース)の月着陸機「HAKUTO-R」による月面輸送(※1)と合わせて計2回の月面探査が行なわれることになる予定だ。

【(※1参照元:JAXA プレスリリース)有人与圧ローバの実現に向けた変形型月面ロボットによる月面データ取得の実施決定について(2021年[令和3年])5月27日】

【SORA-Q(ソラキュー)、JAXAとタカラトミー等の共同開発によって生まれた、超小型の変形型月面ロボットの映像です。】

「SORA-Q」リソース

質量:本体約250g、サイズ:直径約80mm(変形前)
通信:LEV-1とLEV-2(SORA-Q)間の通信機能(Bluetooth)
カメラ:前後2つのカメラでSLIM探査機及び周辺環境を撮像可能

変形前
変更後
野球のボールとの比較