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【静岡ホビーショー】海外ファンも注目するコトブキヤ「HMM ゾイド」レポート
「ケーニッヒウルフ」などの原型がお披露目
2022年5月13日 11:18
- 【RZ-053 ケーニッヒウルフ】
- 発売日:未定
- 価格:未定
コトブキヤ商品の中でも多くのファンを魅了し、驚きと興奮の商品展開をしている「HMM ゾイド」シリーズ。
「ゾイド」はタカラトミーが展開しているモーターやゼンマイで駆動するホビーだ。漫画、アニメ、ゲームと幅広いメディア展開もされ、その重厚な世界観、動物をモチーフとした金属生命体「ゾイド」の活躍が魅力である。
コトブキヤは、駆動ギミックをオミットしたかわりにプラモデルならではの造形美と各関節の可動で、「ゾイド」の動きやデザインをハイクオリティで再現した「HMM ゾイド」シリーズを展開している。
イベント「第60回 静岡ホビーショー」では、以前より発表のあった「ケーニッヒウルフ」をはじめとした新作の原型が公開された。
「ケーニッヒウルフ」の立体化はファンからの要望が高く、本イベントで初の原型公開となったという。
狼型ゾイドの中でも大型の機体で、そのヒロイックなデザインからも人気の高いゾイドだ。
また、コトブキヤでは「HMM ゾイド」シリーズでカスタム武装も商品化しており、「ゾイド」の世界を凝縮した物語「ゾイドバトルストーリー」に登場した姿も再現できる。コアなファンはもちろんそのビジュアルで心を掴まれる人もいるだろう。
今回、「ゾイドカスタムパーツ デュアルスナイパーライフル&5連ミサイルポッドセット」や、これを装備した「RZ-053 ヘビーアームズ ケーニッヒウルフ」の原型も公開された。
数多くの商品を展開するコトブキヤだが、日本国内にとどまらず海外でも商品展開がされている。
担当者の方は「HMM ゾイド」シリーズと「ロックマン」シリーズが北米での好評だという。現在も続くコロナ禍でプラモデルの需要が増えており、海外の店舗でも販売がされている。
また「HMM ゾイド」シリーズは「公開商品企画会議」などファンとの交流が盛んで、その中から立体化希望のゾイドを募るなど、商品展開の参考としている。
中でもシリーズ最大級のキット「ゴジュラス・ジ・オーガ」がこうしたイベントを通して商品化が決定された。パーツ数1001点以上の大ボリュームキットであり、コトブキヤからして冒険的な商品化であったが、ファンの熱意もあって売れ行きは好評だったという。
メーカーとファンの熱意によって多くの立体化が成されている「HMM ゾイド」シリーズ、今後の商品展開も期待が高まる。
ちなみに、「ゾイド」シリーズの超大型ゾイド「ウルトラザウルス」の立体化を望む声もあるとのことで、開発チームで劇中の設定サイズから「HMM ゾイド」シリーズの共通スケールの1/72スケールにした場合の大きさを計算したところ、もし立体化すれば畳一畳分の大きさとなるとのことだった。