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国内玩具市場は史上最大規模へ。2021年度の調査結果を日本玩具協会が発表

「カードゲーム」分野急成長で一躍市場最大の勢力に

【2021年度玩具市場規模データ】

6月14日 公開

 日本玩具協会は6月14日、2021年度の玩具市場規模データを公開した。玩具市場規模は8,946億円にのぼり、2001年以来過去最高を記録している。

 玩具市場規模データは、日本玩具協会が毎年「日本おもちゃ大賞」の発表時期に合わせて公開している資料。今回のデータは2021年度の日本国内における玩具市場を対象としている。協会の調べによると、玩具市場規模は、上代価格(希望小売価格)ベースで8,946億円。前年度比108.5%の成長で、2001年から続く現行の調査形態においては過去最高の数値となった。

 2021年度に最も伸びが大きかったのは「カードゲーム・トレーディングカード」分野で前年度比145.6%を記録した。市場規模は1,782億円と、玩具市場で最も規模の大きい分野へと急成長している。躍進の要因として、「ポケモンカードゲーム」、「遊戯王OCG」、「デュエル・マスターズTCG」の3強が市場を牽引。分野全体としてスマホアプリやゲームとの連動で新規ユーザーを獲得し、購入者の裾野が広がっているという。また、レアカードの高額取引も同分野の話題性を高めている。

 データ分析の全文は日本玩具協会の公式ホームページで確認できる。