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「バンダイナムコ Cross Store」内覧会レポート
バンダイナムコの総力を結集! キャラクターをテーマに商品を展開できる複合施設に
2022年7月5日 20:02
- 【バンダイナムコ Cross Store 横浜】
- 7月7日 オープン予定
- 場所:
- 神奈川県横浜市中区新港2丁目2-1
- 横浜ワールドポーターズ2階
バンダイナムコアミューズメントは、バンダイナムコグループ各社の13店舗が集結する複合施設「バンダイナムコ Cross Store」を横浜ワールドポーターズにて7月7日よりオープンする。
「バンダイナムコ Cross Store」は、様々な直営店に加え、アミューズメント施設「ナムコ」、ガシャポンを展開する「ガシャポンのデパート」など多彩な施設を展開、「観る」、「触れる」、「体験する」ことができる。様々な商品を購入できるだけでなく、アミューズメントマシンや、各種イベントなども開催される。
これまでバンダイナムコグループは、ナンジャタウンなど様々な複合施設を運営してきたが、「バンダイナムコ Cross Store」はバンダイナムコグループの様々なオフィシャル店舗が一堂に会することで、「キャラクター」をフックとして各事業部の商品を集結できるところに新しさがある。
プラモデル、フィギュア、食玩、プライズなど各店舗で、一押し商品として特定のキャラクターをキーとしたアイテムのアピールをすることで、各事業部独自の商品展開だけではなく、「バンダイナムコ Cross Store」が各店舗と協力し、来場者に強くキャラクターを意識させ、盛りだくさんの商品を提示できるようになる。
バンダイナムコグループでは、「ガシャポンのデパート」、「ガンダムベース」、「TAMASHII NATIONS STORE TOKYO 」など各事業部が独自のオフィシャルショップを展開している。「バンダイナムコ Cross Store」はこれらのリソースやノウハウを活用し、例えば「ドラゴンボールの様々な商品を一堂に展開できれば?」といった構想の下、「バンダイナムコ Cross Store」を計画したという。
「バンダイナムコ Cross Store」は、横浜に加え、7月16日よりキャナルシティ福岡でも展開する。今回は横浜の店舗の内覧会での写真と、各店舗の特徴をピックアップしよう。さらに担当者のショートインタビューにより、本施設の意義も紹介していきたい。
キャラクターをキーとした各店舗の商品展開も。新しい流れを作り出したい
今回、本施設が生まれた意義について、 バンダイナムコアミューズメントソリューション事業部ソリューションマネージャーの前田一也氏と、ソリューション事業部エクスペリエンス事業部ゼネラルマネージャーの佐々木晶士氏に話を聞いた。
前田氏は「バンダイナムコ Cross Store」は本施設は決して、大きさや規模をアピールする施設ではないと語った。面積や参加店舗では過去にも大きな施設やテーマパークがあった。しかしグループのオフィシャルショップが一堂に会するといった施設はなかった。プラモデルやフィギュア、食玩など様々な事業部の魅力的な商品、オフィシャルショップが展開する中、「これらの店舗が1カ所で展開する施設はどうか?」という声がけをバンダイナムコアミューズメントが行なったのがスタートとなる。
この声がけを行なった想いには各事業部が様々な流通経路、販売形態をとる中で、「IPを軸としたアピール」ができないかというところが大きなテーマだという。例えば「ドラゴンボール」のプラモデル、フィギュア、食玩、ガシャポンなどが1カ所に集まり、来場者はいろいろな商品が選べる。そういう空間を作りたかったとのこと。各事業部が集まる施設ならば、こういった展開が可能ではないか? というのが「バンダイナムコ Cross Store」のテーマの1つだという。
また、通販、コンビニ、アミューズメント施設といった販路がある中で「リアル店舗が持ちたい」という各事業部の想いにも答える形にもなった。また、「外国人観光客」へのアピールも特に求められているところ。横浜と福岡は、この施設の前はイギリスの玩具メーカー「ハムリーズ」とバンダイナムコアミューズメントが店舗を展開しており、外国語対応などのノウハウもあると佐々木氏は語った。特に福岡は、今後増加する外国人観光客に期待しているとのこと。
前田氏はスタート時、特に「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」に期待しているとのこと。庵野秀明氏が関わる「シン」のキャラクターが集まる企画のグッズ展開としては初めてのものになり、グッズやコラボメニュー、VRコンテンツなど様々な要素を盛り込んでいるだけに、楽しみにして欲しいとのこと。また、福岡は横浜にはない「サンライズワールド」という、サンライズ関連の商品を充実させたショップを展開する。こちらも大きな目玉として期待しているという。
佐々木氏は「バンダイナムコ Cross Store」を提示するきっかけが福岡での「ガシャポンのデパート」の運営経験だと語った。様々なメーカーや企画が出る中、1つのIPをフックに、グループ各社の商品や企画が一堂に会するような展開はどうすれば実現できるか、どうやれば盛り上げることができるか、そういったことを考えていたのが原動力になっているとのこと。
また、今回立ち上げたショップの中で「ナムコ堂」は面白いことができているショップとして注目して欲しいという。「アイドルマスター」、「ラブライブ!」、「アイカツ!」というアイドルを扱ったコンテンツが1つになっている店と、注目商品が"写真紙"を使ったブロマイドという、昔のアイドルグッズをあえて使っているところに注目して欲しいとのことだ。
最後にユーザーへのメッセージとして前田氏は「横浜は7日、福岡は16日にオープンです。商品そのものはほかの店舗でも置いてあるものも多いですが、切り口を変えることで見え方が変わっていると思います。"体験"していただくことで印象が変わると思います。是非一度来てください」と語った。
佐々木氏は「ここに来ると商品の印象、キャラクターの印象が変わるんじゃないかと。ファンの交流の場、つながる場になってもらいたいと思います。よろしくおねがいします」と読者に語りかけた。
インタビューで改めて立ち上げの想いを聞くと印象が変わる。様々なオフィシャルショップが一堂に会し、「今回はこのキャラクターをキーにして商品を展示・販売するのはどうか?」という他の店舗とはひと味違った流れを見せる。ここには新しいキャラクター表現や、自分の好きなキャラクターを様々な方向で深掘りする楽しさが生まれるかもしれない。スタートからの展開に期待したい。