特別企画

2,000台ものガシャポンマシンを設置! キャナルシティ博多の「ガシャポン バンダイオフィシャルショップ」レポート! 最新マシンや人気ガシャポンは!?

【ガシャポン バンダイオフィシャルショップ】

3月30日より営業

場所:キャナルシティ博多

 「ガシャポン バンダイオフィシャルショップ」キャナルシティ博多店は、バンダイナムコアミューズメントが3月30日よりスタートさせたバンダイのカプセルトイ"ガシャポン"の専門店だ。これまで運営していた「ガシャポンのデパート」と合わせ、2,000台ものガシャポンマシンを展開、日本国内最大級の規模で、カプセルトイを販売している。

 圧倒されるのはそのボリュームだ。視界全部がガシャポンマシンで埋まる。もちろん同じ商品が並んでいるのではない。ガシャポンのデパートでは他社のカプセルトイも扱っているが、そのカプセルトイ文化の商品と込められたアイディアの多彩さに感嘆させられる。

 今回はこの大きく発展しているカプセルトイ文化に対し、店舗スタッフがいかに工夫しその楽しさを届けているかをレポートしたい。また、ガシャポン バンダイオフィシャルショップと、ガシャポンのデパートはキャナルシティ博多でバンダイナムコアミューズメントが展開しているnamcoキャナルシティ博多店の一部でもある。この場所は今後さらに拡充、一大アミューズメントスポットとして展開していくという。その壮大な計画も紹介したい。

【ガシャポン バンダイオフィシャルショップ】
バンダイのオフィシャルガシャポンが購入できるスポットとして、3月30日にスタート
それまであった「ガシャポンのデパート」と融合し、2,000台ものガシャポンマシンを展開している

多彩な商品を見つけやすく、楽しく手に取って欲しい! 最新技術と工夫を詰め込んだガシャポンショップ

 ガシャポン バンダイオフィシャルショップでは基本は500円から100円、200円などで購入できる商品が中心で、両替機で小銭に崩して、お気に入りの商品のマシンに硬貨を入れ、ハンドルを回しいくつかあるラインナップからランダムに選ばれた商品が出てくるおなじみの販売方法となっている。

 ここにはバンダイの最新ガシャポンマシンが集結しており、より高額な価格帯を提示することで凝ったフィギュアや、従来より大きな商品の提供を可能にした「プレミアムガシャポン」。電子マネーにも対応、現金を持たずにハンドルを回しガシャポン商品をゲットできる「スマートガシャポン」などもある。

 最新ガシャポンマシンで注目は「フラットガシャポン」。カプセルではなく、クリアファイルが出てくるマシンだ。絵柄はランダムになっており、ガシャポンならではの何が出てくるか楽しみな仕掛けになっているという。

【最新ガシャポン】
高額商品がゲットできるプレミアムガシャポン
電子マネーに対応したスマートガシャポン
コラボの最強ガシャステーション
クリアファイルが出てくるフラットガシャポン

 また、入り口にある巨大ガシャポン「オデッセイ」は、まさに"看板"となるべく生まれたガシャポンマシン。全高2.1m、奥行き2.3m、船の舵輪のようなハンドルを回すと、巨大モニターに派手なアニメーションが映し出され連動してカプセルが出てくる。1プレイ1,000円の高額ガシャポンだが、かなり凝ったフィギュアを手に入れることができる。大人はもちろん、子供が回してみたくなるに違いない、わくわく感を体験できるマシンだ。このマシンの稼働は4月28日からとなる。

【オデッセイ】
全高2.1m、奥行き2.3m、の巨大ガシャポン。モニターの演出や、商品のクオリティに注目

 ガシャポン バンダイオフィシャルショップに限らず全国的に今人気を集めているのが「ワンピース」のカプセルフィギュア「ワンピの実」である。"悪魔の実"をイメージしたカプセルに細かく彩色が施されたデフォルメフィギュアが入っている商品で、キャラクターをうまく再現しており、コレクション性が高い。入荷してもすぐ売り切れになってしまい、現在も品切れだ。「ここのカプセルマシンはよく見ると空になっているマシンもあります」できるだけ再入荷を心がけていますが、人気が集中すると出てしまいます」とスタッフは語った。

【ワンピの実】
大人気で置いてもすぐ完売してしまうという

 こうした状況もあるが、売れている商品、注目商品のアピールも積極的に行なっている。「人気商品展示コーナー」を設け、そこに商品を展示することでガシャポンに詳しくない人も最新の人気商品を知ることができ、商品を目標に探す楽しさを提供している。昆虫をリアルに再現した「いきもの大図鑑」や、食品サンプルのようにリアルな丼物ミニフィギュアが、内部ライトで輝く「ご褒美丼ライト」といった商品も人気とのこと。

 本店舗ではガシャポンマシンを「テーマ分け」しているのも特長の1つ。最新商品は「ニュー」、親しみやすいキャラクターなど面白商品は「バラエティ」、マニアックな商品は「コレクタブル」、生物系フィギュアは「いきもの」……それでもガシャポン商品はアイディアが多彩でカテゴリー分けには苦労するという。しかしそれは来場者も同じ。できるだけお客様に自分が欲しいガシャポン商品を見つけやすく、圧倒的なボリュームを持ったガシャポン バンダイオフィシャルショップだからこそ、テーマ分けによる商品の提示にはこだわっている。

 また、カプセルフィギュアを置いて撮影が楽しめるコーナーなどもあり、ただ販売するだけでない楽しさも提供している。そしてカプセルを回収する巨大マシンの設置はバンダイが進めているエコ活動の1つだ。カプセルを回収することでnamcoキャナルシティ博多店のアミューズメント施設で使えるポイントが入手できる。

【楽しくガシャポンに触れて欲しい】
現在の人気ガシャポンを展示
ガシャポンフィギュアをミニジオラマで撮影
カプセル回収マシン。再利用などを研究中だという

 様々な楽しさを提供するガシャポン バンダイオフィシャルショップだが、やはり核となるのは「ガシャポンの楽しさ」だ。キャラクターグッズ、オリジナル企画、斬新なアイディア、定番商品……本当にここまで円熟した玩具文化は独特の面白さを生み出している。これを支えているものこそ「日本の技術」だとスタッフは語った。「日本の玩具は小さいから面白い」という、カプセルトイの根幹を支えるキーワードを提示し、海外から訪れるユーザーにもその独自性をアピールしている。日本の玩具文化の強烈な一面を体感できる場所といえるだろう。

【多彩さこそが最大の魅力】
カテゴリー分けで欲しい商品を探しやすくしている
日本のカプセルトイ文化をアピール

 さらにnamcoキャナルシティ博多店全体も進化を続けているのだ。多くのアミューズメントマシンはもちろんだが、「鬼滅の刃 祭り日和」は、アニメ「鬼滅の刃」をテーマに縁日のアトラクションを設置、様々な遊びを提供している。上弦の鬼と戦う炭次郎になりきれる「撮影コーナー」、伊之助や善逸をテーマにしたアトラクションなど、ファンにはうれしい遊びが詰まっている。

 こういった各アトラクションはアーケードマシンの開発で実績を持つバンダイナムコアミューズメントが、IP側と綿密に連携し、その世界観を活かした遊びを考え出している。さらにTV局と連動したグッズショップ「ツリービレッジ」もオープン予定でますます盛り上がっていくという。

 スタッフはファンへのメッセージとして「お子様からシニア層まで、幅広いお客様の興味を引く商品をそろえています。そして見たことのない商品とも出会えます。ぜひ来てください!」と語った。

【その他の施設も充実】
namcoキャナルシティ博多店全体も進化を続けている。多数の最新アミューズメントマシンがそろっている
「鬼滅の刃 祭り日和」は、アニメ「鬼滅の刃」をテーマに縁日のアトラクションを設置
TV局と連動したグッズショップ「ツリービレッジ」もオープン予定

 とても面白く、魅力的な場所だ。バンダイのアイディア豊かなガシャポン商品を、「アミューズメント」として、見ること、買うことをエンターテイメントとして提供しているガシャポン バンダイオフィシャルショップは、新しいガシャポン販売の方法とも感じた。カプセルトイ文化がさらに成長していく中、このような施設が今後さらに増えていくと思う。