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【模型ホビーショー】異世界美少女プラモ「アルカナディア」の新作はまさかのケンタウロスにびっくり! 原形初公開

”いつもどおり”から”なんでもあり”へ

【アルカナディア エレーナ】

発売: 未定

価格: 未定

 コトブキヤは、プラモデル「アルカナディア エレーナ」について、「第60回全日本模型ホビーショー」で原形を公開した。発売日・価格未定。

 コトブキヤは様々な美少女プラモデルシリーズを展開しているが、「アルカナディア」は”ファンタジー・SF”という要素を前面に出し、他の美少女プラモデルとは全く違う方向性を目指しているという。第1弾は天使をモチーフにした「ルミティア」、そして2弾に悪魔をモチーフにした「ヴェルルッタ」を展開していたが、今回驚きのモチーフが明らかになった。なんと「ケンタウロス」と「狐尻尾少女」である。美少女プラモデルは他のメーカーも積極的に展開しているが、それらとは全く違う、大胆な路線であるといえる。本稿ではケンタウロスである「アルカナディア エレーナ」を取り上げたい。「狐尻尾少女」は別稿でレポートする。

 現在美少女プラモデルは、国内だけでなく全世界でも少しずつだが認知されるほどのカテゴリになっている。その中「アルカナディア」シリーズに関しては海外でも注目を浴びており、海外に認知してもらいやすい題材としてファンタジーという世界観となっている。(同社「創彩少女庭園」シリーズに関して言えば、制服という文化は日本のみであり、欧米や東アジアでも共感が得られないという問題があった)。

 「アルカナディア エレーナ」は、そんな「アルカナディア」シリーズの第4弾としてケンタウロスをモチーフにした少女である。上半身が少女、下半身が馬といった他では見ない姿をしている。その上で、その造形技術には目を見張るものとなっている。

オーソドックスといえる「天使」と「悪魔」の次はケンタウロス! 「この次は何が出てくるんだ?」という期待を持たせたいとのこと

 馬部分に関する筋肉の表現は、リアリティを追求しており、胴体にあたる腹部分の筋肉のつき具合や後ろ足の付け根、ふくらはぎに関してしっかりと造形されている。また筋肉量に関しても、よく見る競走馬のような筋骨隆々な姿ではなく上半身の少女部分と親和性を取るためあえて表現を柔らかくしているのもポイント。全体的なバランスがとれた仕上がりとなっている。

 「アルカナディア」の特徴として2種類のモードがあるが、非戦闘モードの「ノーマルモード」を実装するにあたり、馬が実際に休む体系である体を横に倒すしぐさを表現するため、胴体からひねる構造にすることで腰を落ち着けて休むポーズをとれるようにしている。これにより前足をたたむ必要があるがこれにも一工夫があり、素足のままだと怪我をするため前足にはレッグガードが装備されている。

 戦闘モード「ウィライズモード」では、長槍を手に持ち胸部、肩部、胴部に追加装甲が付与される。基本的には「ノーマルモード」から追加装甲と武器が追加しただけにはなるのだが、”ある個所”に関してはギミックが存在するとのこと。これについては続報を待ちたい。

「ノーマルモード」では穏やかな表情が見られる
膝が怪我しないように前足はレッグガードで保護
胴体部分が可動式になっており、横たわる姿勢が可能となる
後ろ付け根とふくらはぎの筋肉描写、蹄鉄もしっかりと表現
肩部装甲は片側のみに装着
前足のレッグガードは「ノーマルモード」よりも大型なものを装着
支柱を用いることで後ろ脚のみで立たせることが可能