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プチモビルスーツ「TOLRO-800 -トロハチ-」、ガンダムベース限定アイテムとしてまさかの立体化【#静岡ホビーショー】

フィギュアを載せてみたくなるサイズもいい感じ!?

【HG ガンダムベース限定 TOLRO-800 -トロハチ-】

8月発売予定

価格:2,200円(税込)

 静岡ホビーショーのBANDAI SPIRITSブース内ガンプラコーナーには、多数の新製品が出展され、弊誌でもいくつかのレポートを掲載している。これらの最新ガンプラの中で、筆者の琴線に強くアピールしてきたのが、この「HG ガンダムベース限定 TOLRO-800 -トロハチ-」だ。

「HG ガンダムベース限定 TOLRO-800 -トロハチ-」。8月発売予定。価格は2,200円(税込)。ガンダムベースでの販売商品となる

 「TOLRO-800 -トロハチ-」は、「機動戦士ガンダム」シリーズのいくつかの作品に登場した作業用小型MS「プチモビルスーツ(プチモビ)」の一種で、「機動戦士ガンダムUC」でバナージ・リンクスが空中に投げ出されたオードリー・バーンを救出する際に使用した機体だ。他の作品に登場した機体と比較して、本体カラーやデザインなど作業用MSとしての印象が強い。「トロハチ」は愛称は、その型番から由来している。

カプセル型の丸いコクピットが特徴。かつては非売品のカスタムパーツの一つとして立体化されたことがある

 そんなトロハチがまさかのキット化。BANDAI SPIRITSが運営するショップ「ガンダムベース」限定アイテムとして発売が決定した。特徴的な丸っこくて可愛くも見える丸いキャノピーはクリアパーツで成形され、腕部のシリンダーやマニピュレーターや脚部は可動する仕様で全体の表情を付けられるようだ。リード線を使った腕のパイプやコクピット内部の表現など、凝った仕様にも注目してみたい。

アームには伸縮とクローの開閉ギミックがある
アームは本体横側のレールに沿って前後に可動するとのこと。背中のタンクの造形にも注目

 HGシリーズではあるものの、スケールに関しては表記がなく、ノンスケールとなる模様。会場で実物を確認してみたところ、全高は90mm程度で、1/35スケールよりも少し大きいぐらいのイメージだろうか。内部にどの程度までスペースが確保されているか分からないが、近いスケールのフィギュア等を載せて楽しむこともできそうだ。

開いた状態のコクピット。見えるところだけあって、ちゃんと造形されている
オードリーを救出しコロニー内に不時着したシーンのジオラマも展示されていた。展開されたエアバッグを自作してみるのも面白そうだ

 BANDAI SPIRITSやガンダムベースの公式サイトにも既に紹介ページができているが、写真や詳細データはまだ未公開となっている。かなりニッチなアイテムなので、ガンダムベースでの販売は妥当なところだが、プレミアムバンダイなどで販売される可能性もあるので、8月の発売前後の公式情報はチェックしておきたいところだ。

その他のガンダムベース限定アイテムも展示された。こちらは6月発売予定の「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII ジムIII セット」。価格は4,730円(税込)。ジムシリーズの3体セットに専用の水転写式デカールが付属
「HG 1/144 ガンダムベース限定 ムーンガンダム(ロング・ライフル)装備」。6月発売予定。価格は3,740円(税込)。限定の成形色に加え、伸縮ギミックなどを内蔵したロング・ライフルが付属する