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2/1スケールフィギュア「朱羅 弓兵」レビュー
プラモをベースにスケールアップした彼女がグラマラスボディを魅せつける!
2023年6月22日 00:00
- 【朱羅 弓兵】
- 開発・発売元:コトブキヤ
- 5月30日 発売
- 価格:30,800円
- ジャンル:2/1スケールフィギュア
- サイズ:全高 約360mm
コトブキヤは、フィギュア「朱羅 弓兵」を5月30日に発売した。価格は30,800円。
グラマラスなスタイルでお姉さんキャラの雰囲気が漂う彼女が今回フィギュア化され、スタイル抜群な姿を見事に再現した造形に購入を決意、到着を心待ちにしていた本製品が発売となった。
本フィギュアは2/1スケールという、一般的な縮小したサイズのフィギュアではなく、逆にベースから2倍に拡大させており、ベース元のプラモデルから武装なども含めすべてが大型化している。また本シリーズより寝かせて飾る新しい展示方法「寝そべりモード」を搭載しており、スタンドに立たせて展示するのとは違った魅せ方もできるフィギュアとなっている。
本製品は、同社が展開するオリジナルシリーズ「メガミデバイス」より、和風な姿をイメージした朱羅シリーズから弓兵をモチーフにフィギュア化したものである。
「メガミデバイス」は元々プラモデルをターゲットにしたコンテンツで、イラストレーター・Nidy-2D-氏によって描かれたイラストをモチーフに忠実にプラモデル化したものが「朱羅」シリーズである。
そのためプラモデルの商品が1/1スケールとなっており、他のガンプラなど1/100スケールのような縮小したサイズではなく、等身大であることを売りに展開している。
今回「メガミデバイス」フィギュア化の第2弾として「朱羅 弓兵」を、プラモデルから倍のスケール2/1スケールで立体化されたため、商品について詳しく見ていこうと思う。
2/1スケールにより表現がより細やかになったフィギュア
「朱羅 弓兵」の魅力は、なんといってもグラマラスなボディとお姉さんのような雰囲気を感じさせる表現が注目の商品だ。
プラモデルでも十分に感じられた要素だったが、倍のスケールになったフィギュアでは、よりボディのグラマラス感は増して、顔つきもお姉さん要素よりも妖艶さを感じさせる微笑みとなっている。
武装パーツも豊富にそろっており、プラモデルでは表現しきれなかった各武装の凹凸や切り込みなどのモールドがしっかりと作りこまれているほか、脚部と武装との装着部分も作りこまれている。
またプラモデルでも感じた脚部のブーツが、黒色の淡いグラデーションを利用することでより艶やかかつ魅力的に見えるよう工夫されている。
体つきにも注目したく、プラモデルではまっすぐにしか表現できなかった胴体は、くびれを持たせのけぞるような姿勢で表現しているほか、胴体の黒のインナーはマットに白の装甲部分は光沢を出すことで、境界をはっきりとさせている。
またプラモデルでも十分に大きかった胸部は、更に主張するかのごとく造形されており、より丸みをおびた胸は横からや下から見ても満足できるほか、後ろから見ても感じられるほどの大ボリュームなものとなっている。
武装パーツに弓兵としての弓が付属しているが、大型のブレードのようなものが両端についており、縦に置くとフィギュア分の高さぐらいあるのではないかというぐらい大きいものだ。これを装着すると横向きに持つため、一般的なフィギュアよりも大きく見えてくる。
実際に1/1スケールのプラモデルと比較すると、2倍のスケールアップだけではないと思えるぐらい大ボリュームとなっている。またプラモデルとの表現の比較をすればするほど、似せて作っていることを感じさせる造形で、しっかりとジョイントの3mm穴などもフィギュアに落とし込み、単純に穴を表現するだけでなく、違和感が無いように周りに模様を描くなど工夫が盛り込まれている。
付属のクッションを使った抱き枕風「寝そべりモード」
プラモデルで搭載された非武装状態「素体モード」は、フィギュアでは脚部パーツや頭部パーツを差し替える「寝そべりモード」で表現している。
左足を黒いブーツから白のストッキングをはいた脚部に、右足は装甲を取り外し簡易的な黒ブーツ姿にすることで表現できるモードとなっており、立たせて展示させるのではなく、床に寝かせて展示する新しい方法で表現している。
武装がついていた時より、簡素な装備となっているため女性らしい体つきを堪能できるほか、白のストッキングはあえて破れた様子で表現することで、より太もものムチムチ具合を感じられるようになっている。
紳士向け注目ポイント
「朱羅 弓兵」において、紳士向けに注目したいポイントをまとめて紹介する。
プラモデルでは接合の関係で表現できない脇や足の隙間から覗く股の表現、お尻のムチムチ具合、溢れんばかりの胸など魅力的に造形された部分が多いフィギュアとなっている。
今回フィギュア「朱羅 弓兵」に触れて、プラモデルでしか感じられなかった要素が、フィギュアになることでより強くキャラクターを感じることができた。
第2弾として「弓兵」がモチーフとなったが、第1弾の「忍者」も十分に魅力的だったのが、さらに磨きをかけて造形されていると感じるほどに作りこまれており、プラモデルで魅力的と感じている人は是非フィギュアにも手を出してほしい。それだけに満足のいく出来栄えである。
現在本シリーズの続報は今のところ無いが、もし続いて「九尾」や「玉藻ノ前」が出てきたら、どこまで魅惑的に造形されるのか楽しみで仕方がない。今後もプラモデルからフィギュア化する本シリーズに注目しつつ、続報を心待ちにしたい。
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