ワンフェス、ディーラーパス転売についての取り締まりを実施

　ワンダーフェスティバル実行委員は、7月30日に行われるワンダーフェスティバル2023 Summerにおいて、各フリマサイトにてワンダーフェスティバルのディーラーパスが出品されているという報告を受けていることを明らかにした。

　ワンダーフェスティバルでは一般参加者だけでなく、自分が作ったガレージキットなどを販売する「ディーラー」としても参加できる。ディーラーは販売者のため、ワンダーフェスティバル開場前に入場することができる。

　これを悪用し、数量限定のガレージキットを一般参加者より有利な状況で買い占めようとする人達がいる。過去にはメディアパスを悪用する人もいて、メディアも制限が掛けられている。実行委員はいかなる事由でも、ディーラーパスの第三者への譲渡は厳禁としている。

　ルールを破って入場する人達が限定のガレージキットを購入し、転売するというケースも多い。ワンダーフェスティバルでは「当日版権」という、イベント開催時のみキャラクター商品の販売許諾を得て販売される商品も多い。転売品はこの版権許諾からも外れた商品となる。ディーラーパスはもちろん、ガレージキットの転売も、ワンダーフェスティバルの理念から反し、イベントの存続を危うくする行為なのだ。

　実行委員はディーラーパスのフリマサイトの出品を重大な問題と受け止め、いくつかのフリマサイトに協力してもらいながら調査を行い、取り締まりを行っており、出品が認められたディーラーには厳正な処置を取っているとのことだ。