ニュース

「リコリス・リコイル」鈴木千束のハワイ Ver.原型が出展!アニプレックス/クレーネルブースレポート【#ワンフェス】

【ワンダーフェスティバル2023[夏]】

開催期間:7月30日10時~17時

開催場所:幕張メッセ国際展示場1~8ホール

 7月30日に幕張メッセで開催された、総合造形イベントの「ワンダーフェスティバル2023[夏]」。そこに共同で出展していたのが、アニプレックスとクレーネルのブースだ。こちらでは、1/7スケールフィギュアを中心に多数の作品が展示されていたのだが、今回はその中から新作を中心に目に付いたものをピックアップしてご紹介していく。

【鈴木千束 ハワイ Ver.】

 現在企画進行中の原型として展示されていたのが、「鈴木千束 ハワイ Ver.」だ。こちらはアニメ「リコリス・リコイル」の主人公のひとりである鈴木千束を立体化した作品である。今回はハワイバージョンということで、頭には髪飾り、服装もハワイアン風のものを身につけ、スカートを指で持ち上げながらはしゃいでいる姿で再現されている。

 ボブカットが特徴的な千束だが、短い髪が風に揺れているような形になっている。大きな瞳に、これまた大きく口を開けた表情も、バカンスを楽しんでいる様子がうまく表現されている印象だ。首からかけたレイや、ひらひらの付いた衣装、手首に付いた飾りなど小物類なども作り込まれている。

 足元は厚底のサンダルを履いているのだが、ハワイのビーチの砂浜をイメージしているのか、台座部分は砂の上を歩いているような造形になっている。ちなみに今回はシルエットのみの展示ではあったが、この「鈴木千束 ハワイ Ver.」に加えてもうひとりの主人公である「井ノ上たきな ハワイ Ver.」もリリースされる予定だ。

【喜多川海夢 ナイトプールVer.】

 アニプレックスより発売予定の、1/7スケールフィギュア「喜多川海夢 ナイトプールVer.」の原型が出展されていた。こちらは「その着せ替え人形は恋をする」のメインヒロインである喜多川海夢を立体化した作品である。

 ナイトプールバージョンということもあり、大きな浮き輪に腰をかけて、手にはドリンクを片手にはしゃいでいるような姿になっている。大きなバストが強調された水着姿も素晴らしいのだが、足の指が独特な曲げ方になっているなど、見れば見るほどいろいろな発見があって面白い。

 また、片目をつむっておどけているような喜多川海夢の表情も素晴らしい。発売時期などは今のところ未定だが、真夏の季節にぴったりな感じだ。

【太陽を克服した竈門禰豆子】

 アニプレックスより、2024年9月に発売予定の1/8スケールフィギュア「太陽を克服した竈門禰豆子」。すでに予約の受付も開始されているが、こちらも最新作として同ブース内ではかなり目立つ位置で展示されていた。今回は、6月まで放送されていたアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」ラストに登場する竈門禰豆子が太陽を克服した感動のシーンを再現している。

 今回の展示では、アニメのシーンが蘇ってくるような緑のバックに飾られていたが、その雰囲気を再現するために台座部分にも緑が生い茂ったようになっている。アニメを視聴しているときは気が付かなかったのだが、禰豆子の片足は裸足になっているなど、フィギュアならではの新たな発見ができるところも面白い。

【纏流子&満艦飾マコ】

 テレビアニメ「キルラキル」の十襲年を記念して現在制作が進められている、1/7スケールフィギュア「纏流子&満艦飾マコ」の原型が展示。独特なスタイルのタンクの上に、主人公の纏流子と満艦飾マコが乗っているような姿で立体化されている。

 ちなみにこちらの作品は、キャラクターデザインを担当したすしお氏の新規描き下ろしイラストを元にフィギュア化したものだ。原型では色はわからないが、オリジナルのイラストでは色の異なるセーラー服に身を包んだふたりのキャラクターに加えて、兵器部分は黒と赤を基調しており、作品の世界観がうまく表現されたものとなっている。今後彩色が施されたときに、どのように仕上がっていくのかというところも楽しみだ。

【後藤ひとり】

 実は同じタイトルの作品が複数あったためこれが正式名称かはわからないのだが、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公である後藤ひとりを1/7スケールフィギュアで再現した「後藤ひとり」の原型が展示されていた。

 こちらのフィギュアでは、彼女のトレードマークともいえる黒いレスポールカスタムを手に、ステージ風の背景をバックに跳びはねているような姿で再現されている。躍動感がありそうなシーンではあるが……表情は意外と落ち着いた感じに見えるところも、キャラクターのらしさが良く出ている。現在は企画が進行中ということなので、今後の続報にも期待したいところだ。