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「ハーフミラーメッキ」のキャノピーが美しい「HG 1/72 ダンバイン」がお目見え【#全日本模型ホビーショー】

旧「HGABダンバイン」との比較展示も

【第61回 全日本模型ホビーショー】

開催期間:9月30日~10月1日(業者招待日:9月29日)

会場:東京ビックサイト(南1,2ホール)

入場料:1,200円(中学生以下:無料)

 「第61回 全日本模型ホビーショー」のBANDAI SPIRITSブースに、「HG 1/72 ダンバイン」が出展された。プレミアムバンダイのホビーオンラインショップ販売商品で、1次予約分は11月に発送予定となっている。

BANDAI SPIRITSの「HG 1/72 ダンバイン」展示コーナー。様々なポージングのダンバインを展示
「HG 1/72 ダンバイン」。1次予約分は11月発送予定。価格は3,850円。プレミアムバンダイ販売商品

 「聖戦士ダンバイン」の主人公ショウ・ザマが駆る試験型のオーラ・バトラーがこのダンバインだ。「HG 1/72 ダンバイン」は、2021年に発売された「HG 1/72 サーバイン」で培った技術を生かし、曲面の多い昆虫のようなデザインを忠実に再現。複数の可動軸により劇中の活躍シーンを再現できる仕様だ。そのトレードマークともいえる翅には、パール素材を混ぜた集光樹脂を採用していて、反射や透過で見え方が変わり、翅脈も浮き出て見える。

このクオリティのダンバインが完成する。武装はオーラソードとオーラショットが付属
翅のディテールはシンプルめながら、翅脈もしっかり見えている
オーラコンバーターももちろん可動する。曲面の形状がいい感じだ

 事前の発表で話題となった、新技術「ハーフミラーメッキ」を採用したキャノピーは、手前のものがはっきり写り込むほどの鏡面仕上げながら、パーツ単体ではしっかりと向こうが透けて見えるというその名の通りハーフミラーな仕上げだ。内部にパイロットのショウがいないのが残念なほどで、開閉機構などを備えたパーツとともに「HG スコープドッグ」のような拡張パーツを発売してほしいとも思った。

コクピットには手前にある完成見本が映り込んでいる
パーツ単体で眺めると、クリアーパーツということがわかる

 展示コーナーには、旧アイテムである「HGABダンバイン」も展示されていて、比較することができた。こちらは2008年に発売されたアイテムで、全体的なプロポーションは悪くないものの、頭部やオーラコンバーターなど、要所の形状に気になるところが見受けられる。それから15年が経過し、設計技術も大きく進化した最新のキットは、同じ頭部でもこれぞダンバインという形状になっているのが嬉しく、パーツによる色分けも期待ができそうだ。

「HGABダンバイン」と「HG 1/72 ダンバイン」の立ちポーズ。プロポーションの違いは明らかで、前者はここまで仕上げるのに塗装も必要とした

 ホビーショー初日の9月29日には、2024年2月発送の2次予約が始まったものの、こちらも残念ながら在庫が終了してしまった模様。 順次再生産のアナウンスもされるかと思うので、まだ予約できていないという人は、公式サイトやSNSなどをチェックしていただければと思う。

サンライズ作品のプラモデル特設サイト「サンライズプラモコレクション」にてラインナップされたプラモデルも展示された