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「ティタノマキア」がMODEROIDでも発売決定。NAOKI氏がグッスマやコトブキヤなど各社を巻き込み、プラモ独自の世界観を構築【#全日本模型ホビーショー】

【第61回 全日本模型ホビーショー】

開催期間:9月30日~10月1日(業者招待日:9月29日)

会場:東京ビックサイト(南1,2ホール)

入場料:1,200円(中学生以下:無料)

 マルチクリエイターのNAOKI氏がプロデュースする模型オリジナル企画「TITANOMACHIA(ティタノマキア)」の関連アイテムが「第61回 全日本模型ホビーショー」に出展された。

 NAOKI氏がその世界観の構築からストーリー、デザイン、商品監修、そして総合プロデュースの全てを手がける「ティタノマキア」。2019年に発表され、今年の静岡ホビーショーやワンダーフェスティバルなどでその詳細が明らかとなり、公式サイトでは世界観やストーリーも公開されている。

「ストラトハウンド」。発売日、価格等は未定だが、11月より受注開始とのこと
女性タイプの強化外骨格スーツ。近接戦用の装備も充実している
素顔とともにヘルメットとバイザーの頭部も用意。同社が展開するシリーズに準じた、完成後も可動を楽しめる仕様

 コトブキヤからは1/12スケールで展開される強化外骨格スーツ「SIDE:ES(EXOSKELETON / エグゾスケルトン)」が発表され、その第1弾「ゲイルハウンド」はこの10月に発売が決定。そして今回のホビーショーでは第2弾「ストラトハウンド」の彩色サンプルが出展された。斧型のランスと両手持ちのハンドガン、そしてシールドを装備した女性タイプのスーツだ。同社が得意とする美少女プラモデルのノウハウを取り込み、ゲイルハウンドとはひと味違うテイストとなっている。

10月発売の「ゲイルハウンド」。背中に背負う武器「スマッシャー」を使いこなして戦う。同社「M.S.G」他のシリーズとも連動してカスタマイズが可能

 一方メカは、グッドスマイルカンパニーが「MODEROID」シリーズにて1/48スケールで展開することを発表。6m級の汎用兵器「SIDE:R(REAPER / リーパー)」と、10m級の大型決戦兵器「SIDE:GR(GRIM REAPER / グリムリーパー)で、前者は3種類、後者は1種類との試作品が展示されていた。

発売から50年以上経過しているが、古さを感じさせない車体を完全再現
「MODEROID」で展開される「ティタノマキア」の機動兵器群
リーパーは1/48スケールで3種類をラインナップ。これは「SIDE:R パンヘッド」
「SIDE:R フォーゲルグ」。それぞれタイプが異なる
「SIDE:R ブリッツシュラーク」。全て価格、発売日等は未定
グリムリーパーの「SIDE:GR エーデルシュタインII(ツヴァイ)」。一際大きい機体

 ともにボディとコクピットブロックを中心とした共通のコアモジュールを持つ機動兵器で、四肢は共通規格で、自由にカスタマイズが可能だという。展示ではそのカスタマイズ例も用意されていた。

各機体のパーツを組み替えてカスタマイズした例

 既存のIPを模型化することも多い業界の中で、全てを自由に作りたいという発想でこの企画を立ち上げたというNAOKI氏。各社を巻き込んで、それぞれが得意とする分野を立体化し、これまでにない模型ならではの世界観を構築していきたいと話していた。

「ティタノマキア」の全てを手がけるNAOKI氏。展示以外のラインナップにも期待がかかる
スタジオソータが手がける、エグゾスケルトンと同スケールのパートナードローン「クロックワーク・クリプテッド」。こちらはカプセルトイで展開予定
モデルカステンでは、ゲイルハウンドの頭部パーツを企画中
ガイアノーツは「ティタノマキア」公式塗料「NAZCA ティタノマキアカラー」を発売。コトブキヤとグッドスマイルカンパニーの両社の商品に対応