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装填ナックルからも音声が鳴りウルトラマンジードの変身プロセスを忠実に再現! 「ウルトラレプリカ ジードライザー」をぜひ会場で確認して欲しい!

【NARIKIRI WORLD 2023】

開催期間:10月20日~10月22日

開催場所:秋葉原UDX 2階 AKIBA_SQUARE

 「NARIKIRI WORLD 2023」での注目のアイテムが「ウルトラレプリカ ジードライザー」だ。ジードライザーは2017年の特撮番組「ウルトラマンジード」の主人公朝倉リクがウルトラマンジードに変身するためのアイテムである。

 商品は放映当時発売されたなりきり玩具「DXジードライザー」から外観造形を再設計し、劇中でリクが手にするプロップ(撮影用の小道具)に近づけ劇中そのままの質感に加え、音のタイミングや、変身音声などを劇中に近づけ、BGMの追加、さらには劇中さながらのアクションなど、特撮番組「ウルトラマンジード」そのものを追体験できるアイテムとなった。今回は会場で開発担当者の話を聞くことができた。「ウルトラレプリカ ジードライザー」の魅力に迫っていきたい。

【ウルトラレプリカ ジードライザー】

番組放映後だからこそ可能な劇中再現! ギミックにキャラクター音声、BGM収録など劇中世界に浸れる!

 ウルトラマンジードはウルトラ戦士の強大な敵である「ウルトラマンベリアル」の遺伝子を受け継ぐ異色のヒーローだ。彼はジードライザーにウルトラマンの力を納めた「ウルトラカプセル」をセット、複数のカプセルを融合させることでウルトラマンジードは多彩なフォームに変身することが可能だ。

 「ウルトラレプリカ ジードライザー」は、より劇中のジードライザーに近づけるため様々なブラッシュアップを行っている。電池を入れるためのネジ穴を塞いだり、権利表記や製造元の表示、作動スイッチなどを目立たなくし、色調も劇中そのままにしている。

劇中のジードライザーそのままの「ウルトラレプリカ ジードライザー」
塗装の質感、デザインなど劇中イメージを追求
「DXジードライザー」にあったネジ穴や、溝などがなくなっている
こちらが当時発売された「DXジードライザー」

 「NARIKIRI WORLD 2023」のオープニングセレモニーでは主人公朝倉リクを演じた濱田龍臣さんが登場、「ウルトラレプリカ ジードライザー」が劇中でのプロップそのままであることを興奮した口調で語った。濱田さんは熱烈なウルトラファン、特撮ファンとして知られているが、自分の変身したジードの変身アイテムが大人向け変身アイテムに生まれ変わったことを大いに喜んでおり、劇中そのままの変身ポーズを見せてくれた。

【「ウルトラレプリカ ジードライザー」で、濱田龍臣さんがウルトラマンジードに変身!】

 「DXジードライザー」は番組放映と同時に発売された玩具だ。子供達は新番組と同時に番組のヒーローが使うアイテムを手にし、玩具を手に持ってTVを見て、そのままヒーローの真似ができるのはとても楽しい体験だ。しかしそのスケジュールを実現するには、番組の企画時に商品化を進めなくてはいけない。このため企画時の商品仕様と、番組内での使われ方で"違い"が生じる場合がある。アクションが追加されたり、演出で企画時と違うばあいがある。

 ジードライザーの場合、変身アクションでのカプセルの挿入シーンで音声演出が入った。リクがカプセルをセットするとき「融合(You GO)、I GO!、Here We GO!」と叫ぶ台詞とウルトラマンが応える声などは「DXジードライザー」には収録されなかった。

 「ウルトラレプリカ ジードライザー」はカプセルをセットする「装填ナックル」にも音声ユニットを追加。音声ボタンを組み合わせ、劇中アクションをすると変身シークエンスを再現できる。また音の鳴り方、タイミングも番組に合わせて調整している。「ウルトラマンジード」の放映後だからこそ可能な、「完全再現」を目指しているとのことだ。

「装填ナックル」にも音声ユニットを追加。劇中の返信シークエンスや、通信などを再現
多彩なキャラクター音声を収録
カプセルも質感が向上している
「DXジードライザー」のカプセルは後ろにネジ穴があった。「ウルトラレプリカ ジードライザー」ではこのネジ穴はなくなり、劇中デザインそのままになる

 また、「ウルトラマンジード」ではジードライザーを朝倉リクだけではなく、ウルトラマンゼロに変身する伊賀栗レイト、そして怪獣のカプセルを使う謎の男伏井出ケイも使用する。彼らの音声を収録しているのに加え、変身シークエンスも再現。さらにリクの親友であるペガや、ウルトラマンゼロ、さらにはベリアルなど8人ものキャラクターの音声を収録している。音声も通信時は「装填ナックル」から鳴るなどこだわりを込めている。

 加えてジードの各形態や必殺技、カラータイマーの点滅などの各種音声、主題歌などのBGMも収録している。なれてくれば変身のアクションだけでなく、劇中の流れそのまま音声を鳴らし、ジードのアクションや活躍シーンまで音声で演出できるだろう。劇中の雰囲気にどっぷりと浸れるアイテムなのだ。大きなセールスポイントである中央のLEDも劇中の光り方を再現すべく調整を行っていくとのことだ。

 カプセルに関しても裏面のビス穴などはなくしている。ビス穴をなくしての設計はなりきり玩具のノウハウの進化のフィードバックを受けてのものであり、バンダイの玩具開発技術を感じて欲しいとのことだ。

 「会場では『ウルトラレプリカ ジードライザー』の試作品を見ることができます。塗装や質感、劇中のプロップそのままの外観をぜひ確認して欲しいです」と担当者は語った。

中央のLEDもより劇中に近づけるようにブラッシュアップする
カプセルホルダーも登場予定
会場ではジードの姿も見ることができる

 「DXジードライザー」はジードライザー本体だけでなく、カプセルも大きさは劇中そのままで、当時もかなり人気を得て好評だった商品だったという。「ウルトラレプリカ ジードライザー」はそこからさらに"劇中再現"を目指した上で、BGMや他のキャラクターの変身シークエンスの再現もパワーアップ、さらにBGMやウルトラマンのアクション、他のキャラクターのセリフ収録など盛りだくさんの内容となる。

 もちろん順番にセリフや音声を鳴らすだけでもいいのだが、自分なりのドラマを考え、どの音声やBGMをどう鳴らすか考えるのはとても楽しいだろう。会場でも音声を楽しむことができるが、商品は発売に向けさらに仕様を詰めていくとのことで、発売を心待ちにしたいところだ。