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フリージアエンタープライズの「アーミーペインター」と「ペイントテイマー」に注目!【#静岡ホビーショー】

【第62回静岡ホビーショー】

5月8日~12日 開催

会場:
ツインメッセ静岡
静岡県静岡市駿河区曲金3-1-10

 5月8日~12日の期間、静岡県のツインメッセ静岡で開催されている「第62回静岡ホビーショー」では、模型の他に工具も展示している。中にはあまり市場に出回らない、レアな工具が販売されていることも。

 今回はフリージアエンタープライズをピックアップ。同社は筆塗りに適した塗料「アーミーペインター」シリーズや筆「ペイントテイマー」シリーズを取り扱っている。静岡ホビーショーでは両ブランドの実演販売や、少数だが販売も行なっている。

 「アーミーペインター」は7月にリニューアルが予定されており、18ml入りボトルで216色をラインナップする。価格は1本600円で、アクリル性の塗料だ。内訳は通常カラー162色、ウォッシュカラー18色、メタリックカラー18色、エフェクトカラー18色となっている。

リニューアル後「アーミーペインター」シリーズのラインナップ

 リニューアル後の名称は「WARPAINTS fanatic」(ウォーペイント ファナティック)。従来品より塗料の粒子を細かく、密度を上げることで、薄く塗っただけでも発色がよいという。実際に緑色の上に銀色を塗ってもらったところ、1回の筆塗りで高い隠ぺい力を発揮していることを確認できた。

 有機溶剤を含まない水性アクリルカラーのため、塗装していても臭わない。1つの色、例えば緑色を塗るときに明暗の違う6色を使うことで、コントラストの効いた鮮やかな色味になるとしている。これをアーミーペインターでは「フレキシブル・トライアドシステム」と呼んでいる。これに加えて、「Tone」や「Shade」カラーを色に深みを加えたい場所に加えるとスミ入れやウォッシングとして使えたり、メタリックカラーの上に塗れば銀色などを別のメタリックカラーの見た目に変えられる。水性アクリルの塗料はいくつかあるが、この「ウォーペイント ファナティック」で筆塗りにデビューするのもよさそうだ。

 「ペイントテイマー」シリーズは正確にはフリージアエンタープライズのミニチュア用素材シリーズのこと。今回は筆を取り扱っており、水を使った試用が可能だった。

 筆は「ゴライアス」や「グラディウス」、「クレイモア」といったカッコいい名前が付けられており、それぞれ役目が異なる。筆者は以前から「スタンダードブラシ」、「ファインディティールブラシ」、「ハイディティールブラシ」を購入し愛用しているが、今回「グラディウス」、「クレイモア」の購入を決めた。どのブラシも人工毛を使用しているが、これがとても使いやすい。塗料を含みやすく、毛束が分厚いので凹凸の大きい造形に筆を当てても筆先が枝分かれせずまとまって塗れる。

「ペイントテイマー」ブラシの試用ブース

 「グラディウス」は小さい、「クレイモア」は大きいフィルバート(ナッツ)形状の筆で、毛束が分厚く塗りやすいのが特徴だという。試してみると水の含みもよく、塗料を溶くのが簡単そうな印象を持てる。そしてなんといっても三角形で赤いマーブル模様の持ち手が高級感を感じさせるのが魅力的だ。

 フリージアエンタープライズは様々なイベントに出展しているが、次回は全日本模型ホビーショーを予定しているという。オンラインショップでの販売も行なっているため、静岡に足を運べない人も手に入れられる。

筆者が訪れる前は、手元カメラを使用して塗装の実演を行なっていた