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オリックス、カプセルトイ専門店「ガチャガチャの森」を運営する「ルルアーク」へ出資

競争力の高い事業組織の構築を支援し、成長市場での事業拡大を後押しするため

4月24日 発表
ガチャガチャの森 梅田茶屋町店

 オリックスは4月24日、カプセルトイ専門店およびアミューズメント施設運営を手掛ける「株式会社ルルアーク」の全株式を取得したことを発表した。

 ルルアークは、1980年にカプセルトイ自販機事業へ進出し、2014年に業界に先駆けてカプセルトイ専門店の運営をはじめた会社。現在は「ガチャガチャの森」をはじめとするカプセルトイ専門店を全国で展開している。

 2024年度のカプセルトイ市場の規模は製造出荷元ベースで約1,410億円(出典:日本カプセルトイ協会「令和6年度(2024 年)カプセルトイ市場動向調査 結果報告」)と、前年度から2割増え、今後も高い成長が見込まれている。オリックスは「本出資により、店舗開発をはじめとした人材の採用強化や新規出店の拡大、売上データを活用した店舗運営や物流のさらなる効率化などを支援することで、同社の事業成長を後押しする。加えて、これまでの事業投資で培ったノウハウを生かし、強固なガバナンス体制と競争力の高い事業組織の構築を目指す」としている。

【ルルアークのカプセルトイ専門店について】

 カプセルトイ専門店は、人気アニメのキャラクターグッズや食品・動物・昆虫の再現フィギュアなど多様なカプセルトイを販売する店舗で、ショッピングモールをはじめとする商業施設および商店街等へ出店している。

 なかでも「ガチャガチャの森」は、ルルアークが持つ主要玩具メーカーとの強固なネットワークによる魅力的な商品構成と明るく入りやすい店内デザインで、子供から大人まで幅広い年代のユーザーから高い支持を得ている。

 また、店内のカプセルトイ自販機には販売個数を把握できるセンサーが搭載されており、追加商品を物流倉庫から各店舗へ365日即日で出荷することで、魅力的な商品を常時提供できる店舗運営体制を構築している。