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M4シャーマン一筋のアスカモデル、島村英二氏のBOXアートをアクリルブロックに【#静岡ホビーショー】

新製品は当然M4シャーマン「1/35 M4 コンポジットシャーマン 後期型 ”コニャック”」

【アクリルブロックシリーズ】
2025年発売予定
価格:8,800円(予定)

 米国の第二次世界大戦期を代表する名戦車「M4シャーマン」のバリエーションばかりをリリースすることで知られるスケールモデルメーカー アスカモデル。今年も静岡ホビーショーにブース出展を果たし、M4シャーマンの新たなバリエーションに加えて、スタジオユーワと協業して、新たにアクリルブロックを参考出展していたのでまとめてご紹介したい。

【アスカモデルブース】
「シャーマンをはじめよう。」でお馴染みのアスカモデル

 今回公開されたアクリルブロックは、タミヤデザイン部門の課長として、長年様々なタミヤ製品のBOXアートを手がけ、定年退職後はフリーに転じ、アスカモデルのBOXアートなどを手がける島村英二氏のBOXアートを使ったもの。第1弾として3種類がお披露目され、ブースでは受注も開始しており、一般公開日では即売も行なうという。価格は8,800円を予定。

 今回ピックアップされたのは、いずれも島村英二氏のチョイスによる3枚。M4A1(76)W シャーマン、M4A3E8 シャーマン イージーエイト、ドイツ軍用オートバイ ツュンダップ KS750 サイドカー。3種中2種がM4シャーマンなのは、さすがのアスカモデルといった感じだが、ドイツ軍用オートバイが選ばれているのは島村氏の好みが反映された結果だろうか。

 展示されていたアクリルブロックは、しっかりとした厚みがあり、手前と奥に二重にイラストを描き込むことにより、不思議な立体感と存在感をもたらしている。手で持ってみると、ずっしりと重く、インテリアとしても存在感があり、ペーパーウェイト的な活用も可能。ミリタリー系スケールモデルのBOXアートが好き過ぎて空箱ばかりが貯まっているというモデラーも少なくないと思われるが、そういうファンに向けた、飾ってよし、使って良しのアイテムだ。

【アクリルブロック】
M4A1(76)W シャーマン
M4A3E8 シャーマン イージーエイト
ドイツ軍用オートバイ ツュンダップ KS750 サイドカー
見ての通り、戦車が二重に描かれている
実際のBOXアート
こちらはサイドカーの原画

 本業のM4シャーマンについては、「1/35 M4コンボジットシャーマン 後期型“コニャック”」を出展。中級者向けブラックボックスシリーズの新製品で、マーキングを抑え、価格を下げており、デカールとエッチングが付属。パーツの選択場面も省いているため、どちらが良いか迷うことなく完成させることができる。価格は5,280円で、近日発売予定。

【1/35 M4コンボジットシャーマン 後期型“コニャック”】
今回はブラックボックス
M4シャーマンキットは制作難易度別に3段階で分類されている
サイドにコニャックの刻印が確認できる

 このほか、静岡のアスナロウモデルとコラボし、オプションパーツとして木製のKレーションを同梱した「1/24 アメリカン・バンタム偵察車BRC 限定版」(発売中、4,950円)や、アスカモデルのM4シャーマンを使ったジオラマの作例などを展示。一般公開日に参加予定の方は、ぜひ訪れてみては如何だろうか。

【1/24 アメリカン・バンタム偵察車BRC 限定版】
アスカモデルとしてはレアな偵察車
完成サンプル
見えない部分も1/24とは思えない精密な作り
アスナロウモデルとのコラボで実現したレーションボックス。木材とダンボール製
【M4シャーマン作例展示】
自然と一体化したM4A1シャーマン後期型